FLC日記 2019年9月10日(火) 晴れ
ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、日本有数の米どころ、熊本県菊池市七城町の砂田地区で、土にこだわる匠の農家さん野中兄弟の『砂田のこだわりれんげ米』をネット独占販売しています。


おかげさまで、平成30年度の『砂田のれんげ米(野中さんこだわりのお米)』は、定期購入のお客様分を除けば、白米も玄米も完売いたしました。
令和元年度の『砂田のこだわりれんげ米』(新米)は、稲刈り、乾燥、もみすりを終えた、10月下旬からの出荷です。

こちらは、本日の『砂田のこだわりれんげ米』の様子です。
出穂、開花、受粉を終え、籾がしっかりと膨らみ頭を垂れながら、黄金色に色づき始めています。
本日のブログでは、花咲く様子から、現在にいたるまでを紹介いたします。

8月30日、お米の花咲く頃の野中兄弟の田んぼの様子です。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
もちろん、野中兄弟の『砂田のこだわりれんげ米』の米作りの様子も、もう何年も年間を通して取材してきました。

正確に言えば、昨年の田植えまでは野中兄弟のお父さん(野中逸雄さん)が中心となった米作りを取材してきました。
野中さんは、昨年7月に病で倒れ、闘病生活を送っていましたが、今年1月30日に永遠の眠りについたのです。
享年72歳でした。

昨年の稲刈りの際の野中兄弟のツーショットです。
野中逸雄さんの米作りは、2人の息子さんたちに継承されました。
野中さんの米作りを、一番そばで見て、共に『砂田のこだわりれんげ米』を育ててきたお2人(右:兄の野中賢吾さん、左:弟の野中剛さん)が、そのこだわりの土つくり、こだわりの無農薬栽培をそのままで、今年も米作りをしています。

こちらは8月30日に撮影したお米の花の写真です。
『砂田のこだわりれんげ米』の田んぼでは、この時期、今年も順調に出穂(しゅっすい)した稲穂に、花が咲きました。
この白い糸のようなものがお米の花です。
正確に言えば、今見えているのは雄しべです。

お米の花の開花時間は非常に短く、午前中に開花し、お昼頃には閉じてしまいます。
籾(もみ)はそうやって閉じてしまうので、この白いものは閉じたあとに残された雄しべなのです。

朝早く、開花の様子も撮影しました。
開花している間に、穂の先から、小さな花が咲いて、 葯(やく)から花粉が飛び出します。
柱頭にくっついた花粉が発芽し、花粉管を伸ばし、花粉の中の核を子房内の卵に届けます。
そうして受精したお米が大きく成長していくのです。

こちらは現在の様子です。
左が野中兄弟の田んぼで、右は別の農家さんの田んぼです。
同じように育っているように見えますが、実は栽培方法は全く異なります。

4月下旬の様子です。
野中さんの田んぼはれんげが満開に咲き誇っていました。
れんげは、収穫を目的として育てるのではなく、美味しいお米を育てる大事な土を作るためだけに育てられる、“緑肥”です。
花が咲き終わる、5月中旬、れんげは全て田んぼに鋤き込んでしまいます。

右の農家さんの田んぼでは、牧草を春先までに育てています。
しかし野中さんは、美味しいお米を育てる肥料としてれんげを栽培してきました。
もちろんそれは、野中兄弟も同じです。

野中さんの『砂田のこだわりれんげ米』は、以前は有名百貨店にも卸していました。
しかし、現在は、自分らや家族、親せきや知人のために育てています。
ですから、一般流通はありません。

野中さんの写真と共に、生前よく話されたことを紹介します。
「この砂田地区でも、お米の育て方は様々たいね。裏作でいろんな作物を育てる農家さんも多かたいね。もちろんそれを否定する気は全くなかばい。ただ俺は、自分が美味いお米を食べたかけん、毎年れんげば植えるとたい。」

れんげを有機肥料として使うこだわりの土つくりをした野中さんの田んぼは、野中兄弟が同じように育て、今年も実りの秋を迎えようとしています。
一般流通のない大変貴重な貴重な『砂田のこだわりれんげ米』を、「FLCパートナーズストア」では、特別にお譲り頂き、ネット独占販売しています。
令和元年度の『砂田のこだわりれんげ米』の新米は、10月下旬からの出荷予定です。
黄金色に輝く田んぼ、稲刈りの様子や予約の受付は、このブログでまた紹介いたします。
お見逃しなく!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
『FLC日記』は「にほんブログ村」の
ランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、
ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!

にほんブログ村