FLC日記 2021年5月16日(日) 雨時々くもり
「1次摘果がほぼ終わって、その仕上げばしよるとたい。」
梨の匠「本藤果樹園」の園主、本藤猪一郎さんがそう言いながら、匠の判断で摘果作業を行っています。
本日のブログでは、昨日に続き「本藤果樹園」さんの摘果作業を現地取材した様子を紹介いたします。
この写真は昨日のブログで紹介した、猪一郎さんのお父さんで「本藤果樹園」初代園主の本藤賢一さんの1次摘果作業の様子です。
今年は梨の花が咲くのが早く、例年ならまだ花が咲き誇る4月上旬より摘果作業を行いました。
熊本の旬の食材を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年も梨の匠「本藤果樹園」さんのこだわりの『樹上完熟梨』をネット独占販売いたします。
「本藤果樹園」さんでは、本藤賢一さんと奥様の本藤郁代さん、息子さんで現園主の本藤猪一郎さんの、親子2代、3人の匠によって、6種類のこだわりの『樹上完熟の熊本梨』を生産しています。
7月下旬より出荷する『幸水』をはじめ『豊水』『秋麗』(写真)『秋月』ジャンボ梨『新高』の5品種を弊社で販売しています。
いずれもたくさんのリピート購入を頂く、すでに今期もご予約を多数頂戴している弊社の大人気商品です。
ここは、熊本県菊池市戸豊水(とりうず)の「本藤果樹園」さんの梨園の1つのほんの一部です。
ここでは主に先ほど写真でも紹介した『秋麗(しゅうれい)』を栽培しています。
こちらは12月下旬い撮影した、冬の剪定と誘引作業の様子です。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
「本藤果樹園」さんの『樹上完熟梨』の栽培の様子も、収穫はもとより、その後のお礼肥え、剪定と誘引、花咲く様子(写真)、摘果作業などなど、その全てをもう何年も年間を通して現地取材してきました。
「これは、もう2次摘果ですか?」と尋ねると、
「1次摘果の仕上げって感じかな!1次摘果でどうしても見落としてるともあるけんね!」と猪一郎さん。
「ほら!ここにあった!こうして1次摘果をせずに残ってるのがあるとたい。仕上げでしっかり見て1つに選んでいかにゃんとたいね!こうして何度も何度も見直しながら手をかけてやらんとやっぱり良か梨はできんけんね!」
そう言うと、匠の判断で手際よく摘果作業を行っていました。
ここからはしばらく、以前取材した1次摘果作業の様子を紹介します。
ご覧ください!
1次摘果では、これほどのおびただしい数を摘果します。
「猪一郎さん!これだけの数落としていくんですね!!摘果する基準はあるのですか?」と尋ねると、
「ほら!この着果しとる梨の大きさの違いがわかる?8個くらい止まっとる(着果している)たいね。この中の3番目か4番目のを残すとたい!」
「パッと見て、どれを残すかは決めるとたいね。1番大きい1番花のがよさそうだと思うだろうけど、それは絶対に落とさにゃんとたい。1番、2番あたりは、不思議なもんで必ずあとからのに大きさで追い越されるとたい。」
「だけん、こうして1番大きなの、その次に大きなのあたりを落とすたいね!それから、3番目4番目あたりを残しときながら・・・。」
「それ以降の分は全部落としていくとたい。6番目以降でももちろん実るばってん、どうしても糖度がのってこんとよ!!だけん、不要なのはなるべく早い段階で落としてあげて、果樹の体力をこの1つに集中させてあげるとたいね。」
「最終的にはこの一つ!ここでは、3番花の果実を残すことになったね!3番、4番の決め手は、形と枝の向きたい。あまり丸いと大きくならんし、真上に向いて伸びとると成長の過程で折れてしまうけん、そこの見極めも大事やね!」
心地よいハサミのリズムで、あっという間の摘果作業でした。
「あれ?猪一郎さん!!その隣のは全部摘果されているようですがいらないんですか?」と尋ねると、
「おぉ!!良い質問やねぇ!」
そう言いながら、手際よく摘果作業を終え・・・
「この2つの違いはね、葉っぱがあるかどうかたい!有葉果じゃなかと、美味しか梨は育たんとたい。地面から来る栄養と、葉っぱが生み出す栄養とで、梨は大きく甘く実るとたい。だけん、果樹の体力を無駄に使わせんように、葉っぱの無いところの果実は全部落としてしまうとたいね!」
これが「本藤果樹園」さんの匠の摘果作業の様子です。
さて、現在の様子に話を戻しましょう!
「もうしっかりと果実が成長してますね!」と言うと、
「今年は花も早かったし着果後の成長もはやかけん、摘果作業も急ピッチばい!」と猪一郎さん。
「では収穫時期も早くなりますか?」と尋ねると、
「う~ん。それは例年通りでいこうよ!やっぱりしっかりと樹上で完熟した梨を出したかけんね!」と猪一郎さん。
「ありがとうございます!お客様たちもあの樹上完熟した梨の味を待っていりゃっしゃるので、その方がありがたいです!」と言うと、
猪一郎さんは自信の笑顔を見せ、
「今年も昨年以上の美味しさになるようにしっかり手をかけて育てていくばい!」と話しまた手際よく作業を始めました。
「本藤果樹園」さんでは、「幸水」、「豊水」、「ジャンボ梨新高」などの、こだわりの樹上完熟梨を生産しています。
写真は、7月下旬に販売する「幸水」です。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「本藤果樹園」さんの、『こだわりの樹上完熟梨』をネット独占販売いたします。
「本藤果樹園」さんのこだわり『樹上完熟梨』は、ベストタイミングで収穫し、くまモンのイラスト入りの箱で、即日発送致します。
最初に実る7月下旬の「幸水」、次の「豊水」、そしてジャンボ梨「新高」と随時ご案内してまいります。
糖度は、樹上完熟ならではの、驚きの13度以上!
樹上完熟のみずみずしさとともに、ぜひ味わってください。
これからも、その成長の様子、匠の技を取材し、このブログで紹介してまいります。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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