FLC日記 2025年6月16日(月) くもり一時豪雨
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(令和7年度)も、ぶどうの匠「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』をネット独占販売いたします。


毎年、7月7日にその年の初出荷をします。
秋の味覚の代名詞「ぶどう」を、夏が始まったばかりの7月7日より出荷開始です!
黒、白、赤の3色のぶどうを初出荷より取り揃えています。

ぶどうの匠「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』は、ネット独占販売する弊社の大人気商品で、今年もすでにたくさんのご予約を頂戴しています。

今年も順調に成長しています。
熊本県山鹿市にある栽培ハウスの現在の様子です。
大人気の赤ぶどう『クイーンニーナ』もこんなにも色付いていました。

「社方園」さんでは、ボイラーを焚き加温するハウス(写真)、加温しないハウス、そして屋根のためのハウスなどで、収穫時期をずらしながら、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』を栽培しています。

生産者の「社方園」園主の社方武路さんです。
こちらの写真は以前(6月中旬)に取材した敵粒作業の様子です。
今回の取材では来客中とのことで、現在共に「社方園」で働いている長男の社方一路くんにその様子を見せてもらいました。

「こういうのは絶対に敵粒するんです。」と一路くん
「こういうのとは具体的にどんなの?」と尋ねると、
「これからぶどうの果実はまだ肥大します。収穫前の祭儀の作業の袋かけをするのですが、キズがある粒は絶対にダメなんです。」

「ちょっとわかりづらいかもしれませんが、このキズがあるのを残しておくと、袋の中でそこから出る水分が原因で他の果実も傷んでくる恐れがあるんですよね。」
そう言うと、一路くんは手際よく1粒のぶどうを敵粒しました。

「今のはちょっと小さいので敵粒したのではなく、キズがあったからしたわけ?」と尋ねると、
「そうです!その通りです。もちろん袋かけをする前にもチェックしますが、今日私はこのハウスでその作業をしています。」と一路くん。

一路くんは大学を出て昨年よりこうして働いています。
このような大事な作業もしっかり任せられるようになっていて、これから「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』が美味しくなること間違いなしでますます楽しみです。

本日のブログでは「社方園」さんの熊本県産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』の、“種なし”について以前の取材をもとに迫りたいと思います。

「この時期の「ジベレリン処理」は、種なしぶどうにするためのものたいね。うちのぶどうは全部種なしぶどうだけん、的確な時期に的確な処理をして、きちんと種ば抜くようにしよるとたい。」
社方武路さんのお父さんでぶどうの匠「社方園」初代園主の社方義武さんが、そう言いながら「ジベレリン処理」を施しています。

ぶどうの花が咲き終わる頃、ぶどうの房ごと、ジベレリンを溶かした液体につける作業を“ジベレリン処理”と言います。
ジベレリンとは、植物に内生する“植物ホルモン”の1種です。
社方さんが素手でその作業をしていることでもわかるように、安全なものです。
その処理を施すと「社方園」さんでは、目印としてその房の枝にクリップをつけます。

着果して間もないこの時期に、ジベレリン処理をすると、ぶどうの果実に種ができません。
ジベレリンは、その他に、植物の成長促進作用のほか、種子や芽の休眠打破、熟期促進などの作用があります。
現在までに、人体への危険性は確認されていません。

多くの農作物栽培にも利用されていて、実用面では、本日ご紹介した種なしブドウの生産、トマトの果実肥大・熟成促進、野菜・花弁の発芽・開花・成育促進などに広く使用されています。

ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』の栽培の様子を、もう何年も年間を通して現地取材してきました。

「このハウスはちょうど花の咲く前後のころたいね。それぞれの成長の様子をピシャっと見極めて、ベストなタイミングでジベレリン処理ばせんといかんとたい。」

「こぎゃん感じの、花が咲き終わった頃の房にジベレリン処理バスるとたいね。早すぎてもいかんし、遅すぎてもいかんとたい。その為に、処理が終わったらクリップば付けて、目印にするわけたい。」

「これは、まだ完全に蕾で、花の咲いとらんけん、まだせんわけたいね。花の咲き終わった頃、またこのハウスば廻ってジベレリン処理をするばってんね。」
「では、何度もこのハウスをその処理をしながら廻るのですか?」と尋ねると、

「ハハハッ!そうたい!!だけん、やおいかん(すごく大変)とばい。これは花の咲き始めたばっかりだけん、2日後くらいにせにゃんね!とにかく、そのタイミングが大事だけん、毎日見て回りながら処理ば続けていくとたい。」

「ばってん、毎日来るとはジベレリン処理のためだけじゃなかとたいね。芯ば止めたり、芽カギばしたり、それぞれの枝に応じた細かな作業ばしていくとたい。うちでは基本、1本の枝に1房のぶどうしか実らせんけん、その枝が1房に集中できるように整えてやらんといかんけんね。」と義武さん。

こちらは今年の収穫前の最後の作業の袋かけをを終えたぶどうたちですす。
ご覧の通り、1本の結果枝にたった1房のぶどうを実らせています。

「こぎゃんして、脇芽の芯ば止めてやるとたい。そうすると、その脇芽が成長することにエネルギーを使うことなく、その枝のたった1房実らせるぶどうにこの脇芽もそこで作った栄養を費やすようになるとたい。なんさま(とにかく)、しっかり手ばかけんなら、絶対に良かぶどうはでけんとたい。」
義武さんはその取材の際にそう話してくれました。

こちらは昨日の様子です。
「毎年見てきた笠さんとしては今年のぶどうはどう見るね?」と義武さん。
「今年も何も、いまだかつて悪かった年は一度たりともありませんよね。ただ、今年はさらに1粒1粒の充実が素晴らしいと感じてます。」と言うと、

「そうだろ?自分でいうともあればってん、今年はほんなこてよかばい。こぎゃんして、ずっとぶどうと向き合ってきたたいね!1房のぶどうば作り上げるとに、最低でも5回は手をかける作業ばせにゃんとたい。」

「それらば全てベストのタイミングで様々な処理ばしてあげることこそ大事たいね。パーフェクトにしてあげて初めて、本当に“美味かぁ~”って思ってもらえるぶどうになると思うとたいね!!」
義武さんは自信の笑顔でそう話しました。

そうして育て上げられた「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』は、まさに“本物”と呼べる逸品です。
実に美しいぶどうでしょ?
まるで宝石箱のようですよね!!
口に入れると芳醇な香りと共に、甘くて濃い味の果汁の波が押し寄せてくる!そんな最高級のぶどうです。

「社方園」さんでは、毎年決まって7月7日に初出荷を行います。
夏が始まったばかりの7月7日に秋の味覚のぶどうですよ!
しかもその時には、黒、赤、白の3色のぶどうをきちんとそろえて出荷するのです。
「FLCパートナーズストア」では、「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』を、今年もネット独占販売いたします。

現在、最も成長が早いハウスは黒ぶどうにはこうしてしっかりと色が付き、それを確認して袋かけ作業が施されていました。
今年は7月7日(月)を初回出荷日と予定しています。
これからも、成長の様子や惜しまぬ手間ひま、匠の技など、現地取材にてご紹介していきます。
今年の『山鹿のぶどう』にも、ぜひご期待ください!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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