FLC日記 2022年7月11日(月) くもり時々晴れ
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、令和4年度も「小春農園」さんの、究極の柑橘『せとか』をネット独占販売いたします。
収穫及び出荷は、来年(令和5年)の2月中旬からの予定です。
『せとか』は、全ての柑橘類の“良いとこどり”をした、非の打ちどころのない美味しさから、“究極の柑橘”と呼ばれています。
だからこそ、その栽培には高度な技術と惜しまぬ手間ひまが必要です。
本日のブログでは、現在の栽培の様子を現地取材してきましたので紹介します。
ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある、匠の農家さん「小春農園」さんの、究極の柑橘『せとか』の栽培ハウスです。
自然豊かなこの地の、日の当たる山の斜面にその栽培ハウスはあります。
しかしハウスと言えども、ボイラーを焚き、加温をして育てるのではありません。
ハウスはあくまで雨風や病気、害虫から大切な果樹や果実を守るためのものです。
ハウスの中はこんな感じです。
下草を生やしながら、より自然に近い形で、『せとか』を育てています。
それを“草生栽培”と言います。
草を生やしながら育てるにはちゃんと意味があるのです。
そうすることで、ハウス内に仮に病気や害虫が侵入しても、この草にとどまることが多く、果樹への影響を極力減らすことができます。
時期を見て手作業で草刈りをし、そのまま有機肥料とします。
私が伺ったこの日はちょうど草刈り直後と言うことでした。
現在、せとかの果実は、ゴルフボールほどの大きさにまで成長していました。
ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊代表取締役の私(笠泰紀)は、「小春農園」さんの究極の柑橘『せとか』の栽培の様子をもう何年も年間を通して現地取材してきました。
こちらは1ヶ月ほど前の着果直後の様子です。
収穫の様子のみならず、その後の剪定や花咲く様、着果し成長していく過程などその全てです。
前回の取材の際に、どうしても気になることがあったので、今回もまた現地取材に伺いました。
「小春農園」専務の小原将輝さんです。
「今年はこの時期に昼夜の寒暖差が大きいため、せとかが少しデコポンのようなデコが出そうなんです。」と将輝さん。
まだ、生理落下も終わっていない、花びらも少し残っている頃の着果の時期ですが、匠はその変化に気が付いていました。
前回取材したこの写真では分かりにくいので、現在の様子でわかりやすく説明します。
現在のせとかの様子です。
枝から伸びた果実付近が、デコポンのように少し盛り上がっていますよね!
将輝さんはこのことを言っていました。
「小春農園」専務の小原将輝は、大学で果樹栽培(特に柑橘類)を学んだ言わばスペシャリストの“匠の農家さん”です。
「小春農園」さんでは、親子の匠によって、様々な“本物”と呼べる農作物を育てています。
「小春農園」さんは、代表の小原正宏さんの長年の経験による卓越した技術と豊富な知識に加え、奥様の美子さんの惜しまぬ手間ひま、さらに大学で柑橘類を専門に学んだ、息子の将輝さんの専門的な知識と管理能力を持つ親子の匠で、まさに“本物”と呼べる様々な農作物を育てる匠の農家さんです。
「ほら!これなんか、ぱっと見、デコポンみたいでしょ?」と将輝さん。
「これからの成長で、デコは引っ込むのですか?」と尋ねると、
「いえ!デコポンのように極端にはなりませんが、ある程度は残ると思います。」
「この6月の極端な暑さによる昼夜の寒暖差で、そんな形にどうしてもなっちゃいました。それから、本来なら摘果作業をしても良い大きさになっていますが、今年は少し遅らせようと思っているんです。」と将輝さん。
「どうして摘果作業を少し遅らせるのですか?」と尋ねると、
「やっぱりそこ気になるとこですよね!それは、果皮がきれいなせとかを作るためですよ!」と将輝さん。
こちらは、収穫の際に撮影した『せとか』です。
『せとか』は、このつるっとしたきれいな果皮も特徴の一つです。
「小春農園」さんの『せとか』はご覧の通り実に美しいんです。
「あまり早くに摘果をして、育てていく『せとか』を決めてしまうと、果皮がごつごつした感じになっちゃうんです。ですからタイミングを見計らって、摘果しようと思ってます。」と将輝さん。
あの美しい果皮の『せとか』は、摘果作業にも匠の技があったのですね。
匠の技と言えば、摘果作業後、「小春農園」さんでは『せとか』が実る果実の枝を、1本1本全てひもで吊るしながら収穫まで栽培します。
これからの成長を見越して、まだひもはゆるく吊られています。
『せとか』の収穫を迎えるのは、まだ半年も先のことです。
1玉が300gほどにもならる『せとか』が、成長の過程で枝が折れる恐れがあることと、風で揺れ果実が枝や葉、果実同士でぶつかってキズ着かないように1玉1玉を全てひもで吊るし惜しまぬ手間ひまをかけ、見た目にも美しい『せとか』を育てるのです。
最も暑い時期に何度も脚立を上り下りしながら行う、過酷な手作業を、惜しまぬ手間ひまをかけ美子さんを中心に毎年行っています。
さらにはその際に、果実に残る「柱頭」をこうして1つ1つ切り落としていくのです。
この様な現地取材をしないとわからないたくさんの手間ひまが、あの美しい『せとか』を育て上げているのです。
「形はともかく、あの美味しいさえとかを今年もお願いします!」と言うと、
「これから摘果や玉吊り、その後の温度と水管理などしっかり手をかけ育て上げるのでお任せください!」と、将輝さんは、自信の笑顔でそう答えました。
「FLCパートナーズストア」では、今年度も「小春農園」さんの究極の柑橘『せとか』をネット独占販売いたします。
収穫した中から、さらに選び抜かれた“極選”の『プリンセスせとか』としての販売です。
2月の収穫が待ち遠しくてなりませんが、それまでの成長の様子などなどは、また現地取材にてご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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