FLC日記 2013年1月8日(火) くもり
「収穫量を伸ばすこともですが、やはり良い南高梅を育てたいですよね!そのための手間ひまを惜しまずやっています。」
その思いと、匠の技で育て上げられたのが、この『山あいの南高梅(完熟)』です。(2012年6月26日撮影)
この大きさ、色合い、はじけんばかりの新鮮さ・・・。
いずれも、超1級品です!!
こちらは、完熟梅よりも2週間ほど前に収穫した『山あいの南高梅(青梅)』です。
1粒1粒の大きさ、美しさにはじめて見たときは、感動さえおぼえたほどです!!
熊本県山鹿市鹿北町の「小春(こはる)農園」さんの梅林(梅園)です。
右側に見える道を曲がった先にも、「小春農園」さんの梅林は続いています。
見事に冬の剪定が終わり、盃状形に整えられた梅の木が並んでいます。
昨日に続き、南高梅の冬の剪定の様子をご紹介いたします。
「小春農園」の小原将輝さんに実践していただきながら、お話をうかがいました。
まずは、枝の上部から伸びた枝を切り落とします。
これは、梅は枝先に花をつけるので、段々上の方に実が成るようになります。上に向かって伸びる枝の実は高くて採ることができなくなるためと、枝の上から出た枝は、勢いが良すぎて枝がよく茂り、実がならなかったり実が付き過ぎたりします。また、日当たりや風通しが悪くなり、害虫が発生しやすくなるからです。
枝の先端部分の選定は全体を盃状形にするために、重要なポイントがあります。
最先端部分を選定した枝には、通常3本から4本の新しい枝が出てきます。その中から必要な1本を残し剪定します。
この枝は上向きに伸びているので、横(下)に伸ばしたいと考え、決断よく剪定していきます。
梅の木を盃状形にするとは、盃(さかずき)のような形にすることです。そのために、枝の伸び方を見て判断するのですね。
最終的には、このように下から伸びている枝を残し、残りの3本は切り落としました。
今年はこの枝を横(下)に伸ばしていきます。この枝を主枝と言いますが、その先端部分は木の勢いを保つためにとても重要なカ所です。ここへ根っこからの養分や水分は向かうわけです。例えるなら、先端部分に元気なポンプがあると、養分や水分をたくさん送り込むことができると言うことですかね・・・。
残した枝のさらに先端を切る時にも、匠の技(ポイント)があるのです。
この枝は横(下)に伸ばしたいので、下に向いて出てるつぼみの上部を切るのです。
切った後は、こんな感じです。
下向きのつぼみを残して切り落としたことがお解かりいただけますか?
逆に、上に伸ばしたい場合は、このように切ります。
上向きのつぼみを残して切り落とすのです。
全体像を見据えた大胆な決断力と、細かい判断による剪定によって、「小春農園」さんの梅園は見事な盃形状に仕上げられていきました。
毎年行われるこの惜しまぬ手間ひまが、6月には最高の『山あいの南高梅』を育てるのです。
「小春農園」の小原将輝さんは最後にこうう話いただきました。
「今日のような剪定や草刈りなどは、大変な手間ひまです!でも、そこが最も重要です!!梅の木1本1本の様子を見ながら、思いを込めて剪定しないとやはり良い南高梅はできませんよね!昨年から、笠さんところでお世話になって、たくさんのご購入者の方々から、直接、本当に嬉しい感想をいただくことができています。だから、それに負けない、今年も絶対により良い梅を育てますよ!」
「小春農園」さんが育てる、南高梅やみかん、デコポンなどの果樹は、その年1年だけ良くてもダメなのです!
毎年いい果実を実らせるようには、惜しみない手間ひまをかけて、育ててあげていくのです。
「小春農園」さんでは、有機肥料にこだわり、減農薬で栽培しています。
その分かなり手間ひまがかかりますが、安全で安心、良い食材を育てるために、多くの時間と労力を費やしています。
「小春農園」さんでは、お父様の「小原正宏(おばるまさひろ)」さんの、豊富な経験と技、息子さんの「小原将輝(おばるまさき)」さんの専門知識により、さまざまな食材を育てている匠の農家さんです。
この『山あいの南高梅』に加え、『原木しいたけ』、『幻の白い「長生たけのこ」』、『完熟イチジク』、『ザ・みかん』、『柑橘王「肥後ポン(デコポン)」』・・・。
こだわりの有機・減農薬栽培で、いずれも“本物”と呼べる食材ばかりです。
「FLCパートナーズストア」にもたくさんのこだわり食材をご提供いただいています。ぜひ下記ホームページでチェックしてみてください!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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