FLC日記 2020年11月18日(水) 晴れ
「3玉着果させて、その中の一番良い1玉を残して残りは摘果したけん、もうこの苗には1玉しかメロンが育ちよらんとたいね。それぞれの苗が全力でその1玉を育てるよう俺たちが手をかけるとたい。この“玉吊り作業”もその中の一つになるたいね!」
メロンの匠「きもと農園」代表の木本洋利さんがそう話しながら、手際よく玉吊り作業を行っていました。
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、匠の農家さん「きもと農園」さんの熊本産高級マスクメロン『アールスメロン』を、この冬もネット独占販売いたします。
「きもと農園」さんでは、1株からたった1玉のマスクメロンを育て上げます。
惜しまぬ手間ひまと匠の技で育てたそのマスクメロンは、まさに“本物”と呼べる味わいです。
熊本県山鹿市鹿央町にある、メロンの匠「きもと農園」さんの栽培ハウスに現地取材に伺いました。
こちらは今期最初に収穫を迎える連棟建てのハウスで、とても1枚の写真では収まりきれない広さです。
10月30日に伺った際のハウス内の様子です。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子、農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
もちろん、「きもと農園」さんの熊本産高級マスクメロン『アールスメロン』の栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
「きもと農園」さんでは、マスクメロンをこうして上に伸ばして栽培しています。
メロンの果実は、宙に浮かせて栽培します。
あらかじめハウス内に用意した支柱にワイヤーをはり、そこからひもをたらしフックを使って宙に浮かせるのです。
「苗の芯本木から伸びてそこに果実が実り、その先も枝は伸びるたい。その両サイドにこのフックをかけて、そこが収穫した時のマスクメロンの“アンテナ”になるわけたいね!」
木本さんがそう説明してくれました。
木本さんの奥様の木本晴子さんです。
「それにしてもお2人ともホント手際が良いですね!」と言うと、
「どんどん作業ができるように、しっかりと準備ばしとるけんたい。」と晴子さん。
作業前にフックをつけたひもをあらかじめ配置してありました。
1苗、1苗、果実が実る高さは異なります。
それを見極めながらフックをかけたひもの長さを調整しながら作業は進んでいました。
こちらは現在の様子です。
昨日、栽培ハウスに現地取材に行ってきました。
もう、すっかりマスクメロンらしくなっています。
ひも吊りを終えた後は、匠の水と温度管理で、こうして立派に成長していました。
お2人が、ひも吊り作業で安定させて宙に浮かせていますので、アンテナも見事にメロンもきれいに成長していました。
この日の取材ではお二人の姿はありませんでしたが、私はあることに気が付きました。
フックにマスキングテープが張ってありました。
これは、着果が少し遅れたマスクメロンをしっかりと区別するためのもので、この印のものは時期をずらして収穫します。
匠の技で見事に成長中のマスクメロンたちを確認した私は、すっかり満足してハウスを後にすることにしました。
ハウスを出ると、そこには晴子さんがいました。
「取材にお邪魔してました。めちゃくちゃいい感じですね!あれ?今日はお一人ですか?」と言うと、
「ホント良い感じに育ちよるよね!主人は今日はメロンの研修会に行ってるとたい。」と晴子さん。
「え?木本さんほどの匠もまだ研修を受けることがあるのですか?」と尋ねると
「な~ん!農業は日々進化するとよ!新しい技術なんかもどんどん取り入れて、より良いものを作らにゃんけんね!」と晴子さん。
その向上心が、毎年さらに良いマスクメロンを作り続ける力となっているのですね!
「あっ!そうだ!マスキングテープの写真も撮ってきましたよ。あの子たちがお正月に食べごろを迎える感じですかね?」と尋ねると
「ハハハッ!もうずっと見て来てるけん、良く知ってるね(笑)!おそらくそうなると思うわよ。これからの管理も大事だけん、収穫までしっかり育てるけん楽しみにしといて!」晴子さんは取材の最後にそう笑顔で話しました。
ちなみに晴子さんは、時期をずらして栽培しているハウスで作業をしていて、急に気温が上がったので、こちらのハウスの温度センサーでハウスの上のサイドを巻き上げるシステムがきちんと作動しているのを確かめに来ていました。
センサーに任せっぱなしではなく、もしものことがあるから確認に来たのです。
さすがに手間ひまを惜しまぬ匠です!
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、匠の農家さん「きもと農園」さんの熊本産高級マスクメロン『アールスメロン』を、この冬もネット独占販売いたします。
ご覧の通り、今年も順調に成長しています。
今期は、クリスマスと、年末年始に食べごろを迎えられるように出荷予定です。
1本の苗からたった1玉のメロンを収穫するために、一切の妥協を許さず、徹底した管理と惜しまぬ手間ひまをかけ育て上げる“本物”と呼べるマスクメロンです。
その育つ様子や匠の技は私が全て現地取材して見て、このブログで紹介しています。
この冬の「きもと農園」さんの熊本産高級マスクメロン『アールスメロン』にも大いにご期待下さい!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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