FLC日記 2022年11月19日(土) 雨のち曇り
「『デコポン(肥後ポン)』の果実の肥大は十分だし、もう色づいて来とるけん、年内(12月)下旬には収穫及び出荷ができると思うよ!」
匠の農家さん「小春農園」代表の小原正宏さんがそう話しました。ハウスに入るとデコポンが美しく色づき始めていました!


ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんの、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』の栽培ハウス(右)です。
左に見えるのは同じく「小春農園」さんの究極の柑橘『せとか』の栽培ハウスです。

「小春農園」さんでは自然豊かなこの地の日のあたる山の斜面を利用した木造の栽培ハウスで、2種類のデコポン(肥後ポン)を栽培しています。

まずは、12月下旬~3月下旬まで販売する樹上完熟デコポン(肥後ポン)『ひのゆたか』(写真)です。『ひのゆたか』は、熊本限定栽培品種のデコポンです。

そして、4月上旬~6月中旬まで販売する、蔵出し完熟デコポン(肥後ポン)『不知火』(写真)です。
『不知火』は、収穫後、昔ながらの土壁の“蔵”の中でゆっくりと、じっくりと追熟させ出荷します。

通常、デコポンとは『不知火』と言う品種のことを称します。
『不知火』は収穫後すぐは、とても酸味がきついです。
追熟させ、酸味と糖度のベストバランスになるのを待ち出荷します。

一方、熊本限定栽培品種の『ひのゆたか』は、樹上で完熟し収穫後すぐに食べられる特別なデコポンです。
もう何年もこうして現地取材をしてきましたが、私にはその見た目で両者の違いを見分けることはできません。

熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(令和4年度)も匠の農家さん「小春農園」さんの柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』をネット独占いたします。

流通果実としての「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標です。
※「デコポン」は熊本果実連の商標登録のため「FLCパートナーズストア」では、『肥後ポン』での販売となります。

さて、今回の取材の様子に話を戻しましょう!
「おはようございます」と声をかけハウスにつかづくと、小原さんが作業をしていました。
「今日はね、ハウスのビニールば張り替えよるとたい。キリの良かところまでするけん先に入って取材して良かばい!」と小原さん。

まずは『不知火』の栽培ハウスに入りました。
しっかりと日の光を浴びながら、デコポンたちは元気に成長しています。
熊本の旬の食材を販売している「FLCパートナーズストア」を運営する、株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』の栽培の様子も、収穫の時のみならず、もう何年もこうして年間を通して現地取材してきました。
この時期にしっかり色づいているのを見ると、今年も順調だと言うのがはっきりとわかります。

「小春農園」さんでは惜しまぬ手間暇をかけ、果皮にキズがない美しいデコポンを育てるため、デコポンの果実をこうして1玉1玉全てひもでつるしながら栽培しています。

「毎年見てきた笠さんから見て今年はどぎゃんね?」と小原さん。
「いつものごとく素晴らしいですよ!玉太りもこの時期の色づきもかなりいいんじゃないですか!」と言うと、
「そうだろ!『ひのゆたか』も良かばい。一緒に入ってみようか!」と、この笑顔!

こちらは隣接している隣の『ひのゆたか』の栽培ハウスです。
「この時期にここまで色の来とるけん、年内に出荷の出来るごつしっかり日ば当てにゃんけん今日はハウスのビニールば張り替えよったとたい。」とのこと。
小原さんはとてもやさしい眼差しでデコポンを見ています。

「ほら!まだでこのとこは少し緑が残っとるたいね。それに笠さんがいつも収穫の時に見る“デコポン色”にはなっとらんばってん、かなり順調ばい。」と小原さん。

「来年、果実をつける新芽も良いようですね!」と言うと、
「ホント笠さんも詳しくなってきたねぇ~。この辺がその新芽たいね!ここに花が来て来年実るとばってん、春先にはもちろんしっかりと剪定を施すけん、これらの良か芽に来年もしっかりと実るとじゃなかろうかね!」

「いつも言うように果樹栽培はその年、1年だけ良くてもいかんとたい。毎年毎年コンスタントに良か果実ば実らせて初めて評価されるけんね!」と小原さん。
その言葉通り、来年実るその枝たちもしっかりと充実していました。

昨年の12月21日に撮影した、デコポン『ひのゆたか』の初収穫の際の匠の親子の3ショットです。
「小春農園」さんでは、代表の小原正宏さんの長年デコポンを育ててきた豊富な経験と、卓越した技術、奥さまの美子さんの惜しまぬ手間ひま、さらには大学で専門的に果樹栽培を学んだ、専務の将輝さんの新たな知識が重なり、“本物”と呼べる農作物を毎年育てています。

将輝さんは、熊本限定栽培品種のデコポン『ひのゆたか』を開発した大学の先生から、直接指導を受けた愛弟子です。
いわば、デコポンのスペシャリストと言ったところです。

『ひのゆたか』のハウス取材を終えたころ、将輝さんがちょうどハウスの資材をもってやってきました。
「すみません今日はちょっとバタバタで!」と将輝さん。
「いえいえとんでもないです。今年もかなり順調みたいで楽しみにしてますよ!」と言うと、
「えぇ!期待していいですよ!」と自信の笑顔で応えてくれました。

「小春農園」さんの惜しまぬ手間ひまと匠の技、徹底管理によって育て上げられた柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』は、「FLCパートナーズストア」の数ある商品の中で、リピート率ナンバーワンを誇る大人気商品です。
すでに今年の分も、多数のご予約を頂戴しているほどです!

令和4年度の『デコポン(肥後ポン)』は、果実が十分に肥大し、そして色づき始めていました。
12月27日(火)を、今年の弊社の最終発送日としていますので、なんとか年内に数量限定で出荷できると思います。

「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの“柑橘王”ことデコポン(肥後ポン)をネット独占販売いたします。
お電話でのみ先行予約の受付を行っておりますが、ホームページからの受注はもう少々お待ちください。
さらに色づき、収穫を迎えるまでもその後も、今後もしっかりと現地取材してこのブログで紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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