FLC日記 2020年8月9日(日) くもり時々雨
今年(令和2年度)は、弊社の大人気商品『太秋柿プレミアム』がかつてないピンチを迎えています。
熊本の旬の食材を販売する、「FLCパートナーズストア」では、今年(令和2年度)も「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』をネット独占販売いたします。


毎年、10月10日前後に初出荷をしてきました。
すでに楽しみにしていただいているお客様からは、初回出荷分でたくさんのご予約を頂戴しているほどの大人気商品です。

こうして順調に育っているものもあります。
しかし、長年現地取材をしてきた私がかつて見たことのないほどのピンチを迎えています。

「古川果樹園」さんでは、毎年この時期に着果した太秋柿の約6割を摘果して落とし、残りの4割を大事に育てます。
この写真は摘果して落としたのではなく、あの長雨のせいで落ちてしまったものです。

摘果作業を施し落としたものなら、剪定ばさみでヘタの上の枝ごと切り落としますが、ご覧の通りヘタだけが残り太秋柿の果実だけが落ちているのです。

足元にはおびただしい数の太秋柿が実る前に落ちていました。
現地取材をし、異変に気付いた私はすぐさま「古川果樹園」さんのご自宅をたずねました。

「笠さん!柿園ば見てきたとだろ?今年は太秋柿はいかんばい。今までといっちょん(全く)変わらんごつ育ててきたばってん、あの長雨のせいだろうね。ほとんど残っとらんもん。だけん、もしかするならぜんぜん出せんかもしれんなぁ~。」太秋柿の匠「古川果樹園」の古川孝人さんが肩を落としそう話しました。

「古川果樹園」さんでは、この時期、本来なら摘果と枝吊り作業の真っ最中です。
写真は以前取材した際に撮影したものです。
匠の目で選び抜き残した4割の太秋柿を大事に育てるために実る枝の1本1本をひもで吊るして栽培するのです。

こちらは古川さんの奥様の古川アツ子さんの摘果作業の様子です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、
弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

もちろん「古川果樹園」さんの『太秋柿』の栽培の様子も、もう何年も現地取材してきました。
匠の摘果作業も枝吊り作業も毎年見てきているのです。

しかし今年は摘果作業を施すまでもありません。
こうして、ほんのわずかの太秋柿たちが、ポツン、ポツンと実っているだけなんです。

「本来ならたっかで落とすようなキズのあるとも、とりあえず残しとるとたい。まぁ、商品にはできんだろうけどね!」古川さんはそう話しました。

「FLCパートナーズストア」で販売する太秋柿は、『太秋柿プレミアム』です。
「古川果樹園」さんが大切に育て上げ、丁寧に収穫した中から、選びに選び抜いた“極選”の太秋柿だけを、弊社のお客様用に『太秋柿プレミアム』として出荷いただいているのです。

「笠さんとこのお客さんはあの味ば待っとらすけんな!だけん、どぎゃんとでも良か訳にはいかんけん、俺も25年太秋柿ば育ててきて、こぎゃんこつは初めてだけん、今の段階では何ともいえんばってん、今の現状ば、お客様にはちゃんと伝えといてな。」
今回の取材の最後に、古川さんがそう話しました。

「FLCパートナーズストア」では、今年も「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』をネット独占販売予定です。ただし、本日紹介したようなことで、今期、匠の判断で出荷ができないとなった場合には、中止させていただく旨、予めご了承いただきたく思います。
私はもちろんこれからも、今年の太秋柿の様子を現地取材していきます。
また、このブログできちんと紹介していきますのでよろしくお願いします。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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