人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

FLCパートナーズストア

flcps.exblog.jp

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1

FLC日記 2013年2月11日(月) 晴れ
「手をかけてあげればかけてあげるほど、元気なスイカの苗が育って、美味しいスイカができるんですよ!」
熊本県山鹿市鹿央町の「岡山農園」さんのスイカのハウスに伺いました。
「岡山農園」さんでは、熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』を育てています。
熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_16303654.jpg
昨年、「FLCパートナーズストア」で販売しました『黒小玉(ひとりじめbonbon)』です。
このようにスイカのシマシマもわからないほどの黒い表皮ですが、きれいな赤い果実ができるのが特徴です。
糖度は、12度以上でスイカの糖度では最高級になります。
中央の一番の一番美味しいところに、今すぐかぶりつきたいですよね・・・。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_1642065.jpg この時期、2月の上旬は、つる引き作業が行われていました。
苗床で育てた苗を、ハウスにて移植後、3本に仕立て自由に伸びたつるを手前に引く大切な作業です。
「苗床で、まだ双葉だったスイカの苗がもうこんなに大きくなったんですよね・・・」苗床から取材してきた私の口から、思わずこぼれた言葉です。
「岡山農園」さんの岡山祐大さんは、つる引き作業を黙々と続けています。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_1655734.jpg時は少々さかのぼり、11月下旬のことです。スイカの苗は芽吹いたばかりのまだ双葉状態で、けっしてスイカとは思えないほどでした。
その日は、かんぴょうにスイカの苗を接木するとのことで取材にうかがいました。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_17524268.jpgこれが、かんぴょうにスイカを接木した状態です。
根を張る力が強いかんぴょうの根っこを利用して、スイカを元気に育てるのですね!

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_17544140.jpg「岡山農園」さんの岡山和功さんとお母さんが、手際よく接木作業をしています。
1本1本の苗をこうして接木するのです。気の遠くなるような手作業が繰り返されます。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_17581066.jpgその作業工程を見せていただきました。
まずは、スイカの苗をかみそりでこのように斜めに切ります。
斜めに切ることで、かんぴょうに接ぎやすくするのです。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_1814094.jpg次に、あらかじめポットごとに植えていたかんぴょうの先に、竹串で穴を空けるのです。
慎重かつ丁寧な手作業が続きます。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_1835747.jpgそこに、先ほど斜めに切っておいたスイカの苗を差し込むのです。
かんぴょうもスイカも折れないようにしなければいけませんので、とても気を使う作業ですね。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_1853493.jpg最後に、接木した部分をクリップで留めて、接木作業は完了です。
これを、何千株とするのです。
でもこうした、準備作業があってこそ、あの美味しいスイカができるのですね。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_1894864.jpg私も接木作業をお手伝い?させていただきました。
全く初めての経験で、お母さんに一つ一つ教えていただきながらやってみました。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_18114646.jpg微妙な加減がとても難しく、いくつかやっているうちに少しは慣れましたが、おそらくお母さんがその作業をするのよりも、3倍以上の時間を要したのではないでしょうか?
いやはや、大変な手作業です。私が接木したスイカも、元気に育ってくれることを願うばかりです。
でも、スイカはこうして作られているのだということを知りましたので、とってもいい体験になりました。ありがとうございました。

熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_18191088.jpgそうして接木されたスイカの苗たちは、しばらくこの苗床で育ちます。
寒さ対策のため、電気カーペットの上に置かれ、「岡山農園」さんの徹底した温度調整の下、元気に育っていくのです。「朝、夕毎日見に来て、温度の管理と、日光・水の調節をしてあげます。こうして集中して育てることで、その分手もかけてあげれるし、スイカに対する愛着もぐっとわきますよね!」岡山祐大さんがお話いただきました。
熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』苗床での接木~つる引き作業 その1_a0254656_183882.jpg
「手をかけてあげればかけてあげるほど、元気なスイカの苗が育って、美味しいスイカができるんですよ!」
今日のブログの冒頭のコメントは、「岡山農園」のお母さんの言葉です。
あふれるほどの愛情を持って大切に育てられた熊本スイカ『黒小玉(ひとりじめbonbon)』を、今年も「FLCパートナーズストア」で、ネット独占販売いたします。
これからも、その成長の様子を取材し、ブログでご紹介していきます。
明日は、ハウスに移ったスイカの苗たちの成長の様子と、芽カギやつる引きなどの今の作業の様子をご紹介します。
お楽しみに!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

ホームページはこちら

『FLC日記』は「にほんブログ村」のランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!
にほんブログ村 料理ブログ スーパー・青果店へ

# by flcps | 2013-02-11 18:40 | 熊本スイカ | Trackback | Comments(0)

アスパラの匠 10年以上も同じ畑で育てています!

2013年2月10日(日) 晴れ
「もう、10年以上も同じ畑でアスパラば育てよるばい!よく、5年くらいでは連作障害の出るけんアスパラば育てるには畑ば変えにゃんって言うけど、そぎゃんことは全くなか!!しっかり手ばかけて育てるなら、もう10年もこぎゃんして毎年よか~っアスパラの育つとたい!!」

アスパラの匠 10年以上も同じ畑で育てています!_a0254656_15151943.jpgこれは、昨年9月に「古川果樹園」さんのアスパラガスの畑に伺ったときの写真です。
朝5時から収穫をしていたので、私が伺った時には、まだ少し小さく明日収穫予定のアスパラが残っていました。その大きさがちょっと伝わりにくいと思いますが、それにしても立派なアスパラガスです。

アスパラの匠 10年以上も同じ畑で育てています!_a0254656_15193748.jpgそのときに撮影した写真をもう一枚!これがアスパラ畑(ハウス)の様子です。
この竹のような植物がアスパラガスです。私たちが食するアスパラガスは、この根本からいわばたけのこのように伸びてきていたものなのですね・・・。

アスパラの匠 10年以上も同じ畑で育てています!_a0254656_15272339.jpgそしてこれが、アスパラ畑の今の様子です。
「笠さん!これがアスパラたい!!今はこうしてね眠っとるとたいね!」
そう説明をしていただいたのは、アスパラの匠古川孝人さんです。古川さんは、驚きの18~20度も糖度がある『太秋柿』や『高級かぼす(種なし)』を育てる、匠の農家さんです。
古川さんは、太秋柿、高級たねなしかぼすを熊本県山鹿市鹿北町岩野柏ノ木、アスパラガスやお米は熊本県和水(なごみ)町三加和で育てています。

アスパラの匠 10年以上も同じ畑で育てています!_a0254656_15324336.jpgこの日は、アスパラガスに潅水:かんすい(農作物に水を注ぐこと)をするとのことで、取材にうかがいました。
岩野川の支流から汲み上げた新鮮な水を、畑のアスパラガスに与えています。春が近づき、アスパラガスたちが眠りからさめ、活動を始めるための大切な潅水作業です。

アスパラの匠 10年以上も同じ畑で育てています!_a0254656_1541290.jpg「古川さん!それにしても草の1本も生えとらんばってん、どぎゃんしたとですか?除草剤ですか?」私がたずねると、
「大切なアスパラに除草剤なんか使うもんかい!!!全部手作業で草ば取っていったとたい!!」とのお返事!

アスパラの匠 10年以上も同じ畑で育てています!_a0254656_15492944.jpgまたまた昨年の写真です。アスパラは花が咲きこのような赤い実をつけます。
「笠さんも昨年見て知っとるように、アスパラの苗で林のごつなっとたでしょ?あれば全部根元から切って片付けて、かちゃん(奥様)と二人で、茎も葉も、アスパラの赤い実も、それに草は1本1本抜いて、全部きれいにしたとたい!ここまでせんと、良かアスパラはできんとたいね!ここまでするけん、10年も同じとこでアスパラば育てることのできるとたい!!」とのことでした。

アスパラの匠 10年以上も同じ畑で育てています!_a0254656_167230.jpgこれが今のアスパラの様子です。地下でゆっくりと眠っています。
アスパラが安心して眠れるように、雑草はもちろんのこと、病気や害虫の可能性のある、昨年の茎・葉っぱ・あの赤い実は全て手作業で取り除くとのことでした。そして、最後に火炎放射器で上層部を焼き、全ての病気を予防するのです。

アスパラの匠 10年以上も同じ畑で育てています!_a0254656_16202269.jpg「普通はそこまでせんよ!というより、ここまで徹底して手をかけきらんと思うよ。ばってんね、人がせんことをして、こうして手をかけてやりよるけん、あのアスパラのできるとたい!自分でいろんな研究をして、良いアスパラを育てると、「見せて欲しいと!教えて欲しい」って、県内外からもバスに乗って研修に来たこともあったよ。ばってん、おそらくここまで手をかけては、誰もできよらんとじゃなかろうかね・・・。」

アスパラの匠 10年以上も同じ畑で育てています!_a0254656_16263650.jpgこれは昨年の9月、朝採りのアスパラを出荷用にカットし束ね新鮮さを保つため冷蔵庫に一時保管されていたアスパラガスです。
「今年は、シーズンも終わりに近いし、笠さん!来年(2013年)の春には、今年のに負けんアスパラば作るけん、その時に販売ばお願いしようかね!!」
古川孝人さんは、そのときの約束を果たすため、今年も徹底した手作業と管理、匠の技を持って最高のアスパラを育てます。
「FLCパートナーズストア」では、古川さんの手塩にかけたアスパラをネット独占販売いたします。
今後もその成長の様子、匠の技を取材していきます。
あのアスパラをご案内できることを私自身がとっても楽しみです!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

ホームページはこちら

『FLC日記』は「にほんブログ村」のランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!
にほんブログ村 料理ブログ スーパー・青果店へ

# by flcps | 2013-02-10 16:41 | 旬の食材 | Trackback | Comments(0)

熊本ぶどう 社方園 ぶどうの果樹の目を覚ます!

FLC日記 2013年2月9日(土) くもり
「剪定ばした枝から、樹液の出よったとば見たろ?あれが目覚めた証拠たいね!!温度と水ば管理して、ぶどうの果樹たちば起こしてやらにゃんとたい。そうするとあぎゃんして樹液の出て来るとたい。もうだいぶ目覚めたごたるね・・・。」
熊本ぶどう 社方園 ぶどうの果樹の目を覚ます!_a0254656_18262477.jpg
熊本県山鹿市久原の匠のぶどう農家「社方園(しゃかたえん)」さんのブドウ畑(ハウス)に取材にうかがいました。
昨日に続き、ブドウ栽培の匠の技をご紹介します。

熊本ぶどう 社方園 ぶどうの果樹の目を覚ます!_a0254656_175331.jpgまるで宝石のような見事なぶどうです!
大きさ形、色合い全てにおいて最高レベル!至高のぶどうですね!!
「FLCパートナーズストア」では、今年も「社方園」さんの最高級ぶどうを販売予定です。
「社方園」さんでは、毎年7月7日に販売をスタートします。寒い間ゆっくりと眠っていたぶどうたちを起こし、今年もぶどうつくりのスタートです。

熊本ぶどう 社方園 ぶどうの果樹の目を覚ます!_a0254656_1973310.jpg昨日のブログでもご紹介しましたように、1月10日ごろ、外側のビニールを張り2月の上旬に内側のビニールを張って、ハウスを2重にします。
その作業をしている方は、「社方園」の園主、社方武路(しゃかたたけみち)さんです。
1つ1つ確実に、丁寧に、その上手際よく作業を進めています。
この真冬にもかかわらず、ハウスの中は、このように半そでで仕事ができるほど暖かいのです。

熊本ぶどう 社方園 ぶどうの果樹の目を覚ます!_a0254656_1841560.jpg剪定を終えたぶどうの果樹は、あえてハウスのビニールを全てはずし、寒さにあて一度眠らせなければなりません。
年が明けると外のビニール、2月になり内のビニールを張り、目覚めの準備をするのです。匠の温度管理のスタートです。

熊本ぶどう 社方園 ぶどうの果樹の目を覚ます!_a0254656_18122611.jpgぶどうの果樹の目覚めには、温度と水が必要です。
これは、ハウス内に張り巡らされているスプリンクラーです。このスプリンクラーを使って潅水(農作物に水を注ぐこと)をして、剪定した枝から樹液が滴り落ちていたのですね。

熊本ぶどう 社方園 ぶどうの果樹の目を覚ます!_a0254656_18162011.jpg2重張りのハウスと潅水と同時に、この大きな暖房機でハウスの中の温度を調整していきます。
青いビニールの部分から温風が出て、そのビニールを適所に分配しハウスの中の温度調整をします。そうすることで、出荷日の調整が可能ですが、燃料費はかなりのものです。

熊本ぶどう 社方園 ぶどうの果樹の目を覚ます!_a0254656_18273019.jpgそんなことをたずねてみると、「社方園」園主の社方武路さんのお父様、ぶどうを作り続けて35年の“匠”社方義武さんが答えていただきました。
「いっぱい失敗もしたけんその分努力も重ねてきたとたいね。ぶどうに愛情と手をかけることはもちろん、こうして設備投資もして、本当に美味か、誰にも負けんぶどうば作り上げてきたとたい!燃料費?そらぁ、たいぎゃ(とても)かかるよ!ばってん、そぎゃんしたって、美味か~ぶどうば作って、そして食べてもらいたかたいね・・・。」

熊本ぶどう 社方園 ぶどうの果樹の目を覚ます!_a0254656_18344769.jpgぶどうの匠社方義武さんは、とっても気さくな方です。いつも私がうかがうと奥様とこのような素敵な笑顔で迎えてくれます。
しかし、ぶどう作りの話をする時は、まさに匠の表情です。
あの優しい眼差しが一転、キラリと光り、とっても詳しく、そしてとっても熱くお話をしていただきます。
ぶどうにかける愛情・情熱・こだわりを持った“匠”です。
熊本ぶどう 社方園 ぶどうの果樹の目を覚ます!_a0254656_18511985.jpg
昨年7月の収穫を迎えたぶどうです。
これは、白ぶどうの「ハニービーナス」です。皮ごと食べられるんですよ!

匠による、徹底した温度調整と管理、そして潅水によって、目覚めたぶどうたちは、剪定した切り口から樹液の滴りが止まると、一気に芽吹いてきます!
芽吹いてからは、忙しい日々が続きます。
収穫の時期が待ち遠しいのですが、そこまでには、匠による様々な作業、様々な技が必要です。
今年も、7月7日の販売スタートに向け、これから5ヶ月間1日も休まないぶどう作りがスタートです。
今後も、「社方園」さんの匠のぶどう作りの取材を続け、随時このブログでご紹介していきます。

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

ホームページはこちら

『FLC日記』は「にほんブログ村」のランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!
にほんブログ村 料理ブログ スーパー・青果店へ

# by flcps | 2013-02-09 19:15 | 熊本 ぶどう | Trackback | Comments(1)

熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習

FLC日記 2013年2月8日(金) 雪のちくもり

熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_1850333.jpg「寒か時期は、しっかり眠っとらすとたいね。そして、ハウスば張って温度ば上げて、水ばあげるとこの子達(ぶどうの果樹)たちは、一気に目の覚めらすもん!!そぎゃんして起こしてあげにゃんとたいな!今年は、とても寒かったけん、こぎゃん年は良か~ぁぶどうの出来るばい!俺も楽しみたい!」
ぶどうの匠、社方義武さんが、熱くお話いただきました。

熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_1824216.jpg熊本県山鹿市久原の「社方園(しゃかたえん)」さんのまるで宝石箱のようなぶどうです。
「社方園」さんは、ぶどう作りの“匠”です。
「FLCパートナーズストア」では、昨年7月~9月にかけ、「社方園」さんの高級種なしぶどうを販売させていただき、大好評頂きました。
1粒1粒の大きさもさることながら、その美味さ!その輝き!
口にほおばると、ぶどうの甘味が口の中で爆発する!と言う表現がぴったりの、まさに最高級のぶどうなんです。

本日は、年明け最初の作業のハウス張りについてご紹介いたします。
熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_18211154.jpg
これは、「社方園」さんの現在のブドウ畑(ハウス)です。
H型と呼ばれる樹形に作り上げ、まるで1本につながっているかのように、まっすぐに奥まで枝が伸びているように見えます。

熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_183518.jpgここまで作り上げるのに、6年もの月日を要しています。
私から見れば、6年でこんなにきれいに、見事にできるのかと、まさに匠の技に感動さえおぼえました。

熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_18365545.jpgH型の樹形にするには、1本のぶどうの果樹を、まず両サイド2本の枝に分けます。
それぞれをさらに2本に分け、それらがつながり1本の枝のように見えていたのです。
このように果樹同士、手をつなぐかのようにしていたのです。計画的な等間隔で植えられた果樹が、握手を求めるかのように両方から同じように育つには、想像もつかないほどの徹底管理と、深い愛情をかけた手間ひま(作業)を要したはずです。
この握手のシーンだけ見ても、「社方園」さんが、まさにぶどうの匠であることがうかがえますね!

熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_1943235.jpg「笠さん!見えますか?外側のビニールは、1月10日頃に張りました。そして今日は、内側のビニールを張っています。2重にビニールを張り、暖房を焚き、水を与えてぶどうの果樹たちを目覚めさせるんですよ。」
「社方園」さんの園主の社方武路(しゃかたたけみち)さんが、お話いただきました。

熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_19102324.jpgこの広いハウスにビニールを張り、それを等間隔で留めていく作業の真っ最中でした。
ハウスの中はとても暖かく、この時期なのに半そでTシャツでの作業です。

熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_19142451.jpg同じ作業をしている、見知らぬ若い2人がいます。「社方さん!あの2人は・・・?」とたずねると、
「熊本農業高校の生徒さんが、農業実習に来てるんですよ!毎年この時期にその年の2年生が来て、手伝ってくれてます!」とのこと。
この2人ももちろん半そでになり、一生懸命作業をしています。
熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_19183611.jpg
作業を止め、ちょっとお話をうかがいました。
高江くんと、稲尾くん。
2人ともちょっとはずかしそうにしながらも、さわやかに答えてくれした。

熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_19263494.jpg「昨日から「社方園」さんに来て、お手伝いをさせていただいています。宿泊もさせていただいて、1週間お世話になります。」
次の作業用の止め具を前掛けから準備しながら、方や、顔から流れ出る汗を拭きながらと、2人が一生懸命がんばっていたことがうかがえます。
社方さんも、「もちろんまだ2日目ばってん、本当によくがんばってくれてますよ!すっごく助かっています。」と、合格点のお言葉です。
私は少しの時間しか接することはありませんでしたが、2人ともとっても好感の持てる好青年でした。
高江くん、稲尾くん、2人のこの1週間のがんばりで、7月の、あの輝くぶどうたちの収穫となります。しっかりとがんばってください!

熊本ぶどう 社方園 ハウス張りと熊本農業高校からの農業実習_a0254656_19423342.jpg昨年、「社方園」さんのぶどうで、ダントツの人気だった『熊本産高級種なしぶどう3色詰め合わせ』です。
ちょっと触れるとはじけるのではないかと思うくらいみずみずしく、新鮮で輝いていますよね!
黒ぶどうの「ブラックオリンピア」と「ピオーネ」
赤ぶどうの「蔵王おとめ」
白ぶどうの「ハニービーナス」
いずれも甲乙つけがたいぶどう達です。
この味を知っている私は、この写真を見るだけで、もうよだれが出そうです(笑)。

「社方園」さんでは、毎年7月7日に直売所での販売をスタートします。
その販売に向け、「社方園」さんは、惜しみない手間ひまをかけ、計画的にぶどうを栽培しています。

今後も、「社方園」さんの、様々な作業、匠の技を取材しご紹介していきます。明日は、ぶどうの目覚めについてご紹介します。

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

ホームページはこちら

『FLC日記』は「にほんブログ村」のランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!
にほんブログ村 料理ブログ スーパー・青果店へ

# by flcps | 2013-02-08 20:06 | 熊本 ぶどう | Trackback | Comments(0)

チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです

FLC日記 2013年2月7日(木) くもり
有機肥料(緑肥)を栽培し、土作りからこだわって育ててきた、「岡山農園」さんの『熊本産有機栽培チンゲン菜』も今期の出荷が残すところあと2週となりました。
チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_190377.jpg
見事なチンゲン菜です!
美しくて、大きくて、ギュッと詰まった葉っぱは食べ応え十分です。
無農薬・無加温にこだわり、そのリスクと戦いながら、大切に大切に育てられました。

チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_1926664.jpgこれは、チンゲン菜が育った同じハウスの秋の写真です。
この雑草のように見えるのは、「緑肥」といって元気な土を育てるための肥料となる植物です。

チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_19281541.jpg土作りのためだけに植えられたこの「緑肥」は、種を蒔き収穫することなく成長後は、そのまま土に鋤き(すき)込みます。
土と植物を一緒にして、後から植える植物の有機肥料となるのです。
無農薬・無加温で『チンゲン菜』を育てるためには、「緑肥」を使った元気な土が必要不可欠です。

チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_19381937.jpg本格的な冬が始まるころ、「岡山農園」さんの苗床では、チンゲン菜の苗が成長していました。
6週に渡り出荷するために、計画的に種をまき、順番に発芽させ、温度・水の管理を徹底して行います。

チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_1940556.jpg11月の終わりから12月にかけて、苗床で育った『チンゲン菜』の苗を、元気な土のハウスに定植します。
1本1本定植するその作業は、大変な手間ひまです。

チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_19464810.jpg定植時期をずらして、列ごとに植えてあるので、成長の度合いは様々です。
この真ん中の列は一番最後に定植します。ハウスの端側は、温度の変化が出やすいので最も寒い最後の時期の定植を真ん中にしたのです。

チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_1959131.jpg元気な土を作り、『チンゲン菜』の本来の力を信じ、安全で安心な美味しい『チンゲン菜』を育てるには、たくさんのリスクを生じます。
1株1株丁寧な手作業で定植した苗を、誰かがいたずらをしたかのように真っ二つにする害虫がいるのです。冬の始まりのこの時期だからこそ農薬を使用使用せずとも定植できていますが、まだその害虫は潜んでいました。

チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_2024216.jpgこちらは、無加温のリスクです。
『チンゲン菜』も個体差があるので、同じように育てていても、寒さに耐え切れず成長が止まり枯れてしまう株も出てきます。
安心・安全の『チンゲン菜』は、無農薬での害虫のリスク、無加温での寒さのリスクを勝ち抜いたものだけとなるのです。
チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_2065165.jpg
有機肥料で育った、様々なリスクから勝ち残って、自らが持つ本来の力で育った、安心・安全な『チンゲン菜』です。
元気に育ち、いよいよ収穫の時期を迎えました。

チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_20211444.jpg収穫はもちろん手作業で、1つ1つ丁寧に行われます。
その際、周りの葉っぱは、ビックリするくらいこれでもか!これでもか!とばかりに削ぎ落として、本当に美味しいところだけを商品にするこだわりぶりりです。

チンゲン菜 無農薬・無加温チンゲン菜残りわずかです_a0254656_2024430.jpg「岡山農園」さんが、安心・安全にこだわり徹底した管理と手作業で育て上げた『熊本産有機栽培チンゲン菜』は、今期の発送も残りわずかとなりました。
「岡山農園」さんの岡山祐大さんが、その日の朝に収穫した『チンゲン菜』をお送りいたします。

「FLCパートナーズストア」でネット独占販売中です。
朝採り新鮮をそのままに発送するため、勝手ながら完全予約販売とさせていただいております。

有機肥料の元気な土で、
本来も土からを信じ無加温栽培で、
一切の農薬を使わず、安全・安心にこだわって
大切に大切に育て上げられた『熊本産有機栽培チンゲン菜』は今期残りわずかです。
ご注文は、下記ホームページよりお急ぎください。

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

ホームページはこちら

『FLC日記』は「にほんブログ村」のランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!
にほんブログ村 料理ブログ スーパー・青果店へ

# by flcps | 2013-02-07 20:39 | 旬の食材 | Trackback | Comments(0)