FLC日記 2024年1月25日(土) 晴れ
熊本県山鹿市にある匠の農家さん「社方園」さんのぶどう畑に、冬の剪定作業の様子を今年も現地取材に行ってきました。
ぶどう栽培における大切な大切な剪定作業をこうして毎年現地取材しています。

「社方園」園主の社方武路さんが、剪定作業を行っています。
ハサミを入れるたびに、“パチン”ととても良い音が響いています。

毎年、聞いていますが、今年も乾いたいい音がしています。
「社方園」さんは、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』を作る、匠の農家さんです!

ここは熊本県山鹿市にある「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』の栽培場の1つです。
ここで屋根のようにハウスにビニールをはり、無加温で栽培する最も収穫が遅い圃場です。

「社方園」さんでは、収穫時期をずらすため、3通りの栽培ハウスでぶどうを栽培しています。
剪定作業も大詰めで、この圃場でも剪定し落とした枝がたくさんありました。

熊本の旬の食材を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年も「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』をネット独占販売いたします。
まるで宝石をちりばめたかのような美しさと、何よりその美味しさで、弊社の大人気の看板商品です。

「社方園」さんでは、なんと夏が始まる7月7日に毎年決まって初出荷を迎えるのです。
数ヵ所の連棟建ての栽培ハウスやトンネル式のハウスなどで、収穫のタイミングをずらしながら育て、7月7日から9月下旬までの長期にわたり、最高級のぶどうを出荷します。

夏が始まったばかりの7月7日には、こうして黒ぶどう、赤ぶどう、白ブドウの3色のぶどうをきちんとそろえて出荷するのです。
日本中にはたくさんのぶどう農家さんがあると思いますが、7月7日に毎年3色のぶどうを出荷できる農家さんは、あまりないと思います。

剪定作業の様子に話を戻します!
「今年も良い音を立てて、剪定ができていますね!」と言うと、
「この乾いた音で剪定するのが良いんです。樹勢が良い証拠ですね!」と社方さん。
この作業で切り落としている枝は、昨年ぶどうを実らせた結果枝です。

その様子がこちらです。
写真は初出荷当日の昨年7月8日の様子で、主幹から毎年結果枝を芽吹かせてそこにぶどうを実らせます。
その枝ぶりを見て判断しますが、1本の結果枝に1房だけぶどうを育てます。

上の写真は大人気の「シャインマスカット」です。
こちらは人気急上昇中の赤ぶどうの「クイーンニーナ」です。
房の形や大きさは、摘粒作業で作られます。
例え大きさや形が異なっても、どの房もコンスタントに美味しく甘く仕上げる匠の技です。
その年ぶどうを実らせた結果枝は1年でその役目を終えます。

落葉樹のぶどうは、収穫後葉は色づき落葉します。
冬の間は冬眠しています。
新しい芽が芽吹く前に、役目を終えた結果枝を切り落とすのが、冬の剪定作業です。
「この辺りはとてもいい感じのシャインマスカットができてましたよね!」と言うと。

社方さんは笑みを受けべながら、「そうですね!ただ、この子はまだ幼木なので、しっかりと剪定を施して樹勢を保ってあげないといけないんですよ。」

「笠さんのすぐ後ろの子がいるでしょ?今私が剪定している子と同級生ですが、その子は成長が少し遅いんです。そうやってこの子たち1本1本ときちんと向き合ってそれぞれに合う剪定をするのが大事なんです。」と社方さん。

「こっちの成長が良い方は隣とつなげるまで伸ばそうと思ったらできます。でも、それでは良いぶどうができないんです。絶対に無理させることなく、毎年コンスタントに良いものを作ることをしてるんです。」

「ですから、この子はここまで切り返してあげて、しっかりと樹勢を保たせることで、芽吹いた結果枝も充実してよいぶどうができると思います。数じゃないんですよ。質を上げるための剪定作業をしているんです。」と社方さん。

「まさに匠の技ですね!」と言うと、
「ハハハっ!そう言っていただくと嬉しいですが、成長の過程も実る様子もしっかりと見てきたので、それぞれの果樹にきちんと判断ができるんです。まぁ、その観察力と判断のことを言うなら“匠の技”になるんですかね!」社方さんは謙遜しながらそう話しました。

「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、もう何年も「社方園」さんの『山鹿のぶどう』の栽培の様子を、収穫時期のみならず、年間を通して現地取材してきました。
ときにはこうしてハウスはりの様子さえも、現地取材してきたのです。

「それにしても昨年も「シャインマスカット」の人気はすごかったですね!」と言うと、
「ありがたいことにホントそうでしたね。笠さんとこのお客さんにもだいぶ待たせたこともあったので「シャインマスカット」をまだまだ増やそうと思ってます」とのこと。

『シャインマスカット』は、売れ筋ランキングで、なんと13年連続で1位のフルーツなんです!!(日本農業新聞トレンド調査より)
『シャインマスカット』を超えるフルーツはしばらくでないのではないかと思います。

その中でも「社方園」さんの『シャインマスカット』は、ひと味もふた味も違います。
種が無く皮ごと食べられることはもちろんのこと、芳醇な香りと甘さがすでにたくさんの今年の初回発送分でご予約を頂戴しているほどの人気なのです。

「収穫後のお礼肥えもきちんと施されていますね!土がフカフカしてます。」と言うと、
「お礼肥えはたい肥も含め10月にしっかりと与えてますので、もっと草が伸びてくるとさらにフカフカになりますよ。」と社方さん。
そのお礼肥えについても紹介したいとことですが、本日のブログは少々長くなりましたので、この続きは明日のブログで紹介いたします。

匠が惜しまぬ手間ひまと徹底管理、さらには様々な匠の技で育てる様子を、私は毎年ずっと見てきました。
だからこそ、自信をもって「社方園」さんの『山鹿のぶどう』をお勧めできるのです。
明日のブログでは、お礼肥えとこの後の成長についての様子を紹介したいと思っています。
お楽しみに!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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