FLC日記 2021年4月20日(火) 晴れ
「今年は、例年以上に順調に成長しています。成長の過程で、あの1房を作り上げるための様々は作業が必要なので、私は誘引作業をしていますが、うちのスタッフみんなで手分けしてそれぞれ作業をしています。どの時期に収穫を迎えるぶどうも、きちんと育て上げますので、今年も期待して良いですよ!」
ぶどうの匠「社方園」の園主の社方武路さんがそう話しながら、手際よく作業を進めていました。


私が現地取材に伺ったこの日、社方さんは結果枝の誘引作業を行っていました。
手には誘引するための農業資材を持ち、ゴミが目に入ることを防ぐためサングラス姿での作業です。

ここは、熊本県山鹿市にある、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』生産農家の、「社方園」さんの栽培ハウスの1ヶ所です。
こちらは、最初に収穫を迎えるハウスの1つで、「社方園」さんでは、ボイラーを焚くハウス、加温しないハウス、そして屋根のためのハウスなどで、収穫時期をずらしながら、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』を栽培しています。

熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、令和3年度もぶどうの匠「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』をネット独占販売いたします。

「社方園」さんが育て上げた『山鹿のぶどう』は、黒ぶどう、白ぶどう、赤ぶどうともに、しっかりとした大粒のぶどうの果実は、1粒食べるとジューシーな果汁が、口いっぱいに広がりまさに“本物”と呼べる味わいです。

大変ありがたいことに、すでにご購入いただいたことのあるお客様からは、今期の初回発送分の注文(ご予約)を多数頂戴しているほどの、弊社の大人気商品です。

『山鹿のぶどう』の美味しさについては、また後日しっかりとお話しすることにして、こちらは、袋かけ直前(6月下旬)の、『シャインマスカット』です。
この1房を育て上げるために、「社方園」さんでは、1房に6回ほどの作業を施し作り上げています。
さらに、その間に結果枝に対する様々な作業も適時に行いながら“本物”と呼べるぶどうを育て上げるのです。

こちらは同じく6月中旬の様子です。
母子から伸びた結果枝それぞれに1房ずつ、ベストな場所にぶどうが実っています。
現在の様子はと言うと!

先ほどの写真より、2ヶ月程早いので、ブドウの房をしっかりとかくにんすることはできません。
でも、ここにしっかりとぶどうは成長しているのです。

着果したてと言った感じのぶどうたちです。
ぶどうは他の果実と同じように、つぼみができ、花が咲き、そこで交配(受粉)し、果実が実ります。

ぶどうの花をお見せしましょう!
始めて見る方も多いことと思います。
これが花?って感じですよね(笑)。
でも実際これが花で、こうして花が咲かないとぶどうは実りません。

こちらの方が花らしいですかね?
ネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』の栽培の様子を、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
花の様子は以前取材した際に撮影したものです。

さて、現在の様子に話を戻しましょう!
「笠さんは毎年見てるからご存知の通り、この結果枝をハウス内に張り巡らせているワイヤーに誘引するんです。」と社方さん。

誘引用の農業資材を使って1本1本止めています。
ちなみに、このテープは「光分解テープ」と言って、しばらく(約1年)すると光りの力で分解されボロボロになります。

「今日の作業は誘引だけですか?芯止めはしてないのですか?」と尋ねると、
「ハハハッ!笠さんもホント詳しくなりましなね!芯はもう止めてますよ!」と社方さん。

その様子がこちらです!
「社方園」さんでは芯(成長点)をある一定の長さで止める(切る)のです。
充実した果実を実らせるためです。

「このハウスでも、黒、白、赤と数品種のぶどうを栽培していますので、その品種によっても成長は異なりますが、早いものはもうぶどうの果実っぽくなっていますし、遅いものは花が咲き終わったばかりです。ただ、今年は順調すぎるほど順調なので、各作業を急いで行わないといけないのんです。」

「笠さんのすぐ横にあるのはもうぶどうっぽくなってないですか?その房にまだまだしっかり手をかけていくためにも、より作業がしやすい場所になるようこうして誘引してるんです。」と社方さん。

社方さんはそう話しながら作業を進めていますが、時折、トントントンとこれからぶどうが成長する房を触っています。
「それは何をしてるんですか?」と尋ねると、

「花びらやおしべ、めしべを落としてるんです。着果ができてるものは落としてあげた方が、そこに水分がたまったりして病気やキズになる可能性があるからですね!」と社方さん。
匠は、やはり惜しまぬ手間ひまをかけぶどうを育て上げているのだと、あらためて思いました。

さて、何度も申しますが、「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』は、今年は本当に順調に成長しているようです。
もう、こんなに立派な葉っぱもありました。

ただ、あのあふれる果汁の1房を作り上げるには、まだまだこれからたくさんの工程があり、そこには惜しまぬ手間ひまとたくさんの匠の技を要します。その様子はまた後日、現地取材して紹介したいと思います。

「FLCパートナーズストア」では、今年も「社方園」さんの『熊本産高級種なしぶどう』をネット独占販売いたします。
これからも成長の様子や、惜しまぬ手間ひま、匠の技を取材しご紹介していきます。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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