FLC日記 2019年9月30日(月) くもり一時雷雨
8月下旬、令和元年度の私の2回目の米作りで、私の田んぼの稲たちも出穂し、元気な花が咲きました。
予定より少し遅くなりましたが、順調に成長しています。
本日のブログでは、令和元年8月の様子を、そして、明日のブログでは9月の様子を紹介いたします。
ここは、熊本県菊池市、菊池水源の原(はる)、伊牟田地区にある、昨年より私が米作りに挑戦している山奥の田んぼの8月下旬の様子です。
棚田の一枚をお借りして、平成30年より、完全無農薬、完全無化学肥料栽培で、米作りを始めました。
8月上旬の様子です。
田んぼへの給水を止めています。
この時期、無効な分けつを止め、しっかりと根を張らせるため中干しを行っています。
正直、もう少し分けつし、苗数が増えてほしかったのですが、やはりここは標高の高い山奥で、日照時間も少ないので、これくらいの株です。
来年は田植え時に株数を増やして、その辺りをカバーしたいと思いました。
ちなみにこちらは昨年の同時期の様子です。
昨年は今年より1ヶ月も田植えが遅く、まだまだ中干しどころではなかったので、田植えを早めたことで、今年はかなり順調に成長しています。
私の田んぼは、菊池水源の最も高い位置にある伊牟田地区の棚田で、ご覧の通り両サイドを森に囲まれています。
ですから、けっして米作りに適した田んぼではありません。
ではなぜ、この地で私が米作りをしているかと言うと、自給自足を目指しているからです。
こちらは「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の本社社屋です。
1500坪ほどの敷地に加え、近隣の農家さんに農地も借り、オリジナルブランド商品として販売するための作物に加え、自らの自給自足のために、様々な作物を育てています。
私はこの地で、自給自足の生活を目指して、様々な作物を育てています。
こちらは、自己消費用の野菜たちの畑と、右は利平栗の栗林、奥の畑は『エゴマ』を栽培する畑です。
(5月上旬撮影)
また、弊社のネットショップ「FLCパートナーズストア」では、熊本の旬の食材を販売しています。
弊社の契約農家さん(わが家の専用農家さん)たちの、“本物”と呼べる食材に加え、私がこの地で栽培する「オリジナルブランド商品」も販売中です。
ホームページはこちら
ここでは、一切の農薬や化学肥料を使用せずに全ての作物を育てています。
「オリジナルブランド商品」としては、自然栽培で育てた『利平栗』(写真)『水源キウイ』『春の山菜』『えごま油』『焙煎えごま粒』『烏骨鶏のタマゴ』などがあります。
自給自足を目指すため、様々な野菜や果物を栽培していますが、主食である「お米」を育てておらず、まだまだ自給自足とは言えなかったので、昨年よりいよいよ米作りにも挑戦していると言うわけなんです。
さて、私の米作りに話を戻しましょう!
この棚田(田んぼ)では、写真中央付近に給水口があり、右手前の方に排水口があります。
田んぼへの水は田んぼの奥を流れる小川から直接引いています。
ここは熊本県菊池市の水の源(みなもと)、菊池水源です。
1級河川菊池川に流れ込む最初の水が流れる場所で、とても清らかで新鮮な水が常にあります。
ただ、お米を作るには少し冷たすぎるんです。
ですから、稲の出穂や開花は、当然水口よりも落水口の方側で最初に始まりました。
この白い糸のようなものがお米の花です。
正確に言えば、今見えているのは雄しべです。
お米の花の開花時間は非常に短く、午前中に開花し、お昼頃には閉じてしまいます。
朝早く、開花の様子も撮影しました。
柱頭にくっついた花粉が発芽し、花粉管を伸ばし、花粉の中の核を子房内の卵に届けます。
そうして受精したお米が大きく成長していくのです。
とまぁ、この8月までは、田植えの時期を早め、冷たすぎる水対策として、給水口から畔なみを立てて、水を循環させてから田んぼへ送り込むなどの、昨年の反省を生かした米作りに取り組み、なんとか順調に育っていました。
もちろん、田んぼの場所によって、出穂の時間差がありましたが、それは想定内です。
しかし、私の2年目の米作りの困難は、9月にやってきたのです。
その様子は、明日のブログで紹介いたします。
お見逃しなく!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
『FLC日記』は「にほんブログ村」の
ランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、
ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
にほんブログ村