FLC日記 2020年8月29日(土) 晴れ
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、熊本県菊池市の、栗の匠、坂本誠行さんの『美玖里(みくり)』のネット独占販売に向け、現在全力準備中です!


これが『美玖里(みくり)』です。
1粒が約28gほどあり、かなり大きめの栗です。
昨年、坂本誠行さんに、今年から販売をしたいので、少しだけ分けて頂き撮影しました。

坂本さんの『美玖里(みくり)』を栽培する栗園に伺い、自ら収穫(栗拾い)をして集めたものです。
ご覧の通り、果皮は美しい褐色です。
そして、その美味しさたるや『栗の女王』と言っても過言ではないと思います。

果肉は黄色がとても濃く、しかも甘味が強く、香りも高く、肉質はホクホクした粉質で食味が優れています。
見た目の美しさに加え、その果肉の美味しさにも惚れ込み、どうしても弊社で販売したいと探し求め、現地取材を重ねてきました。

生産地と生産者を紹介しましょう!
ここは熊本県菊池市にある、栗の匠、坂本誠行さんの栗の栽培地の1ヶ所です。
昨年の10月10日、先ほど紹介した『美玖里(みくり)』を分けて頂く際に撮影しました。

『美玖里(みくり)』の収穫は、9月中旬以降から10月上旬にかけてで、この頃はまだこうしてたくさんの『美玖里(みくり)』が実っていました。

『美玖里(みくり)』は晩生(おくて)の品種なので、他の栗の収穫が終わった後に収穫すします。
ただ、栗は絶対に自然に落ちてきたものでないと美味しくないので、落ちるのを待って栗拾いをして収穫するのです。

ここでは『美玖里(みくり)』以外の栗も栽培しています。
この1ヶ所だけでも、かなり広い栗園で、とても1枚の写真では収まりきれない広さです。

自然豊かなこの地は、野生動物がたくさんいます。
ですから、栗園全体をフェンスで囲っていますが、そのギリギリのところをイノシシが荒らしているのがわかりますか?

私も栗を栽培していますが、これほどまでに手入れの行き届いた栗園は見たことがありません。
果樹の管理はもちろんのこと、下草も見事に刈られています。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

これから販売する坂本誠行さんの『美玖里(みくり)』の栽培の様子も、こうしてきちんと現地取材を行って、ブログで紹介しています。
写真は、今年(令和2年)の8月27日撮影した、また別の栗園です。

坂本誠行さんが、早生品種の「丹沢」の収穫を始めると聞き、現地取材に伺いました。
「おはようございます!」と声をかけると、
「あらぁ!笠さんだったかい!誰が来たかと思ったばい。」と坂本さん。

坂本さんはいつもの笑顔で迎えてくれました。
もう何度もこうして現地取材しているので、私と坂本さんはすっかり仲良しです。
「この時期、栗の収穫に向けて草刈りをしてあるみたいですが、こんなにもきれいになるんですね!」と言うと、

「これかい?これは全部「イタリアン」たい。この時期になると、こうして自然と倒れるとたい。だけん、「イタリアン」ば俺の栗園には全部植えとるとたい。」とのこと!

「え~!そうなんですか!驚きです。だから、栗の収穫の時期にどの栗園に行っても、こうして栗がとても拾いやすいようになってるんですね!」と言うと、
「ハハハッ!やっぱりあた(あなた)も栗ば育てよるけん、そぎゃんとこに気が付くとたいね!」

「ほら!そこにはもう次の「イタリアン」が芽吹きよるばい!」と言いながら指さしてくれました。
そこを見ると、確かに新しい芽が芽吹いています。

「今年も順調ですか?」と尋ねると、
「いや、そうじゃなかとたいね。俺も50年栗ば育ててきたばってん、今年が一番悪かとじゃなかろうかね?まぁ、笠さんに出荷する、晩生の『美玖里(みくり)』は問題なかろうと思うばってんね!」と坂本さん。

「ちょっと待って下さい!一度に情報をいただきすぎて、ちょっと整理させてください。まず、晩生は問題ないけど、早生や中世の品種はあまりよくないんですか?」と尋ねると、

「今年は梅雨の長すぎて、雨のずっと続いたたい。そうかと思えばその後はずっと日照り続きで、雨はいっちょん(全く)降たんだったたい。だけん、全体的に実のこまか(小さい)とたい。」と坂本さん。

「晩生の『美玖里(みくり)』は大丈夫なんですか?」と尋ねると、
「ここには『美玖里(みくり)』はなかけん、あの栗園に行ってみてきなっせ!まだまだふとなる(大きくなる)ばってん、この時期にしては良か大きさになっとるばい。」とのこと。

「了解しました行ってみます。ところで、先ほど50年栗を育ててるっておっしゃいましたけど、坂本さんはおいくつなんですか?」と尋ねると、
「83ばい!」とさらりと答えました。
「え~!!!!そのことが一番びっくりしました。」と言う私を坂本さんは笑っています。

この日、坂本さんとはまだまだいろんな話をしました。
そのことや、現在の『美玖里(みくり)』の様子なども紹介したいところですが、本日のブログは少々長くなりましたので、この続きはまた後日、このブログで紹介することにします。

「FLCパートナーズストア」では、坂本誠行さんの栗の女王『美玖里(みくり)』の販売に向け、全力準備中です。
これからも、きちんと現地取材し、惜しまぬ手間ひまや匠の技、成長の様子などこのブログで紹介していきます。
お楽しみに!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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