FLC日記 2020年9月3日(木) くもり一時雨
「デコポンの果実は、この時期に肥大していきます。デコポン栽培において、今は水管理が大事な時です。計画的に、さらには果実の様子を見て潅水を行っています。今年もかなり順調ですね。今年だけではなく、来年以降もコンスタントに大きくて美味しい果実を実らせるための“新芽”も元気に芽吹いてますよ!」
匠の農家さん「小春農園」専務の小原将輝さんと共に、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』の栽培ハウスを現地取材してきました。
ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』の栽培ハウスです。
本日紹介する「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』は、熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」の数ある商品の中で、リピート率ナンバーワンを誇る大人気商品です。
誰もが箱を開けた瞬間に、まずはそのあまりの美しさに圧倒されます。
デコポン特有の、かわいらしい形状に加え、簡単に手で皮がむける食べやすさ!
果実は種がなく、糖度と酸味のベストバランスで、お子様からご年配の方にまで、幅広い層にご愛顧頂いています。
流通果実としての「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標です。
※「デコポン」は熊本果実連の商標登録のため「FLCパートナーズストア」では、『肥後ポン』での販売となります。
「小春農園」さんの『デコポン』の栽培ハウスは、豊かな森に囲まれた、日の当たる山の斜面に建てられています。
これは、「小春農園」さんのみかん畑の入り口付近からの写真です。
左は、究極の柑橘『せとか』の栽培ハウスです。
「小春農園」さんでは、木造ハウスにて、『デコポン』を栽培しています。
ハウスと言えども、あくまで雨風や病気・害虫から守るためのものです。
ボイラーを炊き、加温して育てているのではありません。
温度調整は、ハウスの開閉のみで、当然自然の風がハウスの中を吹きます。
そこで、「小春農園」さんでは、『デコポン』を、こうして1玉1玉すべてひもで吊り下げて育てます。
成長の過程で、枝が折れたり、果実がぶつかってキズつくのを避けるためです。
これから成長し枝がしなっても、果実同士がぶるからないように、絶妙なバランスで吊り下げてありました。
この惜しまぬ手間ひまが、あの美しいデコポンを育て上げるのです。
「笠さんは毎年見てるからよくお解りでしょうが、今年も順調に育ってますよね!天気にもよりますが、3日に1回は潅水(作物に水を与えること)をして、この時期の果実の成長を促しているんですよ。」将輝さんがそう説明してくれました。
「ホント、今年も素晴らしいですね!これなんかサイズだけ言えば、もう収穫できるほどの大きさですよね!」と言うと、
「ハハハッ!大きく成長した後に、色が抜け、そして色づき最後に美味しく仕上げますので、まだ4ヶ月後ですよ!」将輝さんがそう言いながら笑っています。
こちらは、4月上旬に行う“花芽剪定”作業の様子です。
将輝さんのお父さんで、「小春農園」代表の小原正弘さんが、匠の剪定作業を行っています。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
もちろん、「小春農園」さんの『デコポン』の栽培の様子も、もう何年もこうして現地取材を重ねてきました。
5月上旬の花咲く様子です。
匠の花芽剪定によって、この様に花びらが大きく反り返るような、とても元気な花が今年も咲きました。
こちらは7月中旬の摘果作業の様子です。
今年も、樹勢がしっかりしているので、たくさんの果実が着果しました。
「デコポンは頑張り屋さんなので、自分の体力以上に果実を着けようとするんです。ですから、こうして適正な数に摘果しなければなりません。昨年実らせた数から、1割も多かったり、少なかったりすると、果実の大きさも、その味もかなり変わってくるので、この摘果作業はとても重要なんです。」
将輝さんがそう話しながら、匠の判断で手際よく作業をしていたことを思い出しました。
今回の取材の様子に話を戻しましょう。
「「小春農園」さんは、毎年コンスタントに、本当に良いデコポンを作り上げますよね!今年も素晴らしい!」と言うと、
「えぇ!今年もかなり順調ですね。今年だけ良くても絶対にダメなんです。来年や再来年も見据えて栽培しています。そのためにはこの時期の夏芽がとても大事なんです。」と将輝さん。
将輝さんが手にしているのが、その“夏芽”です。
そのころ「小春農園」代表の小原正宏さんもハウスに来てくれました。
とても優しく、とても鋭い匠の目で、成長するデコポンを見つめています。
今回の取材で聞いた“夏芽”についても、まだまだ話したいことはたくさんですが、少々長くなりましたので、この続きは明日のブログで紹介したいと思います。
これからの時期に、匠の水管理でしっかりと成長したデコポンの果実たちは、12月下旬には鮮やかに色づき、収穫を迎えます。
まずは、熊本限定栽培品種の、樹上完熟デコポン『ひのゆたか』、続いて、3月下旬からは蔵出し完熟デコポン『不知火』と切れることなく、早ければ12月下旬から6月中旬までの販売です。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの“柑橘王”ことデコポン(肥後ポン)をネット独占販売いたします。
これからも、その成長の様子、惜しまぬ手間ひまや匠の技などを、現地取材にてご紹介していきます。
まずは、今日のブログの続きを、明日ご紹介いたします。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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