熊本県菊池市『七城米 長尾さんのこだわりのお米（ひのひかり）』令和6年度より販売中止のお知らせ

ＦＬＣ日記　2024年9月30日(月)　晴れのちくもり
熊本の旬の食材を販売するネットショップ｢ＦＬＣパートナーズストア｣では、「長尾農園」さんの『七城米　長尾さんちのこだわりのお米』をネット独占販売してきました。


令和6年度より、『七城米　長尾さんちのこだわりのお米』は販売中止となりましたこと、ここにお知らせいたします。

こちらは現在の「長尾農園」さんの『七城米　長尾さんちのこだわりのお米』を育てる田んぼの1か所の現在の様子です。
今年も見事に成長し、間もなく稲刈りを迎えます。

しかし、この田んぼはほんの一部で、「長尾農園」さんは今年よりうるち米(一般的な食用の米)の生産を大幅に減らしました。
「笠くん！俺たちも、もう年取ってきつくなったばい！米作りは最小限だけにしたかとたい。」
「長尾農園」の長尾千行さんがそう話しました。

こちらは以前取材した、同時期の「長尾農園」さんの他の田んぼの様子です。
ここには3枚の田んぼがあります。
その頃は、いずれもうるち米を育てていました。

こちらは現在の同じ田んぼの様子です。
稲刈りを終えるどころかすでに耕運も終えています。
これらの田んぼでは、ＷＣＳと言って飼料用の米を育てていたのです。

飼料用のお米は穂が育ち色付く前にほとんどを収穫します。
収穫作業は委託業者さんが行いますので、稲刈りや乾燥の手間ひまが必要ないのです。
つまり最後まで育て上げる田んぼの枚数を減らしたということです。

生産者の「長尾農園」代表の長尾千行さん、長尾とも子さんご夫妻です。以前、田植えの様子を取材した際のツーショットです。
「ＦＬＣパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

もちろん「長尾農園」さんの米作りも、稲刈りの時のみならず、種まきから苗床、成長の様子や開花、そして稲穂が実り頭を垂れるまで、そして冬の土つくりなど、その全てをもう何年も年間を通して取材してきました。
写真は７月中旬の様子。

私は「長尾農園」さんの田んぼを“美しすぎる田んぼ”と表現してきました。
それはまっすぐに植えられた稲もさることながら、稲たちが同じようにそろって育つさまを指しています。

そして今年もこのうるち米の『ひのひかり』を育てる田んぼは、まさに“美しすぎる田んぼ”といえるほど見事に育っています。
それは、お二人の匠の技と惜しまぬ手間ひまによるものでした。
しかしその手間ひまを全ての田んぼに注ぐことが難しくなり、うるち米の生産を大幅に減らしたのです。

「今年からは生産量を減らしたため同じように販売をできなくなりましたことお許しください。定期購入のお客様も含め、全国の方々にたくさん食べて頂き本当に嬉しく感謝しています。」お二人はそう話しました。

私は「長尾農園」さんの『七城米　長尾さんちのこだわりのお米』を常に“店長一押しのお米”として販売してきました。
その美味しさに惚れこんでいたからです。
販売ができないことは残念でなりませんが、長尾さんご夫妻の決断を受け入れたく思います。
「長尾農園」さん！これまで本当にありがとうございました。

「長尾農園」さんの『七城米　長尾さんちのこだわりのお米』は今年より販売しておりませんが、｢ＦＬＣパートナーズストア｣では、こだわりの農家さんが育てる「熊本の美味しいお米」を今年も販売中です。
ぜひ、ホームページをのぞいてみてください。
本日のブログは、「長尾農園」さんの『七城米　長尾さんちのこだわりのお米』の販売中止のお知らせでした。

ＦＬＣパートナーズストア　笠　泰紀

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