FLC日記 2020年8月10日(月) くもりのち雨
熊本県菊池市七城町砂田にある、野中賢吾さん、野中剛さんの兄弟の田んぼでは、今年(令和2年度)も『砂田のこだわりれんげ米』が元気に成長中です!


昨年の11月上旬の稲刈りの際に撮影した野中兄弟(左:兄の賢吾さん、右:弟の剛さん)です。
一昨年より、父(野中逸雄さん)より引き継ぎ、変わらぬ栽培方法で、兄弟だけで米作りをしています。

熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(令和2年)も熊本県菊池市七城町砂田地区で、土にこだわる匠の野中兄弟が、“れんげ”と稲刈り時の“稲ワラ”の有機肥料で作り上げた元気な土で育てる『砂田のこだわりれんげ米』をネット独占販売いたします。

毎年大好評いただき、令和元年度の『砂田のこだわりれんげ米』は、白米、玄米共に、定期購入のお客様分を除くと、すでに完売いたしました。

本日のブログでは、令和2年度の『砂田のこだわりれんげ米』の現在の成長の様子を、現地取材してきましたの紹介いたします。
今年も順調に元気に稲たちは育っていました。

今年は6月28日に田植えを終えました。
写真はその直後の今から約1ヶ月前の7月3日の様子です。
田植え直後、まだまだ色も薄くなんだか心細い苗たちは、現在は青々と成長しています。

こちらは5月中旬の種まきの様子です。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子、農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材し、このブログで紹介しています。
もちろん、『砂田のこだわりれんげ米』の栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材していきました。

稲刈りはもちろんのこと、その後の冬の土つくり(れんげの種まきから鋤き込むまで)、苗床、田植え(写真)、成長の過程、花が咲き頭を垂れ収穫を迎えるまでなど、それらの全てです。

こちらは現在の様子です。
左が野中兄弟の『砂田のこだわりれんげ米』の田んぼで、右は他の農家さんが育てる田んぼです。
田植え時期の違いがあり、少し異なるように見えますが、隣同士のお米を育てる田んぼです。

4月下旬の写真です。
その頃、野中兄弟の田んぼでは、れんげの花が咲き誇っています。
野中兄弟は、稲刈りを終えた後、次の年の土つくりのためにれんげを栽培します。

同じころの、近隣の田んぼの写真です。
秋に収穫を終えると、お米の裏作として様々な作物を育てる農家さんも多いようです。
代表的なのは、麦(写真左)で、その他にも水田ごぼうや、たばこ、様々な野菜を栽培したり、牧草(写真中央)を育てたりしています。

野中兄弟の田んぼでは、裏作を作りません。
冬から春にかけては、美味しいお米を育てるための土つくりを行います。
稲刈り時に細かく裁断した稲を田んぼに鋤き込み有機肥料とし!

11月上旬にはれんげの種を撒きこうして一面のれんげ畑とします。
しかしこのれんげは、収穫を目的として栽培しているのではありません。

花が咲き終わる、5月中旬、れんげは全て田んぼに鋤き込んでしまいます。
れんげは、収穫を目的として育てるのではなく、美味しいお米を育てる大事な土を作るためだけに育てられる、“緑肥”です。

他の田んぼと何も変わらないように見える、この野中兄弟の田んぼですが、今年も“稲ワラ”と“れんげ”で、しっかりと元気な土を作り上げた田んぼです。
父の野中逸雄さんがしてきたように、今年も田植えに向け土つくりをしてきたのです。

こちらは以前取材した賢吾さんのお父さんの野中逸雄さんの田植えの様子です。
野中さんは、一昨年7月に病で倒れ、闘病生活を送っていましたが、昨年1月30日に永遠の眠りについたのです。
享年72歳でした。

生産農家の野中逸雄さんです。
一昨年の10月上旬、稲刈りの取材時に撮影しました。
野中さんは、基本的に自分や家族、親せきや知人のためだけにお米を作っています。
ですから、安全で美味しいお米にこだわるのです。

野中さんの米作りは、2人の息子さんたちに継承されました。
野中さんの米作りを、一番そばで見て、共に『砂田のこだわりれんげ米』を育ててきたお2人(右:兄の野中賢吾さん、左:弟の野中剛さん)が、そのこだわりの土つくり、こだわりの無農薬栽培をそのままで、今年も米作りをしています。

私は、野中さんのこだわりの栽培法と、そのお米の美味しさに惚れ込み、特別に分けていただき、弊社でネット独占販売しています。
私は、野中さんの『砂田のこだわりれんげ米』を、ご飯がごちそうになるお米と呼んでいます。
一般流通のない大変貴重なお米です。

息子さん達だけでの『砂田のこだわりれんげ米』栽培は、父の栽培方法そのままで今年も順調に育っています。
今の時期は田んぼの水を抜き、しっかりと根を張らせる時期です。
令和2年度の新米の発売は、今年も稲刈り後の、乾燥、もみすりを終えた早くても10月下旬よりの販売となります。
もちろん今年もそれまでの栽培の様子は現地取材してまたご紹介いたします。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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