FLC日記 2020年8月5日(水) 晴れ
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(令和2年度)も、イチゴの匠「杉本農園」さんの、熊本産高級イチゴをネット独占販売いたします。
「杉本農園」さんが生産しているのは、熊本限定栽培品種のイチゴ『熊紅(ゆうべに)』です。
『熊紅』は、2015年にデビューしたばかりの新しい品種です。
鮮やかな“紅色”と熊本県の“熊”から、『熊紅(ゆうべに)』と名付けられました。
円錐形の割と整った形をしているのも特徴の一つです。
果肉に空洞がが見られるものもありますが、柔らかすぎないしっかりとした食感も人気で、糖度は13度前後と、イチゴとしてはトップクラスです。
こちらは、12月上旬の収穫の様子を取材に伺った際に撮影した写真です。
「杉本農園」の杉本一博さんにいつも取材協力をしていただいています。
「杉本農園」さんは、今年で21年目を迎える、年間を通してイチゴだけを栽培する“イチゴ専用農家さん”です。
一博さんのお父さんの憲治さんと、お母さんの洋子さんが、長年培ってきた経験と技術を、大学で専門的にイチゴ栽培を学んだ、息子さんの杉本一博さんが、さらに進化させ、最高級のイチゴを育てています。
こちらは現在の栽培ハウスの様子です。
イチゴの収穫のころとは全く異なる風景ですが、その様子はまた後日このブログで紹介いたします。
『熊紅』の出荷時期は、11月下旬~4月下旬位までです。
ではこの時期、イチゴがどうなっているかと言うと、こちらの“苗床”で、9月に定植するための苗たちを増やしています。
イチゴは、多年生植物で、親株からランナーで新しい株を増やし、それをハウスに定植し育てるのです。
右にあるのが親株で、ポットで元気に成長しているの定植する子株たちです。
その様子を取材してきました。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、「杉本農園」さんのイチゴ栽培の様子を、もう何年も年間を通して現地取材しています。
この日、苗床では一博さんのお母さんの洋子さんが作業をしていました。
「ハウスで一博に会った?」と洋子さん。
「いえ、直接苗床に来たのでこの後よってみます。今年も良い苗が育ってますね!」と言うと、
「朝からスプリンクラーで潅水(植物に水をあげること)をしたから、雨に打たれてるようになって葉っぱが下向いちゃってるけど、良い苗が育ってるでしょ?早い子は4男までできてるのよ!」と洋子さん。
イチゴの苗作りは、親株から伸びたランナーの先の子株を、ポットの中に固定して根付かせ行います。
それぞれがしっかり根付いたら、ランナーを切って独立した1つの苗になるのです。
こうしてその先端部分を新しいポットに押し付けておくと、そこから根が出てきて1つの苗に育つのです。
写真は親株からの栄養をうけながら、自分でも根をはり、自立できるように、必死に頑張っているところですね。
最初に伸びたランナーから作る苗を長男とするなら、さらにランナーは伸び次男を育て、その次、その次と四男まで作ります。
そうやって、9月中旬に定植する数の苗を、この時期に増やしています。
毎年繰り返される、惜しまぬ手間ひまの苗作りで、あの美味しいイチゴが作られるのです。
今年も「杉本農園」さんの『熊紅』の苗床では、こうして9月中旬に定植を迎える苗たちが、元気に成長していました。
その後、取材した定植をする栽培ハウスの現在の様子(写真)は、明日のブログで詳しく紹介いたします。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「杉本農園」さんの熊本産高級イチゴを今年もネット独占販売いたします。
昨年も大好評いただいた、熊本限定栽培品種の『熊紅』です。
これからも、栽培の様子や成長過程など現地取材で紹介していきます。
今後もこのブログをお見逃しなく!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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