FLC日記 2023年9月14日(木) 雨のちくもり
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、令和5年度も和栗の最高峰とも称される『美玖里(みくり)』をネット独占販売いたします!
和栗の最高峰とも称される『美玖里(みくり)』は、栗の女王とも呼ばれています。
この美しい褐色の果皮に加え、果肉は黄色みがとても鮮やかで、甘みが強く滑らかな食感だからです。
「FLCパートナーズストア」では、昨年(令和4年度)までは、熊本県菊池市の、栗の名人、坂本誠行さんが育て上げた『美玖里(みくり)』を販売していました。
こちらがその坂本誠行さんです。
冬の剪定作業の頃、現地取材に伺い撮影しました。
栗を育て続け、50年以上にもなるまさに栗名人です。
収穫の頃に撮影した、奥様の坂本エイ子さんとのツーショット!
仲良しご夫婦の二人三脚で、長年栗を栽培し続けてきました。
しかし、昨年の出荷が終わるころある提案をいただきました。
「さすがに寄る年波には勝てんばい。来年からは作付面積ば減らそうと思いよるとたいね。そぎゃんなると、今まで笠さんとこには収穫した中からしっかり選んで出しよったばってん、その量が確保できんと思うとたい。だけん、『美玖里』ば笠さんとこに出すとは今年までってことにしてもらえんだろうか!」
私はその申し出を承諾しました。
こちらは、坂本誠光さんの栗の栽培地のほんの一部です。
この様な広い広い栽培地が、ここの他に5カ所ほどあり、それらを収穫の時期以外はほぼ坂本さんおひとりで管理と栽培を行ってきたのです。
それは一切の妥協を許さず、徹底管理を施しながらの栽培でした。
ですから、きちんと管理され、こうして収穫の時期に伺っても、それはそれは実に美しい栗園でした。
こちらは昨年6月上旬の栗の花咲く頃の写真です。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
坂本さんの『美玖里(みくり)』の栽培の様子も、こうしてきちんと現地取材を行って、ブログで紹介してきました。
取材に伺うことを伝えていたので、坂本さんが草刈り作業の手を休め、私のところに来てくれました。
「今年は頑張って草刈りもしよるばってん、いつまでできるかわからんばい。」坂本さんが開口一番にそう言いました。
「さすがにこの年になって一人でするには、広すぎるもんなぁ~。」
そんな独り言も聞こえてきました。
そして、昨年の出荷時期に「笠さんとこのお客様に出すのは今年までにさせてほしい!」との申し出があったのです。
坂本さんからのメッセージを紹介します。「栗ば50年栽培してきたばってん、お客様の直接の声はあまり聞いたことがなかったたいね。ばってん、笠さんとこのお客様からたくさんの『美味しい!』のお声をいただいてとても励みになったし嬉しかったばい。」
「ほんなこて夫婦ともどもそれはとても感謝してるたいね。だけん、しっかりよかとば出したかばってん、それがかなわんごつなっってきたたいね。今まで全国のたくさんの購入いただいたお客様に心からありがとうございます!って言いたかね!」
栗名人の坂本誠行さんが育て上げた『美玖里』は本当に見事な栗でした。
しかし今年からは弊社には出荷いただけなくなりました。
でも、ご安心ください!
新たな栗の匠の『美玖里』の販売に向け、今年1年ずっと現地取材をしてきました。
その『美玖里』がこちらです。
坂本さんの『美玖里』に負けず劣らずの見事な『美玖里』です。
その生産者は、弊社のお客様ならだれでもがご存じのあの匠の農家さんです。
その様子は、明日のブログで紹介予定です。
弊社への『美玖里』の出荷は今年よりなくなりますが、坂本さんとはこれからもずっとずっとお付き合いさせていただきたく思います。
最後になりましたが、これまでたくさんの見事な『美玖里』を出荷いただきました栗名人の坂本誠行さんに心から感謝を申し上げたいです。
そして、私も栗生産者のひとりとして、坂本さんにはまだまだ教えていただきたいことがたくさんあるので、これからもよろしくお願いします。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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