FLC日記 2024年4月29日(月) 雨一時晴れ
熊本県菊池市、菊池水源で私が栽培している『水源キウイ』が今年も開花しました。
昨年同様の4月24日の開花です!
昨年同様の開花ですが、例年に比べると10日ほど早かったです。
2年も続けて10日も早いなんて、地球温暖化の影響なのでしょうか?
熊本の旬の食材をネットショップで販売する「FLCパートナーズストア」を運営する、株式会社旬援隊は、熊本県菊池市、菊池水源の山奥に本社所在地があります。
その株式会社旬援隊の敷地内で、無農薬・無化学肥料で育てた『水源キウイ』を「FLCパートナーズストア」は毎年ネット独占販売しています。
昨年の初収穫の際に撮影した写真です。生産者は私こと株式会社旬援隊の代表取締役の笠泰紀です。夏のイメージが強いキウイですが、キウイは実は冬のフルーツなんです。
収穫時のこの写真も、11月中旬の様子です。
ですから、ここで育つ『水源キウイ』の販売は11月中旬から12月上旬です。
本来なら毎年、ゴールデンウイークの時期に開花しますが、今年は、昨年同様の4月24日の開花でした。
咲き始めると、あっという間に咲き誇っていきます。
開花当日は雨でしたが、翌日は晴れてくれました。
キウイの花の大きさは約5cmほどです。
開花してすぐは、真っ白な花びらですが、2日ほどで薄いオレンジ色に変わります。
その様子がこちらです。
こうして色づいたころがとてもいい香りがします。
今日のブログでここまで紹介している写真は、全て果実が実る雌株の花です。
中央の丸い部分(子房)が、いずれキウイフルーツとなるところです。
キウイは雄花と雌花を別の株につける雌雄異株の植物です。
雄花の花粉が雌花について受粉しないと、キウイフルーツに育ちません。
ここには、4ヵ所のキウイ棚がります。
これは、裏の敷地のキウイ棚です。
全部で、メスの木が6本と、オスの木が5本あるのですが、困ったことに、毎年決まってメスの木に咲く、雌花が先に開花するのです。
今年は雌花と雌花が同日に開花しました。
毎年雄花の方が遅く、最も遅かった年は10日ほど遅れたこともありましたが、毎年、「頑張れ雄花!」と声をかけていたので、その願いがかなったのでしょう!
雄花には、もちろん子房はありません。
ただし、昆虫などが媒体となり、雄花の花粉を運び受精します。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、写真はミツバチです。
キウイは雄花と雌花の開花のタイミングのずれにも対応すべく、1本の花芽から3本の花が咲くことが多いです。
開花の時期をずらして咲き、上手く受精をして生き残る(子孫を残す)すべをもっているのです。
しかし、ここでは、キウイを栽培しているのですから、大きくて美味しいキウイを育てようと頑張っています。
3つの雌花の最初に咲く大きな花に、受粉をして実らせると、大きくて美味しいキウイになる可能性が高いので、その花に確実に受精(交配)をしなければなりません。
毎年、こうして雄花を摘み手作業で雌花に受粉(交配)をして回っています。
明日は短期が良いようなのでしっかりと交配作業をする予定です。
美味しいキウイを育てるには、たくさんの手間ひまを要します。
これから行う、摘果作業が最も大変なのですが、その様子はまた後日ご紹介いたします。
㈱式会社旬援隊の本社所在地は、熊本県菊池市、菊池水源の山奥にあります。
写真は本社社屋です。
私(株式会社旬援隊代表取締役笠泰紀)は、私は、この山奥で自然と共に生きて言えます。
自ら田畑を耕し、さまざまな果樹や野菜、原木しいたけを育て、烏骨鶏たちを飼育しながら、自給自足の生活を目指しています。
今年も里芋、トマト、キュウリ、ゴーヤ、ナス、ピーマンなどを植えました。
ここは、2000坪の敷地があり、さらに近隣農家さんに畑を借りて作物を育てています。
全部で、約7,000坪ほどです。
写真は今年の上の段の畑と栗林です。
こうしていろいろな野菜を育てていますが、それらは全て完全無農薬・完全無化学肥料で育てています。
それにはちゃんとした理由があります。
この地がある熊本県菊池市、菊池水源はブランド茶の『菊池水源茶』を生産する、日本有数の茶どころです。
これは、まもなく始まる茶摘みの写真です。
ここの敷地と隣接するこの茶畑は、『有機抹茶』の原料となる碾茶(てんちゃ)の茶畑です。
有機栽培のお茶はかなり厳しい基準があり、農薬や化学肥料の使用ができません。
もし、農薬や化学肥料が検出されると、向こう3年間は“有機栽培”として販売ができなくなるので茶葉を収穫する袋もこうして分けています。
隣接している畑や栗、キウイに農薬を使用するものなら大変です。
私は、有機栽培のお茶を育てることに協力して、ここでも一切の農薬や化学肥料を使用していないのです。
キウイ栽培は、開花から収穫まで約7ヶ月を要する長丁場です。
今年も、農薬や化学肥料を使用しない分、しっかりと手をかけて育て上げたいと思います。
株式会社旬援隊では、ネットショップ「FLCパートナーズストア」で、ここで育てるオリジナルブランド商品の他にも、匠の農家さんが育てる“旬の食材”を販売しています。
どれも、ここでしか買えない“本物”と呼べる逸品ばかりです。
私は、自らの農業経験を活かしながら、弊社で販売する商品のすべての作付地に伺い、年間を通して現地取材をして毎日更新するこのブログで紹介しています。
写真はイチゴの定植作業をお手伝いしている様子です。
この時期は、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』が大人気で、弊社のリピート率ナンバーワンの商品です。
さらには生産量日本一のスイカをはじめ、熊本産の、旬の食材(野菜、果物)、お米、乾燥食品(焙煎エゴマ粒、乾燥しいたけ)、えごま油、米粉、タマゴなどを販売しています。
消費者であり生産者でもあるという目線で、生産の過程や商品を紹介し、匠の農家さんが育てる“本物”と呼べる農作物、旬の食材を販売しています。
熊本の採れたて新鮮野菜や、安心・安全なお米、最旬フルーツなど、匠の農家さんが育てた食材で、他では手に入らない貴重な商品ばかりです。
「FLCパートナーズストア」のホームページも、ぜひのぞいてみて下さい。
ご来店お待ちしてます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
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