FLC日記 2022年2月3日(木) くもり
「大玉スイカの交配はまだ1色目ばってん、小玉スイカは2色目に入ったばい!交配(受粉)作業ばしよるけん取材においで!」
スイカの匠「大山ファーム」代表の大山陽一さんに連絡をいただき、昨日さっそく現地取材に伺いました。

交配を終えた、小玉スイカ『ひとりじめHM』の赤ちゃんです。
交配作業を終えると、目印とする毛糸を置いていきます。
最初に交配を終えたものには、黒い毛糸を置いてありました。

熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、令和4年度も、スイカの匠「大山ファーム」さんが育てる、3月下旬からの小玉スイカ『ひとりじめHM』、4月中旬からの大玉スイカ『春のだんらん』をネット独占販売いたします。
※出荷日はあくまで予定です。

熊本県合志市(こうしし)の、「大山ファーム」さんは、一切の妥協を許さず、とことん手をかけスイカを育てる匠の農家さんです。
「自分が納得できんスイカは絶対に出さん!」と言う、強い信念でスイカを育てています。
「大山ファーム」さんが育て上げた『夢スイカ』の美味さは、有名フルーツショップ「千疋屋」さんでも販売された実績を持つ、まさに“最高級スイカ”です。

「大山ファーム」さんでは、収穫時期をずらすため、数ヵ所の連棟や単棟の栽培ハウスで、小玉スイカ『ひとりじめHM』、大玉スイカ『春のだんらん』を育てています。
私は昨日、交配作業が始まる前の9時半に現地に伺いました。

こちらはすぐ小玉スイカ『ひとりじめHM』の栽培ハウスです。
すぐに変化に気が付きました。
ハウスの開閉を自動で行う制御盤がついていました。
制御盤の設置については、後ほどお話しするとして、まずは小玉スイカ『ひとりじめHM』の栽培ハウスの中の様子を紹介します。

ハウスに入った瞬間に、カメラのレンズが曇るほど、外気との温度差があります。
本日のブログの冒頭の写真はこのハウスで撮影しました。
私が伺った時には、小玉スイカの交配作業を終え、大玉スイカの栽培ハウスに大山さんたちは移動していました。

こちらは、昨年12月22日の定植直後の様子です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

「大山ファーム」さんの『夢スイカ』の栽培の様子も、収穫時期のみならず、苗床から定植、その後の成長の過程やその間に行う惜しまぬ手間ひまや匠の技などその全てをもう何年も年間を通してこうして現地取材してきました。

そしてこちらは、以前取材したつる引き作業の様子です。
「大山ファーム」代表の大山陽一さんのお母さんが、つる引きと芽カギ作業を行っています。
スイカの苗は、ハウスの中央の通路から、両サイドに向けて伸ばし育てます。

成長の過程で、一度伸びたツルを真ん中の通路の方へ、このように引き寄せます。
それが“つる引き作業”です。
これには、もちろんきちんとした理由があるのです。

こちらは、収穫直前の小玉スイカ『ひとりじめHM』の様子です。
定植直後は4重張りのビニールも、気温が上がるこの頃は2重となっています。
スイカが、真ん中にずらりと並んで育っているのが分かりますか?
通路と隣のハウスの中央のベストポジションにスイカを実らせているのです。

「大山ファーム」さんでは、小玉スイカは18節、大玉スイカは20節に咲く花に交配して、スイカの果実を実らせます。
そのスイカたちが育つ環境が、最も日が当たり、温度も安定するハウスの通路と端の間の部分になるように配置するために、いったんツルを引き寄せるのです。

大山さんのお母さんに、作業の様子をうかがいました。
「こうして、スイカのつるを手前に丸く引き寄せながら、芯(生長点)はハウスの外側にきれいに向けてあげるとたいね!その時、脇芽も一緒に摘んでいくとたい。」

「このつるが集中してスイカの果実を実らせることができるように、不要な脇芽を伸ばさんことが大事たいね。」
「手前に咲いた花も摘むんですか?」と尋ねると、
「花は摘まない農家さんが多いけど、私は摘んであげるかな。不要な花に使うエネルギーを、苗の成長や果実に注がせるためにね。」

「陽一も同じように話すかもしれんばってん、しっかり手をかけんと良か作物はできんとたい。それも、一番いい時に一番いい方法で作業せにゃんたいね。特に交配作業は時間との勝負だけん、この時期は毎日欠かすことなく交配作業ばしよるはずよ。」とのこと。
さて、現在の交配作業の様子に話を戻しましょう。

大玉スイカ『春のだんらん』の栽培ハウスです。
大山さんとスタッフのひとみさんが交配作業を行っていました。
交配とは受粉のことで、雄花の花粉を雌花に着けることです。

スイカの花が最も元気に咲くのは、10時から11時くらいのほんの1時間ほどです。
その元気な花の花粉を雌花に受粉していくのです。
匠の交配作業の様子をご紹介したいのですが、本日は少々長くなりましたので、この続きは明日のブログで紹介することとします。

「FLCパートナーズストア」では、今年も「大山ファーム」さんの『夢スイカ』をネット独占販売いたします。
3月下旬より小玉スイカ『ひとりじめHM』、4月中旬からは大玉スイカ『春のだんらん』、の出荷予定です。

スイカは糖度が10度を超えると美味しいスイカ、11度を超えるととても美味しいスイカと言われます。
しかし、「大山ファーム」さんの、昨年の初物の『ひとりじめEX』は、なんと糖度が14.5度もあり、その甘さは驚異的でした!!
今年も間違いなく「大山ファーム」さんは、そんなスイカを育ててくれます。
「大山ファーム」さんの『夢スイカ』に今年もご期待ください!
追伸。
現在、ホームページでは注文を受けていませんが、待ちきれないお客様からは、すでにお電話で今年のご予約を多数頂戴しています。
最も甘いと言われる、“初物”をご希望の際には、お早めにご予約下さい。
お電話またはメール、FAXにて承っております。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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