FLC日記 2023年9月17日(日) 晴れのちくもり
本日のブログでは昨日に続き、和栗の最高峰と称される『美玖里(みくり)』を紹介します。
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、令和5年度も『美玖里(みくり)』をネット独占販売いたします!


昨日のブログでもお話ししましたが、令和5年度からは弊社のお客様ならだれもがご存じのあの匠の農家さん「小春農園」さんの『美玖里』です。
現在、弊社ホームページでは昨年まで販売していた坂本誠行さんの『美玖里』を掲載中です。
「小春農園」さんの『美玖里』は現地取材を重ねながら、現在ホームページの作成を全力で行っています。

商品は特大粒、大粒、中粒を販売予定です。
例年なら、9月25日前後より出荷を開始しますが、今年は少し遅れ10月上旬よりの出荷を予定しています。
先行予約の受付開始はこのブログやホームページでご案内しますので、これからもお見逃しなく!

こちらは昨年10月上旬の、『美玖里(みくり)』の収穫作業の様子です。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

「小春農園」さんの『美玖里(みくり)』の栽培の様子ももう何年も年間を通して現地取材してきました。
ちなみに落ちた栗の実だけを収穫します。
樹上で熟し、自ら落ちたものでなければ本当の美味しさにならないからです。

『美玖里(みくり)』の生産者と生産地を紹介します。
生産者の「小春農園」さんは年間を通し様々な作物を育てる匠の農家さんです。
写真は柑橘王こと『デコポン』の収穫の際に撮影しました。
代表の小原正宏さんの長年の経験による卓越した技術と豊富な知識に加え、奥様の美子さんの惜しまぬ手間ひまで“様々な作物を育てています。

小原さんご夫婦に加え、大学で柑橘類を専門に学んだ、息子の将輝さんの専門的な知識と管理能力を持つ親子の匠で、まさに“本物”と呼べる様々な農作物を育てる匠の農家さんです。
さらに昨年より将輝さんの奥様の小原しおりさんも農業に従事しています。

栽培地はこちら!
熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんが様々な作物を育てる広大な敷地です。
日のあたる山の斜面を利用して、デコポン、せとか、みかん、栗、たけのこなどなどを栽培しています。
鹿北町は清流の里としても有名で、清らかな水と澄んだ空気が美味しい作物を育みます。

さて、栽培の様子を紹介しましょう。
落葉樹の栗は、果実を落とした後、葉は枯れ落ちます。
そして、春になると新芽が芽吹きます。
一足早く、下草は芽吹いていますね!

4月中旬、『美玖里(みくり)』も芽吹き始めました。
芽吹いたばかりの新芽は、まだ淡い緑色をしています。
栗の中で、晩生品種の『美玖里(みくり)』はやはり春の芽吹きも遅いようです。

こちらは、早生品種や中生品種の栗を栽培している栗林です。
もちろんここも「小春農園」さんの栗林です。
それらはすでに芽吹き、葉がしっかりと成長しているので、『美玖里(みくり)』とはずいぶん違いますね!

ほかの栗もそうですが、こうして芽吹きそれぞれの新芽に花芽が来ます。
まずはしっかりと葉を伸ばし、早生栗は5月中旬から、晩生の『美玖里(みくり)』は6月上旬から花が咲きます。

今年もたくさんの元気な花が咲きました。
栗の花は、独特な香りがしますので、嫌いな方も多いのですが、こうして花が咲かないと実はなりません。

たくさんの花が咲いていますが、そのほとんどは雄花です。
雌花は、花の根本に咲きますが、その数は雄花に比べ圧倒的に少ないです。
その雌花に虫たちが飛び回り交配(受粉)をして栗の果実が実るのです。

その様子がこちらです。
写真の中央にある栗の赤ちゃんともいえるものがわかりますか?
先端のめしべに雄花の花粉が付き受精するのです。
成長し、収穫を迎えるのは、これから約3か月後になります。

7月中旬、『美玖里(みくり)』のイガもしっかりと栗らしく成長していました。
この状態では栗の実はほとんど入っておらず、まだまだ成長の過程です。
ただこの時期、生理落下と呼ばれる現象が見られます。

足元には、こうして栗のイガが落ちていました。
それぞれの栗の果樹が自分の体力より多い栗が実ろうとする際に、自ら栗のイガを落とす現象を生理落下と言います。

栗の果樹はその1年で体力を使い果たし枯れるわけにはいきません。
自分の体力以上に果実が着果した際は、しっかりとわかっていて大きなクリにならない分をそうやって落としているのです。

「小春農園」さんでは、『美玖里(みくり)』の場合、縦間を大きく取り、ある程度自由に枝を伸ばさせ育てています。
それは、樹勢の強い『美玖里(みくり)』は、あまり剪定で切り詰めると、成長成長ばかりを繰り返し、生殖成長をしないからです。

もちろんそれでも、結果枝にそれぞれきちんと日が当たるように、枝抜きと言う作業を施し、果樹の間から地面にも日が差し込めるような栗林を作り上げています。
それは、匠の技の1つです。

また、「小春農園」さんでは、『美玖里(みくり)』の栽培をするにあたり、農薬や消毒を一切使用せずに育てています。
ですから、葉っぱはご覧の通り、虫にかなりかじられています。

現在、『美玖里(みくり)』のイガは、手のひらからこぼれるほどに成長していました。
これから色づきながら熟していきます。
今年は長梅雨の後の長い長い日照りのせいで、収穫時期は少し遅れるようです。

こちらは昨年9月下旬の様子です。
青々としていた『美玖里(みくり)』のイガはこうして色づき始めます。
収穫前の今年の最新情報は、また現地取材し、このブログで紹介したいと思っています。

熊本の旬の食材を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」では、匠の農家さん「小春農園」さんの和栗の最高峰とも称される『美玖里(みくり)』をネット独占販売に向け、全力準備中です。

写真の特大粒は希少なので1kg入りでの販売です。
最も数の多い大粒、そしてお買い得な中粒は2kg入りで販売します。
収穫及び出荷の目安がわかり、ホームページの準備ができ次第、先行受付を開始します。
「小春農園」さんの『美玖里(みくり)』に大いにご期待ください!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
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