FLC日記 2024年1月18日(木) くもりのち雨
熊本県山鹿市にある匠の農家さん「社方園」さんのブドウ畑に、冬の剪定作業の様子を現地取材に伺ってきました。
ぶどう栽培における大切な大切な剪定作業をこうして毎年現地取材しています。
今年も、パチン!パチン!と言ったとてもいい音をさせながら、「社方園」園主の社方武道さんが剪定作業を行っていました。
「社方園」さんは、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』を作る、匠の農家さんです!
ここは熊本県山鹿市にある「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』の栽培場の1つです。
ここはハウスにビニールをはりさらに加温するハウスで、収穫を最も早く行う圃場です。
「社方園」さんでは、収穫時期をずらすため、3通りの栽培ハウスでぶどうを栽培しています。
私が取材に伺った1週間ほど前にはすでにたくさんの剪定し落とした枝がありました。
熊本の旬の食材を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年も「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』をネット独占販売いたします。
まるで宝石をちりばめたかのような美しさと、何よりその美味しさで、弊社の大人気の看板商品です。
「社方園」さんでは、なんと夏が始まる7月7日に毎年決まって初出荷を迎えるのです。
数ヵ所の連棟建ての栽培ハウスやトンネル式のハウスなどで、収穫のタイミングをずらしながら育て、7月7日から9月下旬までの長期にわたり、最高級のぶどうを出荷します。
夏が始まったばかりの7月7日には、こうして黒ぶどう、赤ぶどう、白ブドウの3色のぶどうをきちんとそろえて出荷するのです。
日本中にはたくさんのぶどう農家さんがあると思いますが、7月7日に毎年3色のぶどうを出荷できる農家さんは、あまりないと思います。
剪定作業の様子に話を戻します!
「今年も良い音を立てて、剪定ができていますね!」と言うと、
「この乾いた音で剪定するのが良いんです。樹勢が良い証拠ですね!」と社方さん。
この作業で切り落としている枝は、昨年ぶどうを実らせた結果枝です。
その様子がこちらです。
写真は初出荷当日の昨年7月7日の様子で、主幹から毎年結果枝を芽吹かせてそこにぶどうを実らせます。
その枝ぶりを見て判断しますが、1本の結果枝に1房だけぶどうを育てます。
上の写真は大人気の「シャインマスカット」です。
こちらは人気急上昇中の赤ぶどうの「クイーンニーナ」です。
房の形や大きさは、摘粒作業で作られます。
例え大きさや形が異なっても、どの房もコンスタントに美味しく甘く仕上げる匠の技です。
その年ぶどうを実らせた結果枝は1年でその役目を終えます。
落葉樹のぶどうは、収穫後葉は色づき落葉します。
冬の間は冬眠しています。
新しい芽が芽吹く前に、役目を終えた結果枝を切り落とすのが、冬の剪定作業です。
「この枝は昨年はきっと良いぶどうを実らせたはずですよ!」と社方さん。
「昨年の結果枝は全て切り落とすんですよね?」と尋ねると、
「全部ではないですね。結果枝を主幹に仕立て直すこともあります。笠さんのすぐ後ろにあるのがそれですね!」と社方さん。
その様子がこちら!
「今の主幹がちょっと元気がなくなってきたので、その結果枝を使って若返らせようとしてるんです。」
社方さんがそう説明してくれました。
「それこそ匠の技ですね!」と言うと、
「ハハハっ!そう言っていただくと嬉しいですが、成長の過程も実る様子もしっかりと見てきたので、それぞれの果樹にきちんと判断ができるんです。まぁ、その観察力と判断のことを言うなら“匠の技”になるんですかね!」社方さんは謙遜しながらそう話しました。
「社方さん!この白い枝は「シャインマスカット」ですね?」と言うと、
「そうですね!毎年見てきたので、笠さんもホント詳しくなってきましたね!(笑)」と社方さん。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、もう何年も「社方園」さんの『山鹿のぶどう』の栽培の様子を、収穫時期のみならず、年間を通して現地取材してきました。
ときにはこうしてハウスはりの様子さえも、現地取材してきたのです。
「それにしても昨年も「シャインマスカット」の人気はすごかったですね!」と言うと、
「ありがたいことにホントそうでしたね。笠さんとこのお客さんにもだいぶ待たせたこともあったので「シャインマスカット」をまだまだ増やそうと思ってます」とのこと。
『シャインマスカット』は、売れ筋ランキングで、なんと13年連続で1位のフルーツなんです!!(日本農業新聞トレンド調査より)
『シャインマスカット』を超えるフルーツはしばらくでないのではないかと思います。
その中でも「社方園」さんの『シャインマスカット』は、ひと味もふた味も違います。
種が無く皮ごと食べられることはもちろんのこと、芳醇な香りと甘さがすでにたくさんの今年の初回発送分でご予約を頂戴しているほどの人気なのです。
「収穫後のお礼肥えもきちんと施されていますね!土がフカフカしてます。」と言うと、
「お礼肥えはたい肥も含め10月にしっかりと与えてますので、もっと草が伸びてくるとさらにフカフカになりますよ。」と社方さん。
そのお礼肥えについても紹介したいとことですが、本日のブログは少々長くなりましたので、この続きは明日のブログで紹介いたします。
匠が惜しまぬ手間ひまと徹底管理、さらには様々な匠の技で育てる様子を、私は毎年ずっと見てきました。
だからこそ、自信をもって「社方園」さんの『山鹿のぶどう』をお勧めできるのです。
明日のブログでは、お礼肥えとこの後の成長についての様子を紹介したいと思っています。
お楽しみに!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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