2012年10月2日(火) 晴れ
スーパーで売られている『ニンジン』・・・。
3本で100円ってとこでしょうか?
きれいなまっすぐな『ニンジン』ですよね!
野菜ジュース用のニンジンと聞くと、その余剰分や出来が悪いものを想像されますよね!
でも、実は違うんですよ!!!

熊本県菊池市水源で、こだわりの『菊池水源里山ニンジン』を作っている「後藤武臣」さんの取材日記です。
みてくださいこの広いにんじん畑!奥には竹山が広がる里山です。
後藤武臣さんは、私のブログでもたびたびご紹介させていただいている、『菊池水源棚田米』を生産している匠の農家さんです。

それは、8月30日のこと。「笠さん!ニンジンの種まきばするけん、見に来るね?」お電話をいただき伺ったところ、すでに種まきの準備は整っていました。
「もう、ぴしゃっと(きちんと)整地しといたけん、昨日の雨ば待って今日種まきばするとたい!」
後藤さんはもう汗びっしょり!準備を整えて私をお誘いいただいたのです。

種まきは専用の農機具を使い、このように1列1列歩きながら播いていきます。
「今は、この農機具のあるけん、手のいらんでほんによか!」と元気な声が響いています。

「下の畑ば見てみなっせ!10日位前に植えたけんもう芽の出とるばい!」
そこには1列にきれいに並んだなんともかわいい『ニンジン』の芽がお行儀良く並んでいました。

奥様にお話をうかがうことが出来ました。
「笠さん!ニンジンの芽のわかるね?双葉があって、そこからかわいかニンジンの葉っぱのでとるでしょうが!」
良く見ると本当にその通り!双葉の先に私も知っているあのニンジンの葉っぱが見えるんです!

「今はね、あの機械で種ば播くけん、昔のように間引きせんでもよかたいね!こぶしくらいの間隔できれいに植わっとるけんね!」
以前は、1列にニンジンの種をまき、たくさん発芽するニンジンの芽を等間隔になるように間引きしていたとのことです。

「それは何をしてるのですか?」私の問いに、「何しよるか解らんど?これはね、草の生えんごつこうやってニンジンとニンジンの間ば歩いていくとたい!」
「ここで育てるニンジンはね、基本「ジュース用」のニンジンたいね!そうすると基準のたいぎゃ(とても)厳しかとたい!農薬も化学肥料も一切使われんけん、手のかかってしょうがなかとたい!」
詳しいお話を聞いてビックリしました。

これは5月に取材に伺った際の後藤さんの作業風景です。
畑に生い茂る草もろとも耕運して、その草を肥料として畑に巻き込んでいます。その際、農薬も化学肥料も一切使わずに、この草と堆肥でニンジンが育つ大切な畑を作ることを聞いていました。

後藤さんのニンジンはジュース用に栽培しています。そうなると、出荷の際に厳しい検査があり、残留農薬はもちろんのことその成分までも全てにおいてチェックされるとのことです。
「とても厳しかとよ!!!だけん、農薬も化学肥料も一切なし!除草剤なんてもってのほかたい!!」と奥様はお話いただきました。
目からうろこの驚きの真実でした!
私は、ジュース用のニンジンはてっきり生鮮食品用のニンジンの形が不ぞろいのものや、余剰分だとばかり思っていました。
しかし、ジュース用だからこそ、それだけ厳しい基準に合った新鮮で安全で美味しいニンジンでないといけないのだそうです。

「とにかくな、俺が作ったニンジンば食べてみなっせ!絶対に美味かし、何より安全だけん!!」
後藤さんが取材のたびに言われる言葉です。
後藤さんの『菊池水源里山ニンジン』の収穫は冬です。おそらく11月位からは出荷するとのことでした。
「FLCパートナーズストア」では、後藤さんが精魂込めて育てる無農薬・無化学肥料の、安全、安心の『菊池水源里山ニンジン』をネットお独占販売いたします。
「ジュース用のニンジンは形は関係なかけん、そん中から形のそろった綺麗かつば出そうかね!なんさまいっぺん(一度)食うてみなっせ!」後藤さんは自信を持ってお話いただきました。
私は後藤さんが育てた『菊池水源里山ニンジン』を昨年の冬にいただき食べてみました。
爽やかな甘味と食感がたまりません!
しかも完全無農薬の安心して食べれるニンジンです。
1週間やそこらじゃ新鮮さも味も全く変わらない見事なニンジンです。
今後も、後藤さんの『菊池水源里山ニンジン』の成長の様子を取材しながら、「FLCパートナーズストア」で販売に向け準備していきます。
ご期待下さい!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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