FLC日記 2022年9月28日(水) くもりのち晴れ
「この苗たちは夏の間しっかりと手をかけ苗床で育ててきました。こうして定植を行い、今日からは栽培をするハウスに移して育てます。みんな元気に育ってほしいという思いをしっかり詰め込んで作業をしてますよ!」

熊本県限定栽培品種のイチゴ『熊紅(ゆうべに)』の生産農家の「杉本農園」の杉本一博さんがそうお話しいただきながら、とても丁寧に定植作業をしていました。

ここは、熊本県山鹿市にある、「杉本農園」さんの高級イチゴ『熊紅(ゆうべに)』の栽培ハウスです。
連棟建てのハウスはとにかく広い!!
定植作業は前日のお昼から、お手伝いの方々共に行われていました。

この辺りはすでに定植作業を終えているようです。
きちんと向きをそろえ、浅植えで苗が定植されています。
畝にはすでに潅水用のチューブが整備されていました。

熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(令和4年度)も、イチゴの匠「杉本農園」さんの、熊本産高級イチゴ『熊紅(ゆうべに)』をネット独占販売いたします。

『熊紅』は、2015年にデビューしたまだ新しい品種のイチゴです。
鮮やかな“紅色”と熊本県の“熊”から、『熊紅(ゆうべに)』と名付けられました。
円錐形の割と整った形をしているのも特徴の一つです。
果肉に空洞がが見られるものもありますが、柔らかすぎないしっかりとした食感も人気で、糖度は13度前後と、イチゴとしてはトップクラスです。

こちらは7月中旬に取材した「杉本農園」さんの苗床の様子です。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、「杉本農園」さんのイチゴ栽培の様子を、もう何年も年間を通して現地取材しています。
苗床とは、定植するまでの期間、一斉管理をするために苗を育てる場所です。

イチゴは多年生の植物で、ランナーと呼ばれるツル伸ばし、そこに新しい株ができて増えていくのです。
そうして増やした苗を、この時期に栽培ハウスに植え替えること、それが定植です。

今年の定植作業は9月26日より行われました。
写真は当日の朝の様子です。
定植作業の様子を取材に伺うと、杉本さん一人がいました。

「笠さんすみません!今日はお昼から皆さんに来ていただき作業をするんですよ!」とのこと。
「そうでしたか!私はてっきり今年も朝から行うのとばかり思っていたので!わかりました。今日の午後はほかの取材があるので明日の朝から伺いますね!」と伝え、その日はハウスを後にしました。

そして、定植作業の様子もこうしてきちんと取材しました。
「杉本さん!以前お聞きした、苗の向きをそろえ浅植えするること!泥芽をかいであげること!は今年も同じですか?」と尋ねると、
「さすが笠さん!イチゴの栽培のことも詳しくなりましたね!」と杉本さん。
ここからは少し、以前取材した様子をもとに紹介します。

「これが“泥芽”と称している、いわば新芽ですね!これを放置しておくと、養分を奪い合って1番花の果実が美味しく育ちません。もちろんその後の芽は生かしていきますが、今は必要ないんです。」

「ですから、この手移植の際の“泥芽”は、見つけ次第かいでいきます。ほら!“泥芽”をかいだのがわかりますか?」
杉本さんは、定植作業をしながら、しっかりと1つ1つの苗を観察し“泥芽”かいでいました。

「うちではイチゴの苗は、浅く植えるんです。そうすることで、これから出てくる“泥芽”を見つけ出しかいであげることもやりやすいし、イチゴの根っこは横ではなく、下に伸びる性質があるので、その方が良いんですよ。」
「今私に教えていただいたことは、ここにお手伝いに来られているみなさんご存じなんですよね!」というと、

「そうですね!でも、定植作業がメインなので、浅植で向きをしっかりそろえることをメインにしていただいています。先ほどの“泥芽”は苗床で準備するときに先にほとんどかいでいますからね!」とのことでした。

こちらは今回取材した様子です。
定植作業はポットで育てた苗を配置することから始まりますが、「杉本農園」さんでは、植えやすいように定植する場所にあらかじめ穴を掘っています。

この日は平日ということもあり、例年より少なめのお手伝いの方々でしたが、皆さん役割分担をしながらすごく手際よく作業を進めていました。
この日はあいにくの雨でしたので、杉本さんや杉本さんのお父さんやお母さんが濡れやすいハウスの外側で作業をしていたようです。

こちらは1月上旬、収穫をしている杉本さんのお父さんの杉本憲治さんです。
「杉本農園」さんは、今年で23年目を迎える、年間を通してイチゴだけを栽培する“イチゴ専用農家さん”です。

お父さんの憲治さんと、お母さんの洋子さんが、長年培ってきた経験と技術を、大学で専門的にイチゴ栽培を学んだ、息子さんの杉本一博さんが、さらに進化させ、最高級のイチゴを育てています。

この日私は時間の関係で、定植作業を終えるところまでを取材することができませんでしたが、その日の夕方「無事に定植を終えました!」と杉本さんから連絡をいただきました。
定植後の成長の様子などは、また後日現地取材をしてこのブログでご紹介いたします。

「FLCパートナーズストア」では、今年も「杉本農園」さんの熊本産高級イチゴをネット独占販売いたします。
今年ももちろん、熊本県限定栽培品種の『熊紅(ゆうべに)』の販売です。
これからも、惜しまぬ手間ひまや栽培の様子、成長過程など現地取材で紹介していきます。
お楽しみに!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
『FLC日記』は「にほんブログ村」の
ランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、
ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!

にほんブログ村