FLC日記 2022年8月4日(木) くもりのち晴れ
熊本県菊池市、菊池水源にある『菊池水源棚田米』の田んぼに現在の成長の様子を現地取材してきました。

『菊池水源棚田米』は、その名の通り、熊本県菊池市、菊池水源の棚田で生産される大変希少なお米です。
田植えから1か月半・・・
稲たちはこうして元気に成長中です。
ここは、熊本県菊池市、菊池水源にある棚田です。

弊社が販売契約をしている後藤武臣さんの棚田(田んぼ)は、ここには計5枚あります。
ただし今年はそのうち4枚で『菊池水源棚田米』を育てています。
写真は一番上の棚田の様子です。
この日はぼんやりとしか見えませんが、田んぼ越しに阿蘇北外輪山の一角を占める“鞍岳”のその雄大な姿を望むことができます。

以前撮影した写真です。
「鞍岳」は、こうして、女性の横顔のように見えます。
時には、大仏様と言われたり、弁天様と言われたりもしています。
私は、後藤さんの田んぼ越しに見る「鞍岳」の姿が大好きです。
話を『菊池水源棚田米』に戻しましょう!
この棚田全体を見下ろすことのできる高台から見た、現在の棚田の景色をご覧ください。

「FLCパートナーズストア」でネット独占販売する、後藤武臣さんの『菊池水源棚田米』の田んぼは、中央の堆肥センターの左側、最も南の斜面にあります。

高台には、「原井出(はるいで)」と呼ばれる、大きな用水路があり、そこから棚田に枝分かれして、清らかな水を送り込んでいるのです。
この「原井出」が作られたのは、なんと江戸時代、将軍徳川綱吉のころなのです。

]水の便が悪かったこの地域一帯を救うべく、河原杢左衛門(かわはらもくざえもん)が、菊池川の上流から水を引く井出を計画し、4年余りの歳月をかけ、総延長11kmにもなる「原井出」を作り、現在はこうしてコンクリートで整備され使用しています。

「原井出」からはこの棚田郡へは中央を走る道路に沿ってさらに用水路が続いています。
この用水路から、各棚田へ水を供給するのです。

絶えることのない、菊池川源流からの水は、とにかく透き通っています。
清らかな新鮮な水なのです。
こうして手を浸すと、源流らしくとてもヒンヤリとしています。
後藤さんは、この水に惚れ込み、手のかかる棚田でお米作りをしているのです。

こちらは5月上旬の苗床作りの様子です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

後藤さんの『菊池水源棚田米』の栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
稲刈りのみならず、稲刈り後の冬の様子や苗床作り、苗床での苗の成長、田植え(写真:今年は長男さんが行った田植え)、稲の成長の段階や、花咲く様子、黄金色に輝く稲穂などその全てです。

後藤さんの棚田のすぐ横には、「堆肥センター」(写真中央の建物)があります。
この堆肥センターは、後藤さんが発起人の一人となり建てられました。

「お米作りの命は“水”。この菊池水源の水は、名水百選にも選ばれた菊池川の源(みなもと)の水たいね!この良か~ぁ水のあるとだけん、あとは元気な土つくりと、俺がどれだけ手ばかけて育てるかで、米の美味さの変わるとたい。」と後藤さんはよく話します。

同じようなアングルの4月上旬の写真です。
この頃、後藤さんの田んぼではれんげを育てています。
後藤さんは、元気な土を作るため、堆肥(有機肥料)に加え、冬の間にれんげの種を撒き育てます。

4月下旬にはれんげは満開に咲き誇ります。
しかし、このれんげは収穫を目的として栽培しているのではありません。
あくまで、美味しいお米を育てる土つくりのためです。
稲刈りを終えると、購入したれんげの種を撒き、土作りのためだけに、コストをかけ手間ひまをかけれんげを育てます。
れんげは花が咲き終わる5月上旬頃、その花も葉も茎も根も全て田んぼに鋤き込み有機肥料とするための「緑肥」なのです。

熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、水にこだわる匠が、手のかかる棚田で、惜しまぬ手間ひまと愛情たっぷりに育てた『菊池水源棚田米』を、今年もネット独占販売いたします。
大変好評いただき、令和3年度の『菊池水源棚田米』はすでに定期のお客様分を除いて完売となっています。

令和4年度の『菊池水源棚田米』の新米は、10月上旬の稲刈り、乾燥、もみすりを終えた、今年も10月下旬からの出荷予定です。
一般流通のない数量限定の大変貴重なお米です。

惜しまぬ手間ひまをかけられた稲たちは、今年も美しく成長中です。
令和4年度の『菊池水源棚田米』はこれから花が咲き稲穂が実ります。
今年も、稲の成長の様子や惜しまぬ手間ひまなど、しっかりと取材してまたこのブログでご紹介いたします。
ぜひ一緒に成長の様子を見守って下さい!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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