FLC日記 2022年10月26日(水) 晴れ
10月24日(月)、令和4年度の稲刈りを行いました。
私(笠泰紀)が、自給自足を目指し取り組んでいる田んぼの米作りの5年目の稲刈りです。
本日のブログでは昨日に続き、私の稲刈りの様子を紹介いたします。
ここは、熊本県菊池市原(はる)、菊池水源の伊牟田地区にある棚田です。
手前のほうは落て水口で、土用干しがあまりできていなかったのか、台風14号の影響で少し稲が傾きましたがしっかりと実っています。
稲刈りの様子を紹介する前に、この地と私について少しお話します。
熊本県菊池市、原(はる)、伊牟田地区にある菊池水源の山奥にある、株式会社旬援隊の本社社屋兼私の住居です。
目の前の道路は、さらに山奥へ向かって進んでいますが、まもなく砂利道となり、いずれは行き止まりです。
ですからもちろんここより上には、だれも住んでいません。
敷地はすべてフェンスで囲み、入り口には門を設置しています。
それらは野生動物対策のもので、とりわけイノシシの侵入を防いでいます。
まぁ、簡単に申し上げるとそれほどの山奥と言うことです。
稲刈りに話を戻しましょう!
昨年までは10月14日に稲刈りを行っていました。
しかし、毎年青いお米が多かったので、今年は10日ほど遅い稲刈りです。
少し、熟れすぎている感もありますが、私が食べるお米だから、まぁ、良しとしましょう!
今年もコンバインを使って稲刈りをしています。
写真は1年目の様子で、こうして手刈りをしました。
1年目は米作りの原点で作りたく、田植えも手植え、稲刈りも手刈り、そしてかけ干しでの乾燥をしましたが、さすがにその労力と時間が惜しいので、今は田植え機とコンバインを使って行っています。
こちらがそのコンバインです。
弊社の契約農家さんの「岩永農園」さんから譲っていただいたものです。
聞くところによると、もう40年戦士とのこと!
しっかりメンテナンスをして、今年も大事に使います。
なぜ、そんなにメンテナンスにこだわるかと言うと、昨年大失敗したからです。
写真は昨年の稲刈りの様子です。
コンバインでの稲刈りが4年目となり、すっかり慣れてきたのでスピードを上げて行いました。
すると、コンバインの籾を収納するとことへ上がる螺旋の機材が不具合となり、収穫した籾のほとんどを田んぼに落としていたのです。
途中で気が付けばよかったのですが、調子よくコンバインは進むものですから、最後の最後になり気が付き、きちんと収穫できたのは半分以下となってしまったのです。
ですから今年は慎重に慎重を重ね、スピードを上げることなく稲刈りをしました。
とりわけ、稲が傾いているところは、丁寧に進みましたが、しっかりと稲を拾い上げてくれました。
最初の手刈りをした年以外は、弊社スタッフの原賀詠子さんと毎年稲刈りをしています。
原賀さんは、米作りの経験があり、私よりもコンバインの操作に慣れています。
途中で稲刈りを変わってもらいました。
この写真が今年の稲刈りの私が思うベストショットで「金色の野に立つ・・・」まるで『風の谷のナウシカ』のワンシーンの様ですよね!(笑)
さて、冗談はさておき、今年は慎重に慎重を重ねコンバインで稲刈りを行いました。
写真は稲刈りを終える瞬間をとらえたものです。
これから乾燥へとコンバイン袋に入れた籾をもっていきます。
今年はコンバイン袋で6袋ありました。
昨年の失敗したときに比べると、倍近くで今まででも最も収量が多い年になりました。
もみすりを終えた玄米で、約100kgとなりました。
この田んぼの面積にしては収量がまだまだ少ないことは置いといて、少し問題が生じました。
9月中旬の写真ですが、なんだか麦みたいなお米が育っています。
どうも先祖返りをしているようなのです。
私は毎年、自分で育てたお米の籾(もみ)を取っておいて、次の年の“種籾”としていました。
写真は今年の種まきの様子です。
どうやらそれが原因なのか、もともとのお米の出来方に似た毛の長いお米がちらほらとできました。
ですから、来年はきちんと種籾を購入して、新たな米作りに挑戦しようと思っています。
8月下旬の様子ですが、ここは山奥にある高冷地で、暑さに強い品種とされている今年まで作った『ヒノヒカリ』ではなく、来年からは『コシヒカリ』にお米の品種を変える予定です。
私はいつも天気は菊池地方、気温は阿蘇地方を参考にしているので、現在、阿蘇地区で多く育てられている『コシヒカリ』にしたいと思っています。
来年のことはさておき、本日、精米をしてきましたので今年の私が育てた『新米』を、しっかりと味わいながらさっそく食べたいと思っています。
自分で育てたお米をこうして食べるなんて、贅沢の極みだと思っています。
私が育てるお米は、あくまで私の自給自足のためのものです。
私はこの地で自ら農業を営みながら、株式会社旬援隊の代表取締役です。
写真は昨年の白エゴマの収穫の際の様子です。
収穫したエゴマは弊社のオリジナルブランド商品の、白エゴマ油『ピュアホワイト』にします。
株式会社旬援隊は、ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営していて、熊本の旬の食材を販売しています。
弊社の契約農家さん(わが家の専用農家さん)たちの、“本物”と呼べる食材に加え、私がこの地で栽培する「オリジナルブランド商品」も販売中です。
「FLCパートナーズストア」では、「熊本の美味しいお米」の販売も行っています。
それらのお米は、私が100年たっても追いつくことができないであろう、それぞれのこだわりを持っためちゃくちゃ美味い米です。
現在の最旬フルーツは、大人気の『太秋柿』です。
梨のような触感でぶどうのような甘さの“秋のフルーツの王様”をぜひご賞味ください。
その他にもここでしか買うことのできない商品を取り揃えています。
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ご来店お待ちしてます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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