2012年1月29日(日) 晴れ
ここ(㈱旬援隊)から直線距離で約9kmにある『竜門ダム』を本日はご紹介します。
菊池川水系の迫間(はざま)川上流の日本で有数のダムです。
高さが約100mあります。
写真を撮ったときにその場にいらっしゃった地元の方にダムの高さを尋ねると
「ここん(ここの)高さかい?100mあるとばい!こらぁ(これは)日本一ちゅう(と言う)話ばい!!」と教えてくれました。
(正確には、堤高99.5m、堤頂長620m、総貯水量4250万m3です)
(写真は11月下旬に撮ったものなので、紅葉が写っていると思います)
重力式コンクリート・フィル複合ダムの高さ(堤高順)を比べてみると、日本で一番高いのが竜門ダムです。
菊池川の治水及び熊本県北部地域・福岡県南部地域への利水を目的とした特定多目的ダムで、平成14年に完成しました。
熊本国体の際には、ボート競技の会場になりました。
菊池温泉、菊池渓谷、阿蘇観光ルートの玄関口にもあることで、たくさんの観光客も訪れます。
2月には『竜門ダムワカサギ釣り大会』も開催されるとのことです。
昨日ご紹介しました、熊本県七城町砂田のレンゲ米農家の野中さんの田んぼもこのダムの下流にある迫間川と、
菊池渓谷に水源を持つ菊池川の間の肥沃な土地にあります。
もちろん、『竜門ダム』の水は、有明海に続く熊本や福岡の土地全体の治水や農業用水・工業用水として利用されているわけです。
今から建築予定の全国のダムに関しては、賛否両論さまざまです。
しっかり議論を重ねて、決定していただきたいものだと思いますが、この『竜門ダム』は、31年もの年月をかけ建設され、
大きな役割を果たしています。
昔、祖母に洪水(菊池川の氾濫)の話を聞いたことを思い出しました。
水の怖さ、水のやさしさ、そして何より生きるために必要な“水”と言うものを、しっかりと考えてみようと思いました。
そしてその“水”こそが、安全・安心な旬の食物を育てます。
その命の食物(旬な食材)を皆さんにお届けすべく、今日もがんばって準備していきます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀