FLC日記 2022年8月27日(土) くもりのち晴れ
ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、日本有数の米どころ、熊本県菊池市七城町の砂田地区で、土にこだわる匠、野中兄弟の『砂田のこだわりれんげ米』をネット独占販売しています。
こちらは、昨年10月15日に行われた稲刈りの様子です。
熊本県菊池市七城町にある、砂田地区は、菊池川と迫間(はざま)川の間に位置してます。
七城町は、日本有数の米どころで、砂の混ざった独特な土壌を持つこの砂田地区の田んぼで育つ『砂田米』は、江戸時代から、美味いお米の代名詞と称賛されているお米です。
『砂田のこだわりれんげ米』生産農家の野中兄弟(左:兄の野中賢吾さん、右:弟の野中剛さん)です。
野中兄弟は亡き父(野中逸雄さん)の意思を接ぎ、栽培方法そのままで『砂田のこだわりれんげ米』栽培しています。
熊本県菊池市七城町の砂田地区で、れんげを有機肥料に使用しながら栽培するのです。
『砂田米』は、“天下第一の米”とされ、将軍家や皇室への献上米としての歴史がある大変おいしいお米です。
その七城町砂田で、野中逸雄さんは、れんげを有機肥料として育てた、『砂田のれんげ米(野中さんこだわりのお米)』を生産しています。
「FLCパートナーズストア」では、その『砂田のれんげ米』をネット独占販売しています。
以前は、百貨店へも卸していましたが、現在は、基本、自分や家族、親せきや友人のために育てているお米です。
ですから、一般流通はなく、大変貴重なお米で、特別に分けていただき販売しています。
定期購入のお客様の分を確保し、販売できる分は残りわずかとなってきました!
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こちらは現在の様子で、令和4年度の『砂田のこだわりれんげ米』も、順調にそして元気に生育しています。
『砂田のこだわりれんげ米』の田んぼでは、この時期、今年も順調に出穂(しゅっすい)が始まり稲穂に花が咲いていました(8月23日撮影)。
この白い糸のようなものがお米の花です。
正確に言えば、今見えているのは雄しべです。
お米の花の開花時間は非常に短く、午前中に開花し、お昼頃には閉じてしまいます。
籾(もみ)はそうやって閉じてしまうので、この白いものは閉じたあとに残された雄しべなのです。
開花している間に、穂の先から、小さな花が咲いて、 葯(やく)から花粉が飛び出します。
柱頭にくっついた花粉が発芽し、花粉管を伸ばし、花粉の中の核を子房内の卵に届けます。
そうして受精したお米が大きく成長していくのです。
出穂は始まったばかり!
これからどんどんお米の花が咲いていきます。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子、農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材し、このブログで紹介しています。
写真は今年の6月上旬の『砂田のこだわりれんげ米』の苗床の様子です。
こうして、野中兄弟のお米作りも、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
稲刈りはもちろんのこと、その後の冬の土つくり、種まき、苗床、田植え、苗の成長の過程、そして黄金色に輝く稲穂まで、その全てです。
田植え前の田んぼの様子を紹介しましょう!
4月下旬の野中兄弟の田んぼです。
この時期の田んぼは、1面れんげの花に覆われていました。
野中兄弟は、稲刈り後、整地をした田んぼにれんげの種を蒔き、春先までれんげを育てます。
れんげは、収穫を目的として育てるのではなく、美味しいお米を育てる土つくりの“緑肥”にするために育てられたものです。
花が咲き終わる、5月上旬、その花も葉も茎も根も全て田んぼに鋤き込み、有機肥料とするのです。
こうして、野中兄弟がれんげを田んぼに鋤き込んでいる頃、裏作を育てる農家さんたちは収穫の時期を迎えます。
裏作とは、稲刈りが終わり田植えをするまでの期間にお米以外の作物を育てることです。
代表的なのは、麦です。
その他にも、菊池市の名産の「水田ごぼう」や白菜などの野菜類、たばこ、牧草などが、稲刈りを終えた初冬から初夏にかけて栽培されています。
しかし、野中さんは、お米以外に田んぼで作物を育てません。
それどころか、コストや多くの手間ひまのかかるれんげを、その時期に栽培しているのです。
昨年の稲刈り時に撮影した写真です。
毎年繰り返されることですが、野中兄弟は稲刈りの際に、稲ワラをこうして細かく裁断しながら田んぼにまいていきます。
田んぼの栄養で育った稲を、また田んぼに戻し、肥料とするのです。
こうして細かく裁断された稲ワラは、11月上旬、有機肥料とするためにトラクターで田んぼに鋤き込んでいきます。
その後、さらに耕運しながら整地し、れんげのの種を蒔きます。
れんげは花が咲き終わる、田植え前のころ、先ほど紹介したように鋤き込んで有機肥料とするのです。
こちらは、7月中旬の分けつの頃の様子です。
野中兄弟は、稲刈り時の稲ワラと緑肥とするれんげの2つの有機肥料以外に、何も足さず、何も引かずに『砂田のこだわりれんげ米』を育てています。
基本的には、自分や家族、友人や知人が安全で美味しいお米を食べるためです。
そうして育てられた『砂田のこだわりれんげ米』を、「FLCパートナーズストア」に分けていただき、数量限定で弊社でネット独占販売しているのです。
一般流通のない、他で買うことのできない、大変貴重なお米です。
本日のブログでは、出穂が始まった様子とれんげ米へのこだわりについて紹介しました。現在成長中の令和4年度の新米の発売は、10月下旬より出荷予定です。
現在販売中の令和3年度の『砂田のれんげ米』は、定期のお客様の分を確保すると、白米、玄米共にいよいよ残りわずかとなってきました。
ご注文は下記「FLCパートナーズストア」のロゴをクリックして、『熊本の美味しいお米』のページにお進みください。
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FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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