FLC日記 2021年10月29日(金) 晴れ
2021年(令和3年)10月14日、私が自給自足のために、無農薬栽培で育てたお米の稲刈りをしました。
稲刈り当日の稲穂たちです。


米作りは今年で4年目となりました。
一般的な平地の田んぼと違い、山あいの谷にある棚田での米作りなので、日照時間も短く、水も冷たいせいか今年は昨年よりも早く田植えをしましたが、稲刈りは平地の田んぼより随分遅くになりました。
しっかり実っているようですが、やはり1粒1粒は小さく見えます。

私の米作り史上、最大のピンチを乗り越えて迎えた、私にとっては本当にうれしくてうれしくてたまらない稲刈りなんです。
ここまでになるまでの、大ピンチのお話の前に、簡単に自己紹介します。

私は株式会社旬援隊の代表取締役の笠泰紀です。
ここは、熊本県菊池市、原(はる)、伊牟田地区にある菊池水源の山奥にある、株式会社旬援隊の本社社屋兼私の住居です。

目の前に道路がありますが、ここより上に上ってもだれも住んでいませんし、いずれは行き止まりになります。
私はこの山奥で、自給自足の生活を目指しながら、株式会社旬援隊の代表取締役をしています。

ここには、約2000坪の敷地があり、さらに近隣の田畑を借りて、様々な作物を育てています。
写真は4月下旬の上の段の畑と利平栗の栗林です。

こちらは現在の様子で、まもなく収穫を迎えるキウイ棚の一部です。
このキウイたちは弊社のオリジナルブランド商品として、まもなくホームページで販売をスタートします。

株式会社旬援隊は、熊本の旬の食材を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営していています。
弊社で販売しているのはそのほとんどが、ここでしか買えないものばかりです。


「FLCパートナーズストア」では、お米、旬のフルーツ、新鮮野菜、乾物、ハンバーグ、えごま油、タマゴなどなどを販売しています。
それらは、弊社の契約農家さん“我が家の専用農家さん”と、ここで私が育てたオリジナルブランド商品です。
ぜひホームページものぞいてみてください!
ホームページはこちら
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さて、本日のブログのテーマ、私の米作りに話を戻しましょう。
自分で言うのも変ですが、黄金色に輝くとても美しい田んぼです。
ここは山奥なので、イノシシ対策の電柵を今年も張り巡らせました。

異変に気が付いたのは7月中旬のことでした。
この頃は、ずっと雨が続き、気温もあまり上がらない日が続きました。
毎日の田廻りに行ったのですが・・・。

米作りで、最も恐れる病気の1つ「いもち病」が発生しました。
冷たい水や気温が低いなどの条件が重なると発生しやすくなるのですが、まさにその条件が重なったのです。

最初は水口付近に発生しました。
やはり、田んぼへ入れる水を田んぼをぐるりと巡らせて温めてから入れていましたが、やはりここの水は冷たすぎるのです。

それからしばらくは、同じような天気が続き、「いもち病」はどんどん広がっていきました。
私は、同じく無農薬でお米を育てている、私の米作りの師匠でもある堤公博さんに相談に行きました。

こちらが「健康農園」代表の堤公博さんです。
堤さんは、“米・食味鑑定士”で、雑穀エキスパートです!!
また、九州米粉食品普及推進協議会の会長などたくさんの役職をしながら、自らも無農薬でお米を育てています。

堤さんが育てたお米は、「米・食味分析鑑定コンクール」において、2度も日本一に輝いた実績を持っています。
ですから、現在、堤さんは「米・食味分析鑑定コンクール」の審査委員をしています。
堤さんが育てるお米は、大人気ですでに予約でいっぱいとなっています。

日本一の称号を獲得したころの栽培方法と全く変わらない育て方で、毎年お米を育てています。
そんな堤さんのお米を、「FLCパートナーズストア」では、『発芽玄米』と『雑穀米』として販売しています。

また、同じく堤公博さんが育てた、無農薬・無化学肥料栽培のひのひかりを100%使用した『米粉(微細粒米粉)』を、ネット独占販売しています。

堤さんはすぐに
「いもち病は一部ね?それとも全体に広がってるね?」と尋ねました。
私が
「もう全体に広がりつつあります。」と答えると、
「一部なら惜しかろうけどそこだけを刈るというやり方もあるけど、広がっとるならねぇ~。なら、噴霧器はあるね?」とのことでした。

「消毒や農薬を使用せずに育てるつもりだったので、噴霧器はありません。」と言うと、
「なら、霧吹きで良かけん、それとお酢と焼酎ば買って来なっせ!」とのこと。
お酢と焼酎を1対1で混ぜて、それを500倍位に薄めて稲に降りかける様アドバイスをいただきました。

さっそく、買ってきて対策をしました。
その頃は、その作業の様子など写真を撮る余裕がなかったので、落ち着いてからこの3セットの写真を撮りました。
農薬ではないいもち病の駆除を行いました。
堤さんが言うには、いもち病は気温が30℃を超えるとなくなるとのこと!
幸い、その後、夏らしい好天になりお酢と焼酎での駆除効果と重なり、いもち病はそれ以上増えることはありませんでした。

8月上旬の稲の様子です。
堤さんに教えてもらった対策で、もちろん葉っぱのいもち病にやられたか所が戻ることはありませんが、広がることはなく、新しく芽吹いた葉は青々と元気に育っています。

こちらは水口付近のすっかり枯れたであろうとあきらめかけていた苗です。
もちろん、他の株に比べるとかなり遅れていますが、こうして新しい葉が元気に出てきました。

こうして私の田んぼでは農薬を使用することなく最大のピンチの「いもち病」を乗り越えることができました。
これから出穂そして稲穂が頭を垂れ、いよいよ稲刈りとなるのですが、この続きは明日のブログで詳しく紹介いたします。
私が育てるお米は、あくまで私の自給自足のためのものです。

「FLCパートナーズストア」では、弊社と販売契約をしている匠の農家さんが育てた「熊本の美味しいお米」を販売しています。
そのお米は、私が100年たっても追いつくことができないであろう、それぞれのこだわりを持った美味い米です。
ぜひ、下記ロゴをクリックして、ホームページものぞいてみてください。
ご来店お待ちしてます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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