FLC日記 2021年2月11日(木) くもり
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、令和3年度もぶどうの匠「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』をネット独占販売いたします。
こちらは、以前取材した初出荷日当日の栽培ハウスの様子です。
熊本県山鹿市久原にある「社方園」さんは、ボイラーを焚くハウス、加温しないハウス、そしてトンネル式の屋根のためのハウスなどで、収穫時期をずらしながらぶどうを栽培しています。
毎年、7月7日より出荷をスタートし、9月中旬まで販売いたします。
おかげさまで、毎年、発送予定数をすべて完売する弊社の大人気商品です。
「社方園」さんでは、20種類以上のぶどうを生産しています。
「社方園」さんの『山鹿のぶどう』は、すべてが、“種なしぶどう”です。
大まかに分けると、黒ぶどう、白ぶどう、赤ぶどうがあり、「FLCパートナーズストア」では、昨年は22商品の豪華ラインナップで販売いたしました。
収穫時期はもちろんのこと、収穫後の肥料散布や剪定作業、新芽の芽吹きや摘花、摘頼作業などなど、もう何年も年間を通し現地取材しこのブログでご紹介しています。
昨日のブログでは、トンネル式の最も遅く収穫を迎える圃場の、冬の剪定作業の様子を紹介しました。
作業を行っているのは、「社方園」園主の社方武路さんです。
本日のブログでは、ボイラーを焚き加温して栽培する、こちらのハウスの中の現在の様子を紹介いたします。
このハウスは、もちろん最初に収穫を迎える栽培ハウスです。
ハウスの中は全くの別世界です。
外気との温度差と、湿度で一気にカメラのレンズが曇りました。
「おはようございます!」と声をかけると、
「笠さんだろ?おはよう!」といつもの明るい声が返ってきました。
武路さんのお父さんで、「社方園」初代園主の社方義武さんです。
レンズを拭き拭き撮影しましたが、まだ曇っています。
後ほど、きちんとお顔は紹介いたします。
「この中は暖かいですね!もう冬眠から目覚めたんじゃないですか?」と言うと、
「昨日も潅水(農作物に水を与えること)したし、剪定した切り口にはもう水の上がって来とるばい。」と義武さん。
その様子が先ほどとこちらの写真です。
冬の間冬眠状態だったぶどうの果樹たちが、水分を吸い上げ果樹全体にめぐらせています。
しっかり水が上がり、剪定した切り口からあふれてきているので、これこそ冬眠からの目覚めです。
「今日はどんな作業をしてたのですか?」と尋ねると、「来月になると芽吹いてくるけんな。その前にピシャッと誘引しとこうと思いよったとこたい。芽吹き始めたら忙しくなって、それどころじゃなくなるけんな!」と義武さん。
社方義武さんは、西日本エリアでは特に、ぶどう栽培においてしっかり名の売れたまさに匠の農家さんです。
こちらは以前取材したぶどう栽培の研修会の様子です。
15名ほど参加していました。
定期的に研修会を開催し、義武さんは自分の技術を惜しげもなく誰にでも伝えます。
「尋ねられたらなんでも答えるばい。ただ、それはこの風土でのことだけん、あとはそれを応用して自分の栽培地の風土に合わせてせにゃんばい!」
そう話されていたことが印象的でした。
さて、現在の様子に話を戻しましょう。
「社方園」さんでは各栽培ハウスで、H型やY型と言った仕立て方で、まるで果樹が1列に並んだようにして栽培しています。
それは、隣同士の果樹の先端が連なるかのように伸ばし、栽培しているからです。
義武さんが左側の枝を、右側から来ている別の果樹の枝ギリギリに誘引しています。
あっという間に作業を終え、すぐに次の枝に移りました。
それにしても、半端ない見事な手際の良さです。
「ハウス内にめぐらせとるワイヤーにしっかり誘引してやらにゃんとたい。これが主枝だけん、これらから今年、ぶどうの実をつける結果枝が芽吹いてくるけんね!」義武さんはそう話してくれました。
「これから5か月後、今年も7月7日が楽しみでなりません!」と言うと、
「今年もしっかり手ばかけて育てるけん、期待して良かばい(笑)」と義武さん。
「ぜひよろしくお願いします。もう『初回発送分であの美味しいぶどうを今年も送ってください!』ってたくさん予約が入っているんですよ!」と言うと、
「うわぁ~!そらぁ~嬉しかなぁ~!笠さんとこのお客さんにたくさん美味しいのコメントやらばもらうけん、ますますやる気の出てくるばい!」義武さんは嬉しそうに笑いました。
「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』は、ネット独占販売する「FLCパートナーズストア」の大人気商品です。
「社方園」さんでは今年も、7月7日には“本物”と呼べるぶどうを育て上げます。
こうしてその栽培の様子や匠の技を、全て現地取材してきた私が自信をもってお勧めする大人気商品です。
これからも、「社方園」さんの匠の技、惜しまぬ手間ひま、果樹の変化や成長の様子など、“本物”と呼べる『山鹿のぶどう』ができるまでを、現地取材しご紹介いたします。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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