FLC日記 2021年10月9日(土) 晴れのちくもり
「今年は苗の成長もとてもよく、順調すぎるくらいです。ただ、こんな時こそ気を抜くことなく12月上旬から出荷が確実にできるよう、温度と水管理をしていきます。」
イチゴの匠「杉本農園」の杉本一博さんが、そう話してくれました。


今年も自分たちで苗床で育てた苗たちを、栽培ハウスに定植しました。毎年、9月23日(秋分の日)前後のことです。元気に育つ苗たちは、熊本限定栽培品種の高級イチゴ『熊紅(ゆうべに)』の苗たちです!

熊本県山鹿市にある、「杉本農園」さんの『熊紅(ゆうべに)』の栽培ハウスに現地取材に行ってきました。
「杉本農園」さんのイチゴの栽培ハウスはとても広く、1枚の写真では到底収まりきれません。

熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(令和3年度)も、『熊本産新鮮いちご』を販売いたします。
いずれも弊社ネット独占販売の商品です。

その中で「杉本農園」さんが栽培しているのは、熊本限定栽培品種の高級イチゴ『熊紅(ゆうべに)』です。
糖度が13度前後と、イチゴとしてはトップクラスの美味しさで、弊社の大人気商品です。

特に、大粒の3Lサイズの『熊紅』(写真)は、昨年も3週間待ちともなる人気ぶりで、毎回の出荷予定数は常に完売となったほどです。
そして、今年もその『熊紅』のハウスでの栽培がスタートしました。

ハウスに伺うと、「杉本農園」の杉本一博さんが、今回も取材協力してくれました。
「杉本農園」さんは、イチゴ一筋21年の、まさに匠と呼べる農家さんです。

熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
こちらは、8月中旬の苗床の様子です。

定植作業を取材した際の写真で、一博さんのお父さんの杉本憲治さんです。
「杉本農園」さんでは、一博さんのお父さんの、杉本憲治さんの長年の経験と卓越した技術、奥様の洋子さんの惜しまぬ手間ひま、さらに、大学で専門的にイチゴ栽培を学んだ一博さんの新しい知識が加わり、惜しまぬ手間ひまをかけ、“本物”と呼べるイチゴを育てる“匠の農家さん”です。

こちらは再び苗床の様子です。
イチゴは、多年生の植物で、左の親株から、ランナーと呼ばれるツルを伸ばし、そこに新しい株ができます。
そうして増やし、それれの子株をハウスに定植し栽培するのです。

ハウスに立てた畝に苗を千鳥(苗が交互になるよう植えること)で定植を行います。
定植後、一定期間を置いてから、マルチビニールを敷き栽培するのです。
マルチビニールを敷く作業の様子は、また後日現地取材して紹介いたします。

「今年も良い苗が育ち、きれいに定植されていますね。こうしてハウス一面に苗がそろうと今年もいよいよって感じですね!今日はどんな作業をされていたのですか?」と尋ねると、

「ランナーや不要な葉の茎をかいでいました。この時期に必要な葉の数は残しながら、古い葉っぱを取り除いていたんです。」と杉本さん。
「この時期に横に倒れている葉っぱですよね?」と言うと、

「そうですね!それらのほとんどは茎がこうして赤くなっています。一様には言えませんが不要な葉っぱともいえるので、1株1株全体のバランスを見ながら取り除いていました。」
おそらくそれは、長年の経験によるまさに“匠の技”と呼べる判断なのだと私は理解しました。

「それと新しい株を作ろうとしているランナーも取り除きます。夏の時期、株を増やすためには必要だったランナーも、この時期はそちらに力を入れさせることなく、植えた株にきちんと花が咲き、果実が実るよう全力を注がせないといけないので!」とのこと。

その作業を見せて頂きました。
それぞれの株をきちんと見て、適切な作業を行っています。
「裸足で作業してるんですね?」と言うと、

「今は向こう側半分に潅水(作物に水を与えること)をしてますが、靴だと湿った土がひっついて大変なんです。裸足だとすぐに洗えるから、まぁ、これはたまたまです(笑)」と杉本さん。

お昼前になり、取材を終え一緒にハウスを出ようとすると、杉本さんは止まり作業をしました。
「どうしたんですか?」と尋ねると、
「いや、たまたま不要なランナーが目に入ったのでついつい!」とのこと。
この目配りやマメなひと手間が今年もあの美味しいイチゴを育てるのだと確信しました。

「新しい目も元気に芽吹いてきてますよ!」と杉本さんが最後に見せてくれました。
これから花芽が芽吹き、そこに花が咲きイチゴの果実が実るのです。

「今年も杉本農園さんの『熊紅』を初回発送分で予約したいんですけど!て電話があり、早々にご注文(ご予約)頂きましたよ。」と言うと、

「ありがたいですね!今年も美味しいイチゴをしっかり育て上げますよ!11月下旬には実り始めますが、しっかり選んで良いものを出したいので、今年も12月上旬から出荷でいきましょう!」と杉本さん。

「杉本農園」さんの熊本限定栽培品種の高級イチゴ『熊紅(ゆうべに)』は、現在、定植を終えたばかりです。
これから、惜しまぬ手間ひまと匠の技で、しっかりと育てていきます。

その様子は、これからも現地取材してこのブログで紹介いたします。
「FLCパートナーズストア」では、令和3元年度も「杉本農園」さんの熊本産高級イチゴ『熊紅(ゆうべに)』をネット独占販売いたします。
「杉本農園」さんの『熊紅(ゆうべに)』に、今年もご期待下さい!
私も、12月上旬が待ち度しくてなりません。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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