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熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編

FLC日記 2020年10月3日(土) 晴れ
「夏の間に苗床で育てた熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』の苗を、この時期に栽培ハウスに定植します。今年も頑張って良い苗ができたので、これからの成長が楽しみです!」
熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』生産農家の、杉本一博さんがそうお話しいただきながら、定植する苗たちを運んでいました。

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熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_14425692.jpgここは、熊本県山鹿市にある、「杉本農園」さんの熊本限定栽培品種の高級イチゴ『熊紅(ゆうべに)』の栽培ハウスです。
この写真の右はすでに定植を終えている所、真ん中が定植作業の最前線、そして左がこれから定植を行うところです。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_14434880.jpg連棟建てのハウスはとにかく広い!!
朝早くから、約20名の方々で熊本限定栽培品種の高級イチゴ『熊紅(ゆうべに)』の定植作業が行われています。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_17453445.jpg
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(令和2年度)も、イチゴの匠「杉本農園」さんの、熊本産高級イチゴをネット独占販売いたします。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_16472242.jpg「杉本農園」さんが栽培している『熊紅(ゆうべに)』は、熊本県のオリジナル品種す。
現在、熊本県でのみ栽培及び出荷されています。
まだまだ出荷数の少ない、大変希少品種のイチゴです。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_14492657.jpg私が朝から伺った時には、すでにこれだけの広さの定植が終わっていました。
「杉本農園」さんはハウス栽培でイチゴを育てますが、この時期はまだハウスにビニールをかけていません。
本来、春先に実をつけるイチゴをこの時期にあえて寒さを感じさせるためです。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_14552762.jpgこちらは8月上旬の、「杉本農園」さんのイチゴの苗床の様子です。
苗床とは、定植するまでの期間、一斉管理をするために苗を育てる場所です。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_14561850.jpgイチゴは多年生の植物で、ランナーと呼ばれるツルを伸ばし、そこに新しい株ができて増えていくのです。
そうして増やした苗を、定植するために、夏の間育ててきたのです。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_1914051.jpg「杉本農園」さんは、イチゴ一筋22年の、匠と呼べる農家さんです。
杉本憲治さん、洋子さんご夫婦の長年培ってきた経験と技術、さらには、イチゴ作りを専門的に大学で学んだ息子の一博さんとで、最高級のイチゴを育てています。
こちらは、一博さんのお父さんの杉本憲治さんです。
以前、苗床で手入れを行っている様子を取材しました。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_14595776.jpgこちらは一博さんのお母さんの杉本洋子さんです。
ランナーから新しく根付きだした苗のポットに、1つ1つ丁寧に肥料を与えていました。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_15044380.jpg写真左手前が親株です。
赤いツルのようなものがランナーで、親株から栄養をもらいながら新しい株を作ります。
それが栽培ハウスに定植し収穫するための苗となるのです。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_15071978.jpgランナーをしっかりとおさえて、新しい株が根付きやすいようにしています。
その株の先にもランナーは伸びて、親株からすると3代目まで子株を作るのです。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_19345980.jpgそして、定植前の9月中旬に子株と親株をつないでいたランナーを切り、一人前に育った子株を定植するのです。
「もう、立派に育っとるけん、いよいよこの子らは自分の力で生きていかにゃんとたいね。」と賢治さんが話してくれたのを思い出しました。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_15134697.jpg定植を行うハウスの準備の様子も少し紹介しましょう!
熊本の旬を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_15145378.jpg「杉本農園」さんのイチゴの栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
真夏の暑い時期に、一定期間ハウスを完全に占め込んで、熱消毒を行います。
そうすることで、病気や害虫を農薬を使用することなく駆除できるのです。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_15173792.jpg病気や害虫と共に、初夏までたくさんのイチゴたちを実らせてくれたイチゴの苗たちも枯れてしまいます。
それらはこうして全て排除し、新しく苗を植えるのです。
「杉本農園」さんでは数年前から前年度の畝(うね)をそのまま利用する栽培方法を採用しています。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_15210218.jpg定植前には、その畝に杉本さんが草刈り機を改良して作った道具で、等間隔に穴を開けています。
今年の定植作業もたくさんの方々に協力いただき行うので、あらかじめ準備しておくと、きちんと等間隔で苗を植えることができるからです。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_15234990.jpgそして、今年は9月28日に定植作業を行いました。
「今年も良い苗ができましたね!」と憲治さんに声をかけると、
「ここまではホント良い感じにできとるけん、これからしっかり育てていかにゃんたい!」と、頼もしい返事が返ってきました。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_200546.jpgイチゴは、本来春に果実を実らせる植物です。
準備した苗をこれからハウスに定植して、匠の温度管理、水管理で11月から春先まで随時出荷ができるように育てていきます。
イチゴ栽培は、年間を通して行われています。
私たちが口にするイチゴは、年間を通したこうした匠のたゆまぬ努力で作らているのです。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_15273500.jpg匠の手で、夏の間しっかりと育てられた苗たちが、これから元気に成長していくステージを迎えています。
少々長くなりましたので、定植作業の様子は、明日のブログで詳しく紹介いたします。

熊本イチゴ『熊紅(ゆうべに)』 苗床から栽培ハウスへ定植(2020):前編_a0254656_15292495.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も「杉本農園」さんの熊本産高級イチゴをネット独占販売いたします。
11月下旬より、数量限定販売をスタートし、12月上旬からは本格販売いたします。
これからもその成長の様子や惜しまぬ手間ひま、匠の技などなど、現地取材にてご紹介いたします。
お楽しみに!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2020-10-03 15:33 | イチゴ | Trackback | Comments(0)
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