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菊池水源棚田米 苗床作り その2

FLC日記 2014年5月12日(月) 雨
本日は、『菊池水源棚田のれんげ米』生産農家の後藤武臣さんの“苗床”作りの様子を、昨日に続きご紹介いたします。
菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_1644865.jpg
熊本県菊池市、菊池水源にある、後藤さんの棚田に伺いました。
後藤さんと奥様とで、苗床作りの作業中です。

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_16563830.jpgここは、水の源(みなもと)菊池水源にある棚田です。
1枚たりとも四角い田んぼはありません。
棚田特有の曲がりくねった田んぼです。
後藤さんの棚田(田んぼ)は、中央にある堆肥センターの左手、この棚田の一番南に位置しています。
菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_1716451.jpg
先ほどの景色が、秋の実りの時期には、こうして黄金色に輝くのです!!

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_17232579.jpg後藤さんの棚田も、稲穂が風になびききれいですよね!
後藤さんは、平地の田んぼより、5倍とも10倍とも言われるほど手のかかるこの棚田で、『菊池水源棚田のれんげ米』を育てています。

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_17275310.jpg後藤さんが、手のかかる棚田にこだわりお米を育てるのは、ここにお米作りの命ともいえる「清らかな水」があるからです。
1級河川の菊池川の水の源のこの菊池水源地区では、清らかで豊富な水が美味しいお米を育てるのです。
黄金色の稲穂と、秋の澄みきった青空!
遠くには、阿蘇五岳の1つ“鞍岳”のその雄大な姿を見ることができます。
今年も私が大好きなこの景色が見れるように、本日は大事な「苗床作り」の様子をご紹介します。

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_17375055.jpg“苗床”とは、お米の種(籾)を蒔いたトレーを、田植えまでの間の時期、栽培する場所のことです。
同じように発芽させ、同じように育てるため、後藤さんはとても丁寧にそのトレーを並べています。
「ピシャッとしとかんと、いざ田植え!ってなった時に、苗にばらつきが出るとたい!!真っ直ぐ並べることも大事だけど、いかに水平にするかが重要たいね!!」

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_17493377.jpg後藤さんはこうお話しいただきました。
「ここは、なんさま水の良かでしょうが!!だけんあとは俺がどれだけ手ばかけてあげるかと、どれだけ良か土ば作るかたいね!だけん今年から“れんげ”の種ば蒔いて、れんげば緑肥にしたとたい!」

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_1753764.jpg後藤さんの棚田は、ここでは唯一、4月下旬頃まではれんげのお花畑のようでした。
このれんげは、花が咲き終わる頃、花も葉も茎も根も全て田んぼに鋤き込んで、有機肥料にするのです。
「笠さん!一番下の田んぼは、もうれんげば刈っとるけん、見てきてなっせ!」と後藤さんに言っていただき見に行きました。

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_17583930.jpgほぼ花が咲き終えたれんげを、きれいに刈ってありました。
後藤さんの田んぼは今は5枚ですが、もともと19枚あった小さな田んぼ(棚田)を区画整理で5枚にしました。
苗床としている真ん中の田んぼ以外は、これかられんげを刈り、田んぼの土に全て鋤き込みます。

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_1854931.jpgそうこうしていると、苗床にトレーを並べる作業がすっかり終わっていました。
「最後に手直しばしとかにゃんとたい!こればピシャッとしとかんと同じごつ苗の育たんけんね!良し!ならば、水ば入れようかね!」

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_1810099.jpg後藤さんが、農業用用水路の吸水口を開けると、冷たくてとても清らかな水がジャブジャブと出てきました。
菊池水源から流れ出る、最初の水です!
この清らかな水こそが、『菊池水源棚田米』を育てる“命の水”です。
後藤さんも、そして私も、惚れ込んでいる「菊池水源」の水です。

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_18194319.jpg並び終えたトレーに、シートをかけたら苗床の完成です。
このシートは、保温効果と野鳥から大切な籾(お米の種)を守るためにかけられます。
その様子をカエルたちも興味津々に見ていました!

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_18224133.jpg「今年も苗床ができたね!」
「きれいな水をまた入れてくれたからホント気持ちが良いよね!」
「きっと美味しいお米が育つね!」
そんな会話が聞こえてきそうです!(笑)

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_18271337.jpg白いシートは、2重にかけられ、その周りに田んぼの土をのせて、めくりあがらないようにします。
これからしばらくは、水の管理を徹底的に行いながら、稲となる苗は、発芽から田植えまでの成長をこの“苗床”で過ごすのです。

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_1831565.jpg「お疲れ様でした!今年の苗床はいかがですか?」と尋ねると、
「バッチリ!!」と言いながらこの笑顔とこのポーズ!
「ピースサインは指が違いますよ!」と言うと、
「これは“Vサイン”たい!」と茶目っ気たっぷりにお答えいただきました!(笑)

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_18373448.jpg「ハハハッ!肥後もっこすの、このお父さんが、笑顔とあんなポーズまで見せるなんて、ホント笠さんにだけよ!」
横で見ていた奥様も、思わずこの笑顔です!

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_18424283.jpg発芽し成長すると、稲の苗はこの白いシートをグッと持ち上げてきます。
そこまで育てば白いシートを外して、太陽の光をたくさん浴びながら、田植えをする6月上旬を迎えるのです。
もちろん、その“田植え”の様子も取材し、このブログでご紹介いたします。

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_18471822.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も後藤さんが育てる『菊池水源棚田米』を、ネット独占販売いたします。
今年は、れんげを緑肥に使った『菊池水源棚田のれんげ米』として販売いたします。

菊池水源棚田米 苗床作り その2_a0254656_18505552.jpg清らかな水と、作り上げた元気な土、さらには惜しまぬ手間ひまとたくさんの愛情で育てられた、安心・安全な『菊池水源棚田のれんげ米』は、数量限定の完全予約販売です!!
平成26年度の新米の受付は、このブログや「FLCパートナーズストア」のホームページでご案内いたします。
これからも、毎日更新するブログ「FLC日記」やホームページをお見逃しなく!
今回は、後藤さんの“Vサイン”も見れた、とても楽しい取材ができました。

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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# by flcps | 2014-05-12 19:00 | 菊池水源棚田米 | Trackback | Comments(0)

菊池水源棚田米 苗床作り その1

FLC日記 2014年5月11日(日) 晴れ
「ここは水の源(みなもと)、菊池水源だけんなぁ!水は最初に来るとだけん、苗床作りも早かとたい。今年もいよいよ米作りのスターとたいね!!」
本日は、菊池水源棚田米生産農家の後藤武臣さんの、平成26年度の『菊池水源棚田米』の苗床を作りの取材日記です。
菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_1781167.jpg
ご覧のように、どの田んぼも曲がりくねった田んぼですよね!
後藤さんと奥様の車が、その田んぼを縫うようにして走る道路を進んでいます。
後藤さんの棚田(田んぼ)は、最も南の斜面にあります。

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_17131627.jpg4月下旬の写真です。
私が立っているところも含め、5枚の田んぼがありますが、これらはもともと、19枚あった小さな田んぼ(棚田)を区画整理で5枚にしました。
平地の田んぼに比べ、棚田ではお米の収量は、はるかに少ないうえに、5倍とも10倍ともいわれるほど手がかかります。

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_17314182.jpg後藤さんは、平成26年度の棚田米を、『棚田のれんげ米』として育てています。
4月に満開となったこのれんげは、全て有機肥料とするために育てられたものです。

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_17363651.jpgここは、5枚の田んぼの中の真ん中の田んぼです。
本日の舞台となる田んぼで、すっかり苗床の準備が整っていました。
「後藤さん!苗床は毎年この真ん中の田んぼにするんですか?」と尋ねると、

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_1739895.jpg「そうそう!棚田は段々になっとるとだけん、真ん中にしとかんとやっぱおおごつたいね(大変なんだよ)!」と後藤さん。
苗床とは、お米の種(籾)を蒔いたトレーを、田植えまでの間の時期栽培する場所のことです。

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_1747197.jpg平らに土を盛り、その上にトレーを並べて置き、発芽から田植えをするときまでの成長を、集中して管理していくのです。
イノシシ対策や野鳥から守るためのネットも用意されていました。

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_17522512.jpgこれは、朝一番で後藤さん宅に伺った時に写した写真です。
トレーには、下土を入れ、種を蒔き、上土をのせるという、3重構造で種まきがしてあります。
種まきを終えたトレーが、すでにトラックにきれいに乗せてありました。

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_1824073.jpg「よし!いっちょ、始めるかね!!」と言う後藤さんを見ると、なんと“パンツ姿”になっていました。
「後藤さん!パンツですか?これ、写真を撮って、ブログに載せたいんですけど・・・」と言うと、
「なぁ~ん!そぎゃんたいっちょんかまわん(ぜんぜんかまわない)!いつも俺は、苗床の時はこのスタイルたい!いつもどうりだけん、これで良かとたい!」と後藤さん。
それにしても、74歳とは思えない、たくましい身体ですよね!!

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_1810614.jpg「後藤さんはああ言ってますけど良いんですかね?」と奥様に尋ねると、
「本人がかまわんて言いよるとだけん!良かよ!いっぱい撮りなっせ!!」とこの笑顔でお答えいただきました。
奥様のお許しも得たことですし(笑)、このまま取材を続けることにしました。

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_18123459.jpg「なら、ほう!そけ分けっととからすっぞ!(それなら、ほら!そこに分けているのから始めよう!)」
後藤さんの言葉をそのまま文章にすると、どうしても日本語訳が必要なようです!(笑)

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_18161098.jpg「分けているの?と言うことは、もち米ですか?」と尋ねると、
「いや、そうじゃなかとたい。『“苗床”用の土に使ってみてくれ!』って言うて、持ってきたとたい。だけん、今日のは全部うるち米(普通のお米)ばってん、その分けとるとだけは、土の違うとたいね!」

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_18245176.jpg「いっぺんに全部変えてしもうて、もし、上手く育たんだったら取り返しのつかんどがい?だけん、今年は実験的に使っててみようと思ってなぁ!農業は毎年同じようにしよるごつ思うかもしれんばってん、農業機材の道具もそう!品種もそう!どんどん新しくなるとたい!だけん、農業ば続ける以上はずっと勉強と、新しいものへの挑戦でもあるとたいね。」

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_18322958.jpg「実際、この田んぼも今年から“れんげ”ば植えて、菊池水源『棚田のれんげ米』として育てることにしたとたい。ここは、菊池水源でなんさま水は良かでしょうが!!だけん、あとは土作りと、俺がどれだけ手間ひまばかけきるかだけん、れんげば肥料にして取り入れようと思ったとたい!」

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_18443490.jpgここは、菊池水源の棚田です。
1級河川の「菊池川」の最上流の水が流れ込む、水の源の地です。
お米作りの“命”ともいえる、清らかな水が豊富にあるのです。

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_18483532.jpg農業用用水路も整備されていて、年間通して清らかな水が流れています。
後藤さんは、この水に惚れ込み、普通の田んぼの5倍も、10倍も手のかかるこの棚田で、水にこだわり『菊池水源棚田米』を生産しています。

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_18554578.jpg「笠さん!一番下の田んぼは、もうれんげばきれいに刈っとるけん、それも写真とっときなっせ!」後藤さんにそう言っていただき、下の田んぼの写真を撮りに行くことにしました。
少々長くなりましたので、その様子と、苗床作業の続きは、また後日このブログでご紹介いたします。

菊池水源棚田米 苗床作り その1_a0254656_1858475.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も後藤さんの『菊池水源棚田米』、いえ、今年からは『菊池水源棚田のれんげ米』をネット独占販売いたします。
一般流通の無い、大変貴重なお米を、数量限定の完全予約制での販売です。
これからも、苗の育つ様子や田植え、稲の成長の過程や、後藤さんの惜しまぬ手間ひまなど、取材しご紹介していきます。
お楽しみに!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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# by flcps | 2014-05-11 19:06 | 菊池水源棚田米 | Trackback | Comments(0)

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2

FLC日記 2014年5月10日(土) 晴れ
「大きさ、色、形、もちろん美味しさ!このどれが欠けても、樹上完熟アップルマンゴー『煌(きらめき)』にはならんとたいね!もちろん、ここで収穫するほんの1割程度しかできんとだけど、それを目指してこうして一つ一つ、究極の選択で摘果していかにゃんたい!数じゃなかとたい!!とにかく美味かマンゴーば、育てたかとたい!!」
完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_1652567.jpg
マンゴーの匠、「上野マンゴー園」園主の上野幸伸さんが、そう話しながら、匠の目で判断し、マンゴーを摘果していました。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_1703131.jpg熊本県合志市にある「上野マンゴー園」さんのマンゴーの栽培ハウスに伺いました。
「上野マンゴー園」さんでは、このような連棟建ての大きな大きなハウスが2か所あり、収穫の時期をずらしてマンゴーを栽培しています。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17396.jpgハウスの中は、まるで熱帯雨林のジャングルのようです。
マンゴーは、手をかけないと、3階建てのビル位までの大きさに成長します。
熊本で最初にマンゴー栽培を始めて上野さんは、19年の経験を活かし、惜しまぬ手間ひまでマンゴーを栽培しているのです。
それにしてもとにかく広い!
もちろんこの入り口付近からは、奥の方なんて全く見えません。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_176532.jpgマンゴーの花が咲く前に、「上野マンゴー園」さんでは、花芽の1本1本をこうしてひもで吊るします。
それは、想像を絶する手間暇のかかる手作業です。
決して妥協を許さない、匠だからこそ、あの最高級のマンゴーができるのです。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17105215.jpgこちらは、昨年「FLCパートナーズストア」でネット独占販売した、「上野マンゴー園」さんの樹上完熟アップルマンゴー『煌(きらめき)』(2玉入りタイプ)です。
「上野マンゴー園」さんのマンゴーは、糖度がなんと18度以上!!
宮崎県で育ったあのマンゴーでさえ、糖度の基準が15度となっているので、18度は驚異的な数値です!

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17221991.jpgマンゴーの匠、上野幸伸さんです。
私は、上野さんのことを敬意を表し、「仕事人」と呼んでいます。
「上野さん!昨年購入頂いたお客様が、まだ販売スタートもしていないのに、『すっごく美味しいかったから!』って、もう予約を頂きましたよ!!」と言うと、

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17245468.jpg「わぁ~!それは嬉しかねぇ!!マンゴーはね、甘かばかりじゃいかんと思うとたい!以前、糖度の24度のあるようなマンゴーば作ったこともあるとたいね!ばってん、“甘かぁ~”と“美味かぁ~”は違うとたい!糖度と食味、コク、香りなどなどのベストバランスで、“美味かぁ~”になるとたい!食べてもらって、すぐにでも『また食べたい!』って思ってもらえるマンゴーが俺の理想だけん、昨年の購入者にそう言ってもらえるとは、ホント嬉しかねぇ~!!」と上野さん。
今年も、上野さんが追い求めるマンゴーを育てるべく、究極の選択の“摘果”作業が行われています。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17341467.jpg「今年は、ホントよく止まっとるとたい(着果しとるとたい)。でも、1つの花芽で収穫までできるマンゴーは、1個あれば良か方だけん、今撮りよる写真の中から、ホント1つできれば良かよね!」

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17365436.jpgマンゴーは、このように小さな花をたくさん咲かせます。
私の手と比べても解るように、その花の塊はとても大きなものです。
その重みで枝が折れることもあるので、上野さんは1本1本をひもで吊るすのです。
でも、この大きな花の塊から、収穫できるマンゴーは、良くて1つだけなんです。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17395830.jpgアップにしてみると、小さな花の集合体だということがよくわかりますよね!
この一つ一つが、マンゴーになる可能性はありますが、美味しくてきれいなマンゴーに育つかは別なんです。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17415089.jpg「あそこに3つ残してるでしょ?でも最終的には1つできれば良いねぇ~!今のところ、どれも『煌(きらめき)』になる可能性はあるけん残しとるけど、いずれは最低でも2つは摘果せにゃんたいね。」

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17454619.jpg「上野さん!これなんかいい感じに成長してると思ったんですが、摘果しなきゃいけなかったんですか?」と尋ねると、
「それはね!おそらくそのまま実らせたら、大きくて美味しいマンゴーにはなるよ!ばってん、形の良かマンゴーにはならんとたい!だけん、摘果したとたい。」

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_1748734.jpg「ほら!そこなんか、1つも残しとらんでしょ?ピシャッと花芽ばひもで吊るしとるばってん、良かマンゴーのできんと思ったけん、全部摘果したとたい!」
なんと言うこだわりでしょう!!!
「俺は、マンゴーば育てよるとじゃなくて、あくまで、大きくて、形も色も良く、その上美味しかマンゴーば育てよるとたい!」
上野さんは、やはり“仕事人”でした。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17524199.jpg上野さんが究極の選択を繰り返し、残されたマンゴーには、このようなフックがかけられます。
その後、大きく色づいてくると、ネットをかけられ、樹上で完熟しネットに落ちたマンゴーだけを収穫し、選別して出荷するのです。
その様子は、これからも現地取材をしてご紹介していきます。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その2_a0254656_17591130.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も「上野マンゴー園」さんの樹上完熟マンゴー『煌(きらめき)』をネット独占販売いたします。
収穫したマンゴーから厳選された、わずか1割ほどの極選マンゴーです。
また、今年は、多くの方にマンゴーの匠上野さんが育てたマンゴーの味を知って頂きたいと、お買い得なファミリータイプの販売も計画中です。
いずれも、6月下旬からの販売予定です。
数量限定の完全予約制です!
まもなく、「FLCパートナーズストア」のホームページで、先行予約の受付をスタートします。
これからも、このブログやホームページをお見逃しなく!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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# by flcps | 2014-05-10 18:03 | マンゴー(アップルマンゴー) | Trackback | Comments(0)

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1

FLC日記 2014年5月9日(金) 晴れ
「今年は、しっかり止まっとる(着果してる)けん、この中から美味かぁ~1玉を育て上げるために、究極の選択で摘果作業ばせにゃんとたい!」
「上野マンゴー園」園主の上野幸伸さんが、そうお話しいただきました。
完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_18275960.jpg
熊本県合志市にある「上野マンゴー園」さんは、匠のマンゴー農家さんです。糖度18度になる、完熟マンゴーを育てています。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_18303486.jpgこれは、昨年「FLCパートナーズストア」で、ネット独占販売した「上野マンゴー園」さんの、樹上完熟アップルマンゴー『煌(きらめき)』です。
収穫したマンゴーの中から、わずか1割程度の選び抜かれた逸品です。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_18331280.jpgこれは、3月から4月にかけて咲く、マンゴーの花です。
『煌(きらめき)』と言う名称は、3つの煌きから来ています。
このように、マンゴーの小さな花はとても煌いていていること・・・

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_18374875.jpg収穫するマンゴーは、樹上で完熟し、あらかじめ用意されたネットの中に落ちます。
2つ目の『煌(きらめき)』の由来は、栽培ハウスの遠くからでも、はっきりとわかるほどのキラキラした煌きを放っていること・・・

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_18413058.jpgそして、最後にこの果肉です!!
写真からも甘い香りが漂ってきそうでしょ?
あざやかな美しい色合いの煌き・・・。
この3つの煌きから命名された名前なんです。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_1845325.jpg今年も、6月下旬からの出荷に向け、「上野マンゴー園」さんでは、樹上完熟アップルマンゴー『煌(きらめき)』と育て上げるべく、究極の選択“摘果作業”が行われていました。
では、マンゴーの花の開花から、摘花作業に至るまで、順追って紹介しましょう!!

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_1851966.jpgマンゴーは、小さな花をこのようにたくさん咲かせます。
この写真を見て、上野さんは、
「この2本から、1つのマンゴーが育てば良か方かな・・・」とお話しいただきました。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_18545314.jpg「上野マンゴー園」さんでは、花が咲く前に、花芽の枝を1本1本すべてひもで吊り下げます。
元気な花をたくさん咲かせるので、その重みで枝が折れる可能性がるからです。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_18591390.jpg受粉(交配)は、ミツバチたちが行います。
写真中央付近にミツバチが写っていますよ!
毎年、契約養蜂農家さんからミツバチを借りて、ハウス内を自由に飛び回らせているのです。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_1961817.jpgマンゴーの匠、上野幸伸さんです。
4月には、着果している枝を残し、花の咲いた枝を切り落としていきます。
「質の高いマンゴーを育てたいとたい!だけん、着果しとっても、よくないと思ったら全部落としていくばい!!」

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_19144048.jpg「とにかく、元気な花ばたくさん咲かせんといかんとたいね!それからスタートせんとその後の花の剪定も、摘果もできんでしょ?冬の間、有機肥料ば与えて、温度と水の管理をしてきたけん、ここまでできとるとたいね!」

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_19172832.jpg小刻みな心地よいハサミの音と共に、マンゴーの匠による究極の選択が繰り返され、この枝には、3つのマンゴーの赤ちゃんが残されました。
その中の1つが最後まで実れば良い方なのです。
それほど、こだわりをもって、至高のマンゴーを育てています。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_1926351.jpg「熊本で初めて俺がマンゴーば育て始めたとたい!かれこれ20年になるよ。でも、この中から『煌(きらめき)』に育つ可能性のあるものを残す作業は、簡単にはできんばい!毎年繰り返してきた、長年の経験があってのことたいね!!」

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_19334681.jpg一番奥は見えないほどの広い広いマンゴー園(ハウス)を、上野さんは端から順番にくまなく剪定していくのです。
奥様の秀子さんと二人三脚!
愛情をたっぷり注ぎ込んで、惜しまぬ手間ひまで育て上げるのです。
完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_19371673.jpg
「FLCパートナーズストア」では、今年も「上野マンゴー園」さんの樹上完熟マンゴーをネット独占販売いたします。

完熟アップルマンゴー 開花から摘果作業まで!匠は究極の選択を繰り返しています その1_a0254656_19385891.jpg今年は、「上野マンゴー園」さんにご協力いただき、お手頃価格の「ファミリータイプ」の樹上完熟マンゴーも販売準備中です。
販売は、6月下旬から8月中旬(予定)です。
先行予約をまもなくスタートいたします。
明日は、この続き“摘果作業”についてご紹介いたします。
お見逃しなく!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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# by flcps | 2014-05-09 19:44 | マンゴー(アップルマンゴー) | Trackback | Comments(0)

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!

FLC日記 2014年5月8日(木) 晴れ
「『山あいの南高梅』の、青梅の出荷は6月上旬から、完熟梅は6月中旬からってとこですね!4月上旬に追肥の有機肥料を与えて、収穫前にもう一度、5月中旬にも少しだけですが追肥(有機肥料)をします。楽しみにしていてください!今年も順調に成長中ですよ!!」
「小春農園」専務の小原将輝さんが、お話しいただきました。
山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_17354159.jpg
今年も、「小春農園」さんが、自然派農業で育てた『山あいの南高梅』が順調に成長中です。

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_17493050.jpgここは、熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんの梅園です。
「小春農園さん」では、澄んだ空気と、陽のあたる斜面を利用し、自然派農業で「山あいの南高梅(青梅・完熟)」を育てています。
匠が育てる、“本物”と呼べる絶品です!

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_17511117.jpg梅園の中に特別に入れて頂きました。
「小春農園」さんでは、“草生栽培”と言って、梅園の中の下草の雑草をあえて生やしながら梅を育てています。
この雑草は、時期をみてすべて草刈り機で刈り、そのまま有機肥料にするのです。

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_1754669.jpg「先日春草を全て刈ってしまったんですが、もうこんなにも草が生えていますね!収穫前にはまたきれいに刈り取りますが、やはり土を大切に育ててきたので、草の生え方も他よりはすごいですね!(笑)」と、将輝さんがお話しいただきました。

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_175710100.jpg「そういえば、将輝さん!さっき上から写真を撮っていた時、1本だけ小さな梅の果樹があったようですが、最近植えたんですか?」と尋ねると、
「よく見てますね(笑)!ほら、あの場所に台風で幹が折れた果樹があったでしょ?だいぶ頑張ったんですが、かなり弱ってしまって、思い切って伐採して、あの子を植えなおしたんですよ!」

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_1812329.jpg「そのことをブログで書いても良いですか?」と尋ねると、
「もちろんOKですよ!これも農業の現実で、そうやって次世代を育てながらいかないといけないんです。こんな形の“盃状形”と呼ばれる樹形にこれから育てていきます。」

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_184268.jpg「ちょうど盃(さかずき)のようなこんな形ですね!梅に限らず、多くの果樹で樹形として採用されている形ですね!」と将輝くさん。
「小春農園」さんの『山あいの南高梅』の果樹は、どれも見事な「盃状形(はいじょうけい)」に仕上げてあります。
盃(さかずき)のような形に樹形を整え、まんべんなく日が当たるようにするのです。

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_18154949.jpg「将輝さん!今年も『山あいの南高梅』は順調ですか?お客様からは、『販売はいつになりますか?今の様子を早くブログで紹介して下さい!』などの声をたくさんいただいているんですよ!」と言うと、
「順調そのものです!まだまだ大きくなりますが、ほら、もうこんなに大きくなっていますよ!」

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_1820137.jpgこれは、昨年6月3日の収穫直前の様子です!
どうですか?
この大きさ!!この美しさ!!
「小春農園」さんの『山あいの南高梅』は、その大きさと美しさで、全国に多くの熱烈なファンを持つ商品なんです!!

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_18403414.jpg「昨年の客様でですね!配達完了後すぐにお電話いただいたんですよ!『これは何ね!』なんて言われるから、商品に問題がったかと思ってビックリすると、『ホームページの写真で見るよりずいぶん立派なのが届いたよ!ありがとう!!』って、お礼の電話だったんですよ!」と言うと、
「それは嬉しいですね!」と将輝さん。
「ですから、『ありがとうございます!』とお礼を言って、『もっと私の写真の腕を磨きます!』と言ったんですよ!!」
そんな話をしながら、将輝さんと二人で大笑いしながら取材をしました。

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_18463054.jpg話を戻し、
「笠さん!見て下さい!!あの辺りは『南高梅』特有の青梅でも赤く色づき始めていますね!ちょうど葉がないところで育つと、太陽の光をたくさん浴びて、完熟ではなく青梅でも色づくのが『南高梅』の特徴なんです。」

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_1851298.jpg確かに、某大手梅酒メーカーさんの「梅酒」のCMにも、こんな写真が使われていますよね!
色付いた梅ばかりをまとめるのは難しいので、「FLCパートナーズストア」では、まんべんなくどのお客様にも色付いた梅を入れて発送しています。

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_18595111.jpg上の段の梅園も見せて頂きました。
こちらも、とてもよく日が当たる斜面を利用して育てられています。
中央に見える建物は、「小春農園」さんの柑橘王こと『デコポン』を栽培する木造ハウスです。

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_193883.jpg「上の段と下の段の梅園は、どちらかを青梅用、一方を完熟梅用と分けてるんですか?」と尋ねると、
「それはないですね!果樹1本1本によって、実り方のスピードも違うし、1本の果樹でも、果実によって異なります。“収穫サイン”を見極めて1つ1つ収穫するんですよ!」と将輝さん。

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_1991681.jpg「なるほど!“収穫サイン”は、例のあれ!ですね!!」と言うと、
「そうです!!例のあれ!です」と将輝さん。
これは、収穫直前の写真です。この写真が大きなヒントですが、「例のあれ!」は、今年の収穫の時に、またあらためてご紹介いたします。

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_19144342.jpg「今日取材をして、安心しました!今度お客様から『今の様子を知りたい!』と連絡が来たら、自信をもって「順調です!!」とお答えしますね!」と言うと、
「はい!!自信をもって「順調です!」とお答えください!!」とこの笑顔でお話しいただきました。

山あいの南高梅 6月上旬の青梅出荷に向け、順調に成長中!!_a0254656_19192838.jpg「小春農園」さんでは、除草剤を一切使わず下草は全て刈り払い機(草刈機)で刈り取り、そのまま肥料としています。さらに、こだわりの有機肥料とミネラル散布、減農薬栽培の自然派農業で、『山あいの南高梅(青梅・完熟)』を育てています。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの『山あいの南高梅(青梅・完熟梅)』をネット独占販売いたします。
青梅は6月上旬、完熟梅は6月中旬の発送予定です。
今後も、『山あいの南高梅(青梅・完熟)』の成長の様子や匠の技、収穫までを取材し、このブログでご紹介していきます。
もちろん、「例のあれ!」も、きちんとお伝えいたします!!(笑)
お楽しみに!!

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# by flcps | 2014-05-08 19:23 | 山あいの南高梅 | Trackback | Comments(0)