FLC日記 2022年5月18日(水) 晴れ
昨日のブログに続き、現在最盛期を迎えている『菊池水源茶』の茶摘みの様子を紹介いたします。
熊本県菊池市原(はる)の菊池水源地区にある伊牟田区は、『菊池水源茶』発祥の地です。
写真は、伊牟田区にある茶畑とお茶の加工工場です。
熊本県菊池市、菊池水源は、その名の通り水の源(みなもと)にある地区です。
1級河川の「菊池川」の支流に位置し、標高が高く霧深い場所にあり、朝夕や年間を通した寒暖の差で、美味しいお茶が育つ名産地です。
伊牟田地区の公民館近くには、このような立派な石碑が立てられています。
茶摘みの目安とされる八十八夜は、5月2日ですが、この地は高冷地のため、今年も1週間ほど遅く茶摘みが始まりました。
そして今は茶摘みの最盛期です。
茶摘みは専用の機材で行います。
手前はすでに茶摘み済みで、機材が進んでいるところが茶摘みを行っているところです。
お茶の高さが違うのがお分かりいただけますか?
この機材は、3月中旬お茶の選定作業でも使用します。
その時は、高さを72cmに固定して剪定し、茶摘はそれより約1.5cm高くして行われます。
この春に芽吹いた新芽の部分だけを、次々に茶摘(収穫)して、機材の後部の収納部分に納められていきます。
茶摘みを終えたところからは、とても良いお茶の香りがしています。
毎年のことですが、私は何度もそこに顔を近づけ、思いっきり新鮮なお茶の香りを楽しみました。
こちらは10月中旬に取材した、お茶の列の側面を切りそろえる作業の様子です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の栽培地に伺い年間を通して取材しています。
「川口製茶園」さんの『菊池水源茶』の栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
「茶摘みや剪定の機材とは別に、この側面を切りそろえる機材も必要たいね。」と川口さんが話されたのを思い出しだしました。
お茶栽培にはたくさんの農業機材が必要なんです。
切りそろえたところは、この様に見事にまっすぐに開いています。
そこを剪定や茶摘みの時の機材が通るんです。
さて、今回の茶摘みの様子に話を戻しましょう!
一定量まで収穫すると、左右3袋づつ、計6袋に分けて収穫されたお茶は、急いで別の袋に移しかえられます。
茶摘みは、スピードが大事なんです。
収穫したお茶はすぐに次の工程へと進めていかねばなりません。
「今年も思いっきりお茶の香りを楽しみながら取材しています!今年も良い出来のようですね!」と言うと、
「そうね!しっかり手をかけて育ててきたけん、良いお茶になるんじゃないかな!」川口さんはそう笑顔で答えました。
摘み取り機材から袋に移された茶葉からは、さらに良い香りが漂っています。
茶葉の色も濃く、本当に良い茶葉のようです。
「笠さんはそんなに香りがするの?」川口さんの奥様の川口美恵子さんが話しかけてきました。
「私たちは毎日のことだから、もうそんなに香りがわからなくなっちゃってるのよ。でも、笠さんのお茶の香りを楽しむ嬉しそうな顔を見てると、今年も良いお茶ができたんだなと思うわ!」
美恵子さんが笑顔でそう話しました。
こちらはこの日お手伝いに来ていた李京俊さんです。
「今日はお手伝いがいつもより2人も少なく大変だと思ってましたが、笠さんが楽しそうに取材しているので、私たちも楽しく仕事で来てます。」と話しました。
茶摘みはどんどんと進められています。
まもなく、軽トラック2台にいっぱいのお茶が摘み取られようとしています。
そうなったらすぐに移動です。
「お疲れじゃないですか?」と声をかけると、
「疲れてるよ!ばってん、この時期は仕方なかけんね!昨日は、いや今朝になるたいね!工場の工程が終わったのが朝3時だったばい(笑)。」と川口さん。
「え?もしかして今日もそれくらいになるんですか?」と尋ねると、
「今日の分は、なんとか今日中には終わろうかと思ってる。天気が良くないと茶摘みはできんし無理しながらでも頑張るよ!」川口さんはそう力強く答えました。
その後、本日のブログの最初の写真で紹介した、川口さんが所有するお茶の加工工場に移動し、摘んだばかりのお茶を移し替えます。
ここで、生茶を“荒茶”と呼ばれるところまで加工するのです。
「もう一回茶摘みに戻るけん、その間にお茶が蒸れんように下からファンを回し水分も与えよるとたい。できるだけ均等にならしたら、また茶摘みの戻るよ!」とのことでした。
収穫された生茶は、緑茶の原料となる「荒茶」へと加工します。
その製造工程の様子は、以前取材しこのブログで紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。
「FLCパートナーズストア」オフィシャルブログ「FLC日記」
菊池水源茶
生茶から荒茶へ(製茶工場) 「FLCパートナーズストア」では、幻の一品、菊池水源有機抹茶『雲上の白』、ティーパック緑茶『オフィスティー』などの『菊池水源茶』を取り扱っています。
そして、令和4年度の新茶は、6月からの販売予定です(一部商品のぞく)。
ぜひご賞味ください。
ご来店お待ちしてます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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