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太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました

FLC日記 2020年10月12日(月) 晴れ時々くもり
熊本の旬の食材を販売する、「FLCパートナーズストア」では、今年(令和2年度)も「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』をネット独占販売予定でした。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_17421375.jpg


太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_17432358.jpgしかしながら、今期(令和2年度)は、正式販売を中止することをここにお知らせいたします。
今年はかつてないほどの梅雨の長さと豪雨、さらには柿園をイノシシが襲い収穫がほとんどできない状態にあるからです。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_17473463.jpgここは、熊本県山鹿市鹿北町岩野の柏ノ木にある「古川果樹園」さんの『太秋柿』の柿園(下の段)です。
いつ伺っても、本当に手入れの行き届いた柿園です。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_17491956.jpg毎年10月10日をめどに出荷をしてきましたが、今年はご覧の通り『太秋柿』がありません。
数えることができるくらいしか、実ってないのです。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_17505793.jpgこちらは例年のこの時期の柿園の様子です。
匠の摘果作業を経て、選び抜かれた『太秋柿』たちが、こうしてたくさん実っています。
その中から、匠の目で判断し、色づき熟した『太秋柿』だけをその都度収穫し出荷してきました。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_17533484.jpg残念ながら今年は、あの美しい光景を見ることができません。
長雨の後の8月上旬、成長中の『太秋柿』が一斉に落ちてしまったからです。
『太秋柿』を育て続けて25年の匠の農家さんん「古川果樹園」さんも今年のようなことは初めてだと話されていました。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18035101.jpg全くないわけではありません。
こうして少しは見事に実っています。
それらは、早々に(早い方は昨年から)ご予約を頂戴していたお客様に発送することとしました。
もちろん美味しさは間違いなく、あの梨のような食感でぶどうのような甘さの『太秋柿』です。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18074767.jpgこちらは今年の5月下旬、『太秋柿』の花の頃の様子を取材した際に撮影した写真です。
「古川果樹園」さんは、今年も例年と変わらぬ惜しまぬ手間ひまをかけ『太秋柿』を育てました。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18095895.jpg新葉も青々と美しく、こうして柿園全体も見事に整備されています。熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18124056.jpgもちろん「古川果樹園」さんの『太秋柿』の栽培の様子も、もう何年も現地取材してきました。
写真は6月上旬の着果の頃の様子です。
この頃までは、例年と変わらない成長状況でした。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18144756.jpg7月中旬、今年の梅雨は一向にあけません。
それどころか、熊本県も令和2年7月豪雨が襲ったのです。
そのころから少しずつ『太秋柿』に変化が出てきました。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18290408.jpgこちらは、毎年行われる匠の惜しまぬ手間ひま“枝吊り作業”の様子です。
1本1本実らせる『太秋柿』の枝を、風に揺れ(とりわけ台風)、成長の過程で傷がついたり、ましてや落果したりしないように手をかけて育てます。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18310197.jpgなぜそこまでするかと言うと、着果した『太秋柿』の6割を摘果して落としてしまうからです。
残したたったの4割の『太秋柿』ですから、大事に収穫まで育て上げるためです。
古川孝人さんとアツ子さんの仲良し夫婦の二人三脚で毎年繰り返されてきました。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18354998.jpgところが今年は、摘果作業を始める7月下旬ころから、こうして成長中の『太秋柿』がボタボタと落ち始めました。
これらは摘果で落とした『太秋柿』ではありません。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18374923.jpg摘果したのであれば、枝の所から剪定ハサミで切り落とすのですが、ご覧の通りヘタの所から果実だけが落ちています。
明らかに今までには見たことのない光景でした。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18393722.jpgそれでもこうしてきちんと成長している『太秋柿』も多く、古川さんは残った『太秋柿』を1本1本ひもで吊るし大事に栽培していました。
しかし、それらをもダメにしてしまうことが起きたのです。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18414726.jpgこちらはおられた『太秋柿』の枝です。
その犯人は野生のイノシシでした。
「古川果樹園」さんは柿園全体をネットで覆って栽培していますが、どこからか入り込んだイノシシが、まだ青い『太秋柿』を食べようと枝に寄りかかり、次々に枝を折ってしまったのです。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18454828.jpgこちらは「古川果樹園」さんの柿園のすぐそばにある、柿の木です。
おそらく渋柿だと思いますが、毎年たくさんの実をならせていましたが、今年は1つもありません。
あの長雨と豪雨のせいで、今年はとにかく柿が実っていないのです。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18482649.jpg「もう笠さんとの付き合いも随分長くなって、毎年うちの『太秋柿』ば楽しみにしてくれているお客さんもずいぶん増えたとばってん、今年はどぎゃんもならんばい。だけん、はよから(早くから)予約してもらってたお客様にだけ出荷して、いつもんごつ注文は受けられんばい。天候とイノシシのせいとは言え本当に申し訳なかなぁ~。」
本日の取材で、古川さんがそう話しました。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18521524.jpg本日、令和2年度の「古川果樹園」さんの『太秋柿』の販売の中止が決定しました。
収穫した中から選び抜いた“極選”のものだけを『太秋柿プレミアム』として毎年販売していましたが、上記のような理由で、販売を行わないことをご理解くださいませ。

太秋柿 令和2年度の古川果樹園さんの『太秋柿』は収穫できた分だけの出荷で正式販売は中止となりました_a0254656_18551805.jpg毎年楽しみにしていただいたお客様も多いことだと思います。
本当に申し訳ありません。
しかし、一番つらいのは、今年も同じように手をかけ育ててきた「古川果樹園」さんだと思います。本日のブログは、令和2年度の『太秋柿プレミアム』販売中止のお知らせでした。

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2020-10-12 18:58 | 太秋柿 | Trackback | Comments(0)
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