FLC日記 2024年3月8日(金) 晴れ
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、熊本県山鹿市菊鹿町の「案鮮農園」さんが育てる安全で新鮮な『安鮮野菜』の新規販売に向け全力準備中です!
こちらは収穫を迎えた『小松菜』たちです。
先日、栽培ハウスを現地取材した際に撮影しました。
それらを収穫し、選別し、袋詰めした商品がこちらです。
こだわりの安全、新鮮を略して「安鮮野菜」です。
もちろん、朝採り即日発送でお届け予定としています。
上記写真は『小松菜』で、こちらは『ほうれん草』です。
その他に『水菜』もほぼ年間を通して販売及び出荷予定です。
それらを、2袋入りもしくはお買い得の5袋入りで販売を計画しています。
本日のブログでは昨日の定植作業に続き、こだわりの播種(種まき)作業の様子を紹介いたします。
まずこちらは昨日のブログでも紹介した定植作業の様子です。
苗箱で育苗した苗を栽培ハウスに植える作業です。
それぞれの苗はキューブ状の土と共に有機肥料をふんだんに与えた元気な土に定植していきます。
苗床で苗を育てている様子を取材した写真です。
キューブ状の土に基本的には1本の苗を育てています。
播種の際に2粒落ちたのでしょう!
1か所だけは2本の苗が育っていますね!
ちなみにこちらは別の農家さんが育てている『マスクメロン』の苗です。
ご覧の通り、それぞれの苗はセパレートのポットの中で育っています。
でも「安鮮農家」さんの苗は、1枚の苗箱に上手にキューブ状の土がありそこに育っているのです。
こちらは播種前の土を入れている状態の苗箱です。
まだ手前の方には土が入っていませんが、こうしてキューブ状になった土がきれいに並べてあります。
その土入れと播種作業の様子ももちろん取材してきました。
こちらが苗箱に入れる土をキューブ状にする機械です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
新規販売の準備を行っている「案鮮農園」さんの『安鮮野菜』たちの栽培の様子も栽培の様子全てとその育つ環境までしっかりと現地取材を行っています。
育苗する土は「安鮮農園」さんのこだわりの配合で作られます。
生産者の「安鮮農園」の古田久美子さんが配合を終えた土の状態を確かめています。
基本とする土に加え、ピートモス、石灰、水などを加え撹拌(かくはん:よく混ぜること)します。
それらのバランスと土の状態(とりわけ柔らかさ)が理想通りでなければよい育苗土ができないのだそうです。
久美子さんが機械を動かすと、キューブ状の土に真ん中にくぼみができて出てきました。
「この機会はもう製造されてないとよ。だから大事にだましだまし(笑)使っているのよ。」と久美子さん。
一定量が出てくると、出てきた育苗土はすくうようにして取っていました。
私はてっきり苗箱をセットしてそこに土が落ちてくると思っていましたが、そうではありませんでした。
「このトレーは手作りだけど、ちょうど苗箱の4分の1ずつ乗るのよね。それで土をおさえながらすくったトレーを引き抜いて土を並べていくのよ。」
久美子さんがそう説明してくれました。
その作業を4回繰り返し、1枚の苗箱ができました。
きちんとキューブ状の育苗土ができています。
「今日は宋志が手伝ってくれるから、種まきは宋志に頼んでるの。」と久美子さん。
こちらが久美子さんの息子さんの古田宋志さんです。
「安鮮農園」さんでは、久美子さんが主に栽培していて、宋志さんは自分の仕事のお休みの際に栽培をサポートをしています。
播種作業の取材に伺ったこの日は、ちょうど宋志さんがお休みで手伝いをしていました。
「その小さな種を1粒ずつそのくぼみに入れていくのですか?」と尋ねると、
「そうですね!たまに2粒はいちゃったりもしてますけどね(笑)。種は信頼おける業者さんから購入しているので、発芽率は良いですよ。」
「全部に種をまき終えたら、「バーミキュライト」をかけていきます。」宋志さんが作業をしながらそう話しました。
「その「バーミキュライト」はなんの為にかけるのですか?」と尋ねると、
「乾燥を防ぐためです。これをかけることで土が保湿性を保つことができます。」と宋志さん。「
なるほど!それで作業は終わりですか?」とさらに尋ねる私に、
「いえ、もうひと手間をかけます。こうして最後に転圧をかけるんです。つまり、先ほどくぼみに乗せた種を土の中に抑え込むんです。潅水(農作物に水を与えること)するときに種が動いたり、ましてや流れだしたりしないためです。」
宋志さんがそう説明してくれました。
「では、いよいよ播種を終えた苗箱を苗床に並べるんですね?」と言うと、
「すぐには並べないとよ。こうして重ねておいて、発芽したころを見計らって苗床に移すの。発芽には3つの要素が不可欠で、適当な水分と温度、酸素がいるのよね。季節によって発芽までの日数が違うから、そこは栽培20年の経験で苗床に移す時期は決めるかな。」と久美子さん。
「なるほど!だから私がいつ苗床に伺っても、発芽前の苗箱はなく、発芽したものだけが並んでいた(写真参照)のですね!これで、播種から苗床での育苗がしっかりとわかりました。」と言うと、
「そう!それは良かったわ!」と久美子さんが笑ていました。
久美子さんがまた土の攪拌作業にうつると宋志さんがこう話し始めました。
「父を亡くしてからはほとんど母が一人で「安鮮野菜」の栽培と出荷を続けています。父が名付けた“安鮮”を誇りに思い、安全で新鮮な野菜をホンと楽しそうに育てているんです。」
「農薬は使わない!消毒もしない!とにかく安全なものを提供する。そしてもちろん新鮮でなければならない。そんな思いのこもった野菜たちを今回全国のお客様に販売できる機会をいただいたこと、すごくうれしく思っています。」
その話を聞き、私はなおのこと自信をもってこの「安鮮野菜」を販売していこうと決心しました。
「なになに?私のこと話してた?」久美子さんがいつもの笑顔でそう言っています。
この笑顔こそが「安鮮野菜」の原点なのかもしれません。
「安鮮野菜」は久美子さんの笑顔なしではきっと美味しく育たないのでしょうね!
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では熊本県山鹿市菊鹿町の「安鮮農園」さんが育てる『安鮮野菜』の販売に向け全力準備中です。
『ほうれん草』『小松菜』『水菜』(写真)をまずは販売する予定です。
いずれも、安全で新鮮にこだわりぬいた野菜たちを自信をもってお勧めします。
これからも笑顔で育てる「安鮮野菜」たちの様子は現地取材して紹介していきます。
お楽しみに!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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