FLC日記 2024年2月14日(水) くもりのち一時雨
「今年も良か芽の芽吹きよるばい!まんまるとした元気な芽たいね。だけん、今急ピッチで選定と誘引ばしよるとたい。ピシャッと誘引してまんべんなくしっかり日の当たるごつせにゃんたい!」
こちらが今話にあったまんまるとした良い新芽です。
春になるとここから花が咲き、成長し梨の果実が実るのです。
「FLCパートナーズストア」では、今年も梨の匠「岩永農園」さんの『樹上完熟梨』をネット独占販売いたします。
「岩永農園」さんは熊本県産梨の『夏雫(なつしずく)』、『幸水(こうすい)』、『豊水(ほうすい)』、『秋月(あきつき)』、『秀麗(しゅうれい)』、『甘太(かんた)』、ジャンボ梨『新高(にいたか)』、『新興(しんこう)』などを育てる、匠の農家さんです。
写真は、ジャンボ梨『新高(にいたか)』です。
ここは、熊本県菊池市野瀬の「岩永農園」さんの梨園の一部です。
こちらはすでに冬の剪定と誘引作業を終えています。
毎年この時期は、12月から1日も休むことなく、梨の果樹の剪定と枝の誘引作業が行われています。
梨の匠「岩永農園」の岩永敏行さんです。
奥様の岩永哲代さんとの二人三脚で、高い技術と惜しまぬ手間ひまをかけ、毎年コンスタントに“本物”と呼べる『樹上完熟梨』を育てるまさに匠の農家さんです。
こちらは下の段の梨園です。
こちらはすでに剪定と誘引作業が終わっています。
剪定を終えた枝は、こうして見事に平行に誘引されていました。
この誘引されている枝は、結果枝(けっかし)と言って、今年梨の果実を実らせる枝です。
下の段の取材を終えた私は、剪定と誘引作業が現在行われている上の段の梨園に向かいました。
そこにはまだ剪定と誘引作業を終えていないたくさんの果樹がありました。上に伸びている枝は、昨年、新しく芽吹き伸びた枝たちです。
この中から必要な枝、不要な枝を見極め剪定作業を施します。
手前にうつっているのは多くの花芽で、これらに花が咲き、成長し梨の果実が実ります。
ただし、この写真の枝は匠の判断で切り落とすかもしれません。
これは昨年も果実を実らせた枝で、「岩永農園」さんでは基本的に新しく芽吹いた枝に花を咲かせ果実をつけるからです。
結果枝はあらかじめ用意されている、果樹園内に張り巡らされたワイヤーにこうしてしっかりと固定し誘引します。
そうすることで、のちの管理もしやすくなり、さらには台風などの強風で果実が傷ついたり、落ちないようにしているのです。
そんな中、しっかりとワイヤーにくくられていない枝がありました。
それらは斜め45度くらいに向け伸ばしてあります。
これらを“待ち枝”と称しています。
こちらも“待ち枝”です。
枝の樹勢が強すぎるとその枝には果実が実りません。
そこで、こうして斜めに誘引し、その枝の勢いを止めながら1年待って来年この枝に果実を実らせるのです。
こうして、来年以降のことも考慮しながら選定と誘引作業は行われていました。
上の段で匠の剪定と誘引作業を行っている岩永敏行さんです。
「下の段を見てきましたよ!今年も梨たちが美味しく育つ最高の環境の“木漏れ日のステージ”が作り上げられていましたね!」と言うと、
「ハハハっ!笠くんが“木漏れ日のステージ”なんてしゃれた名前ば付けたばってん、俺は毎年、同じように当たり前のことばしよるだけたい。」
岩永さんは少し照れながらそう答えました。
こちらは剪定と誘引を終えた下の段の梨園です。
どの枝にもまんべんなく日が当たるように見事に剪定と誘引作業が施されていました。
この様子が、収穫前の頃になると!
どの枝にもしっかりと日が当たりながら、木漏れ日が地表にまで差し込む空間へとなります。
この梨たちが美味しく育つ最高の環境を私が“木漏れ日のステージ”と名付けたのです。
手前の果樹、奥の果樹それぞれに結果枝を伸ばし平行に誘引してあります。
右奥にはそれらとは垂直方向になるように同じく平行に誘引されていました。
いずれも匠のなせる業で、空間プロデュースとでもいうべきでしょう!
昨年3月下旬に撮影した花咲く様子です。
空間プロデュースされた結果枝に元気な花が咲き誇っています。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
「岩永農園」さんの『樹上完熟梨』のこだわりの栽培の様子も、収穫の様子のみならず、もう何年も年間を通して現地樹材を重ねてきました。
花咲く様子を思い浮かべながら「この一つ一つの新芽に今年も花が咲くんですね!」と言うと、
「そう!だけんね、この時期に剪定しながら敵蕾(てきらい)も一緒にするとたい。」
岩永さんはそう言いながら、一つのつぼみを指してくれました。
「え?せっかくのつぼみに花を咲かせないんですか?」と尋ねる私に
「この2つは不要たいね!」と言って、敵蕾の様子を見せてくれました。
その様子を詳しく紹介したいところですが、本日のブログは少々長くなりましたので、この続きは明日のブログで詳しく紹介することとします。
敵蕾作業を私も少しお手伝いしましたので、ぜひ明日のブログもご覧ください。
「FLCパートナーズストア」では、今年(令和6年)も「岩永農園」さんの『樹上完熟梨』を、ネット独占販売いたします。
「本当の美味しさを食べてもらいたいから、”樹上完熟”の梨を出したいとたい!!」と言う岩永さんのこだわりで、朝採り即日発送でお送りいたします。
7月下旬の『幸水』(写真)からスタートし、8月中旬からの『豊水』、そして、大人気の『秋月(あきつき)』、さらに、9月中旬からは、いよいよジャンボ梨『新高』と続きます。
昨年も、樹上完熟の数量限定のため、ご注文後2週間待ちでの発送を余儀なくされたほどの大人気商品です!!
それでは、この続きはまた明日!
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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