FLC日記 2019年10月15日(火) 晴れ
私の2年目の米作りは、こうして黄金色の稲穂がしっかりと頭を垂れてくれました。
色々あった今年の米作りも、昨日、待ちに待った稲刈りを行ないました!!
熊本県菊池市、菊池水源の原(はる)、伊牟田地区にある、昨年より私が米作りに挑戦している棚田(田んぼ)の昨日の様子です。
絶好の稲刈り日和で、稲穂が実に美しいですよね!
簡単に自己紹介をします。
株式会社旬援隊の代表取締の私こと笠泰紀です。
この写真は、昨年の脱穀作業の際に撮ったもので、弊社の契約農家さんでコンバインを譲っていただいた「岩永農園」の岩永敏行さんに撮って頂きました。
私が運営する株式会社旬援隊の本社社屋です。
熊本県菊池市、菊池水源の山奥にあり、この地で私は会社を運営しながら、農業も営み、自給自足の生活を目指しています。
弊社のネットショップ「FLCパートナーズストア」では、熊本の旬の食材を販売しています。
弊社の契約農家さん(わが家の専用農家さん)たちの、“本物”と呼べる食材に加え、私がこの地で栽培する「オリジナルブランド商品」も販売中です。
ホームページはこちら
株式会社旬援隊の敷地は2000坪ほどで、栗林や畑、キウイ棚、烏骨鶏の鶏舎などがあります。
写真は9月中旬のものでエゴマ畑と栗林です。
15種類の果樹を栽培していて、畑では季節の野菜も育てています。
自らの敷地の他にも、近隣の畑を借りて、エゴマを栽培していますが、田んぼはありませんでした。
昨年から、同じ村に住む農家さんより田んぼをお借りすることができたので、自給自足を目指すからにはと、米作りを始めました。
6畝ほどの小さな棚田です。
写真は今年の田植えの様子です。
田植えから4ヶ月が経過し、今年は、コンバイン(稲刈り機)を使って行う、初めての稲刈りです。
このコンバインは昨年「岩永農園」さんに譲っていただいたもので、実は40年も活躍しているものとのことでした。
こちらは、昨年の稲刈りの様子です。
私の米作り1年目の昨年は、田植えも手植えをして、稲刈りも手刈りをして、乾燥は掛け干しをしました。
田植えの基本と言うのをまずはやってみようと思ったからです。
ただ、1年目の米作りは大失敗でした。
失敗の理由は大きく分けると2つあると考えられました。
1つ目は、田植えの時期が圧倒的に遅かったことです。
本来、高冷地のこのあたりの田植えは、遅くとも6月上旬なのですが、昨年、田植えを終えたのは7月2日でした。
そして2つ目は、この菊池水源の冷たい水を、田んぼに直接ジャブジャブと入れたことで、稲の成長が悪く、おまけに冷たい水のせいもあり、いもち病までが入ってしまったことです。
6畝ほどの田んぼで、小さな粒のお米がわずか20kgほどの収量しかありませんでした。
こちらは今年の9月中旬の様子です。
どうですか!
昨年の反省を活かしてとても順調に育っています。
ただ、この後、台風17号で稲が大きく傾くことになるとは思っていませんでした。
昨日の、稲刈りの朝の様子です。
随分と稲穂が傾いてしまっています。
ほどいところは倒れていますよね!
それは、中干と言って、田んぼの土を乾燥させ、根をしっかりと張らせることができなかったので、こうして倒れてしまったのです。
その倒れた稲を初めてのコンバイン操作で、稲刈りをする技術は私にはありません。
そこで、弊社スタッフの原賀さんの知り合いの、ヤンマーの技術者である西本さんに来ていただき、稲刈りを行ないました。
「このコンバインはおそらく40年くらいになるんじゃないかな。でも、すごく大事に、きちんと整備もしながら使ってくれてたんだろうね!ヤンマーのコンバインをこうして大事に使ってくれてほんと嬉しいねぇ~。もちろん、まだまだ現役でいけるよ。ただ、最新式のコンピュータ制御と違い、手動でやることが多いから、例えるなら、クラシックカーを操縦しているような感じかな(笑)」
西本さんはそう言いながら、巧みにコンバインを使い稲刈りを行なってくれました。
稲刈り経験のある原賀さんは、すぐにコツをつかみ稲刈りを行なっています。
そして私も、西本さんに基本操作から教えていただき、コンバインで稲刈りを行ないました。
エンジンのかけ方、様々なレバーの動かし方、基本的な操作方法、そして注意すべきことなどなど、それらの全てです。
そして、稲刈りしやすいところを残していただき、私の稲刈りデビューとなりました。
今回、私が初めてのコンバイン操作で稲を刈ったのはほんのわずかでしたが、すごく楽しかったです。
刈り終わった田んぼで、もう一度、西本さんの指導を復習しましたので、来年は自分できちんと稲刈りを行ないたいと思います。
西本さんには本当に助けていただきました。
このあたりは手前を流れる井手から、熊本地震の影響もあり水が染み出ていますので、大きなわだちができるほどぬかるんでいます。
でもそこは、さすが技術者!
巧みな操作で見事に稲かりを行ってくれました。
西本さんと原賀さんには本当に感謝しています。
お2人がいなければ、私はおそらく今年も手刈りをしていたことでしょう!(笑)
こうして、私の2年目の稲刈りは終わりました。
現在、収穫した籾を乾燥しています。
収量はその後、籾摺りをしてみないとわかりませんが、昨年より多いことは間違いないと思います。
たくさんの方々の協力もありながら、私が育てた令和元年の稲刈りを無事に終えることができました。
新米を食べるのが楽しみです。
本日のブログは、私の2年目の稲刈りの様子を紹介しました。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
『FLC日記』は「にほんブログ村」の
ランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、
ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
にほんブログ村