FLC日記 2023年6月14日(水) くもり時々雨
熊本県山鹿市鹿北町にある、匠の農家さん「小春農園」さんの究極の柑橘『せとか』の栽培ハウスに、着果の様子を現地取材にってきました。

昨日のブログに続き、花から着果の様子を様子を紹介いたします。
まだまだ、大きなものでビー玉ほどの大きさの『せとか』です。

熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、「小春農園」さんの究極の柑橘『せとか』に中から、選び抜かれた“極選”の『プリンセスせとか』を令和5年度もネット独占販売いたします!

収穫は、毎年2月上旬からを予定していますので、出荷開始は令和6年の2月中旬からです。
こちらは収穫前の様子で、これから惜しまぬ手間ひまをかけ、今期も“本物”と呼べる『せとか』に仕上げていきます。

ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある、匠の農家さん「小春農園」さんの、究極の柑橘『せとか』の栽培ハウスです。
自然豊かなこの地の、日の当たる山の斜面にその栽培ハウスはあります。
しかしハウスと言えども、ボイラーを焚き、加温をして育てるのではありません。
ハウスはあくまで雨風や病気、害虫から大切な果樹や果実を守るためのものです。

ハウスの中はこんな感じです。
手入れや収穫をしやすいように、せとかの果樹をきれいに縦に並べて栽培しています。
下草を生やしながら、より自然に近い形で、『せとか』を育てています。

それを“草生栽培”と言い、そうすることで、ハウス内に仮に病気や害虫が侵入しても、この草にとどまることが多く、果樹への影響を極力減らすことができます。
それらの雑草は、時期を見て手作業で刈りそのまま有機肥料とします。

花咲く様子です。
『せとか』は4月下旬から5月上旬にかけて、白くてとてもかわいらしい花を咲かせます。
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する、株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

「小春農園」さんの『せとか』の栽培の様子も、もう何年もこうして現地取材してきました。
“花芽剪定”作業を取材した際の「小春農園」専務の小原将輝さんです。
匠の技の“花芽剪定”で、今年もとても元気な花が咲きました。

“花芽剪定”はとても大事な作業で「小春農園」さんでは、その作業を「命を吹き込む花芽剪定」と称しています。
この作業で、『せとか』の出来を大きく左右するからです。

「小春農園」代表の小原正宏さんです。「小春農園」さんでは、代表の小原正宏さんの長年の経験による卓越した技術と豊富な知識に加え、奥様の美子さんの惜しまぬ手間ひま、さらに大学で果樹栽培を専門に学んだ、息子の将輝さんの専門的な知識と管理能力を持つ親子の匠で、まさに“本物”と呼べる様々な農作物を育てています。

2月上旬の『せとか』の初収穫の際に撮影した親子の匠の4ショットです。
昨年より将輝さんの奥様の小原しおりさんも農業に従事し、もちろん『せとか』の収穫作業も行っていました。

収穫へ向け、これから行う匠の技や惜しまぬ手間ひまを紹介しましょう!
まずは今回の着果後の時期に将輝さんがお話しいただきました。
「もうすぐ整理落下が終わります。」

「小さなまま黄色く色づいているのがそれですね。その左にはもう落ちているものもあります。こうして自分の体力以上の果実が着果したとき、自ら果実を落とすことが整理落下です。今年は摘果の時期を遅らせるつもりです。」と将輝さん。

柑橘栽培のスペシャリストの小原将輝専務が、匠の判断で『せとか』の摘果作業を行います。
将輝さんが言うには、あまり早く摘果作業を行うと果皮が荒くなるとのこと!
摘果のタイミングや、選び、残す『せとか』の選択はまさに匠の技です。

摘果が終わると、そこからさらに惜しまぬ手間ひまをかけます。
摘果作業後「小春農園」さんでは『せとか』が実る果実の枝を、1本1本全てひもで吊るしながら収穫まで栽培します。
これからの成長を見越して、まだひもはゆるく吊られています。

せとかの果実のひも吊り作業は主に小原さんの奥様の美子さんが行います。
真夏のハウスの中で何度も脚立を上り下りしながらの大変な手作業です。
『せとか』の収穫を迎えるのは、まだ半年も先のことです。

1玉が300gほどにもならる『せとか』が、成長の過程で枝が折れる恐れがあることと、風で揺れ果実が枝や葉、果実同士でぶつかってキズ着かないように1玉1玉を全てひもで吊るし惜しまぬ手間ひまをかけ、見た目にも美しい『せとか』を育てるのです。

さらにその際にもう1つ惜しまつ手間ひまをかけます。
果実のお尻に残ることがある「柱頭」をこうして1つ1つ切り落としていくのです。
この様な現地取材をしないとわからないたくさんの手間ひまが、あの美しい『せとか』を育て上げているのです。

『せとか』は“究極の柑橘”と称されます。
全ての柑橘類の良いとこどりをしたような柑橘で、非の打ち所がないと言われているからです。
最大の特徴は、やわらかいトロットロの食感です。
果肉は1粒1粒がトロトロで甘く、爽やかな酸味もあり、種はなく、簡単に手で皮がむけるので、まさに“究極の柑橘”なのです。
しかし、究極ゆえに、多くの手間ひまと、高度な栽培技術を要します。

「FLCパートナーズストア」では、匠の技術と惜しまぬ手間ひまで育て上げられた、『せとか』の中から、「小春農園」さんが選び抜いた“極選”の『せとか』を、『プリンセスせとか』として販売いたします。
来年2月の収穫が待ち遠しくてなりませんが、それまでの成長の様子などなどは、また現地取材にてご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
『FLC日記』は「にほんブログ村」の
ランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、
ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!

にほんブログ村