FLC日記 2024年8月10日(土) 晴れ
熊本県山鹿市鹿北町多久にある、柚子の匠「鬼塚農園」さんの広い広い柚子畑に現地取材に行ってきました。
ここは柚子畑と言うより、「柚子山」と言う表現がぴったりな栽培場です。
中央を走る道路の両サイドに、約7反(2100坪)の柚子が栽培されています。
現在の成長の様子を、現地取材してきました!
着果した柚子たちがこうして青々と成長していました。
探し出しこうして写真に収めましたが、とにかく今年は極端に柚子がありません。
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(令和6年度)も匠の農家さん「鬼塚農園」さんの、香り高きゆず『青柚子』、『あっぱれ』、『キズあり柚子』、『冬至用ゆず』をネット独占販売予定です。
生産農家の「鬼塚農園」さんの鬼塚啓治さん、紀美代さんご夫妻です。
こちらは11月上旬、収穫の様子を取材したときに撮影したお二人のツーショットです。
ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売する全ての商品の、生産地に年間を通して伺って、その育つ様子や惜しまぬ手間ひまなどを現地取材しています。
もちろん、「鬼塚農園」さんの、『香り高き柚子』の栽培の様子も、収穫はもちろんのこと、その後の冬の様子、花の花咲く頃、着果から本日紹介する着果後の様子、色づくまでの成長の過程などなど、こうしてもう何年も現地取材してきました。
今年の5月上旬の柚子花咲く様子です。
毎年花咲く様子も現地取材してきましたが、明らかに例年とは様子が違いました。
これはこれだけの数の花を探し出し撮影したものです。
昨年の同時期の花咲く様子です。
ご覧の通り、ある意味「これでもか!」と言うほどに花が咲き誇ります。
しかし今年は極端に花の数が少ないのです。
そうなるともちろん着果数も少なくなります。
写真は7月上旬の着果の頃の様子ですが、柚子の果実を探して回り、こうしてポツンの実っているのを探し出し撮影しました。
2年前と7年前にも柚子の収量が落ち込んだ年がありました。
7年前はしっかりと花は咲いたのですが、花の時期の極端な長雨で、着果しなかったのが原因でした。
生産農家の鬼塚啓治さんに電話で取材しました。
「今年はなっとらんばい!2年前も少なかったばってん、その比じゃなかばい。どうも2年前同様、昨年の花芽ば形成する時期に極端に雨の降らんだったとが原因だろうね!おそらくうちだけじゃなく、全国的にいかんばい。」とのこと。
私が見る限り、おそらく今年の収量は例年の約4分の1以下に落ち込むと思われます。
本来なら、9月の中旬より、「香り高き柚子」の『青柚子』の販売をスタートしますが、それはおそらく今年は販売を中止せざる負えないと思われます。
もちろん、色づいた「香り高き柚子」の販売数にも大きく影響を及ばすことと思われます。
「FLCパートナーズストア」で販売する「鬼塚農園」さんの『香り高きゆず』は、大きく分けると4商品です。
9月中旬から出荷予定のこちらの『青柚子』は販売ができないと思われます。
その他には『あっぱれ』、『キズあり柚子』、そして『冬至用柚子』の4商品です。
柚子の果樹は柑橘類の中でも鋭く大きなとげをたくさん持つ植物です。
ですから「柚子はキズがあって当たり前」と言われています。
そんな中『あっぱれ』は、収穫した柚子から選びに選び抜かれた、キズやへこみがほとんどない“奇跡の柚子”ですがここまで収量が落ち込むことが予想されると、こちらの販売もむずかっしいと思われます。
一般的な柚子は、弊社ではあえて『キズあり柚子』として販売します。
『あっぱれ』と差別化を図るためです。
その一般的な柚子の『キズあり柚子』を冬至の日に合わせて出荷するのが『冬至用柚子』です。
今年は間違いなくその頃、柚子不足が全国的に起こることが予想されます。
弊社でも、生産農家の「鬼塚農園」さんとマメに連絡を取り合い、出荷予定数を決めていかないといけないと思っています。
今年は全国的に柚子の収量は落ち込むことが予想されます。
少なくとも「鬼塚農園」さんの柚子の収量は間違いなく落ち込みます。
これからも現地取材を重ね、出荷予定の数量はできるだけ早く確定できるよう努めてまいります。
その状況は今後もこのブログや弊社ホームページにて紹介していきます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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