FLC日記 2019年3月6日(水) 雨
熊本県菊池市七城町は、日本でも有数の米どころです。


熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年も、熊本県菊池市七城町砂田で野中逸雄さんが育てた『砂田のこだわりれんげ米』をネット独占販売しています。

この地で育つ「七城のこめ」は、“おいしいお米日本一”に輝いた実績を持っています。
平成30年度の「七城のこめ」は、日本穀物検査協定が行う、食品ランキングで『特A』を獲得しました。
なんと、10年連続12回目の受賞です。


七城町の中の砂田地区で育つ『砂田米』は、江戸時代から、美味いお米の代名詞と言われていました!
『砂田米』は、“天下第一の米”と称され、将軍家や皇室への献上米としての歴史があるのです。

野中逸雄さんは、砂田地区にある数枚の田んぼでお米を育てています。
この砂田地区は、その名の通り、砂混じりの田んぼの地区です。
菊池川と迫間(はざま)川の間の地区で、砂の混ざった独特な土壌は、日本一の米を育てます。

しかし、この砂田地区でも、各農家さんによって、お米の育て方は様々です。
こちらは、野中逸雄さんの4月下旬の田んぼの様子です。
そのころ、野中さんの田んぼではこうしてれんげが満開に咲き誇っています。

しかし、れんげは、収穫を目的として育てるのではなく、美味しいお米を育てる大事な土を作るためだけに育てられる、“緑肥”です。
花が咲き終わる、5月中旬、れんげは全て田んぼに鋤き込んでしまいます。

写真は11月上旬のれんげの種まきの様子です。
れんげを育てるには、れんげの種のコストや、多くの手間ひまを要します。
それでも、美味しいお米を育てるために、れんげにこだわり土つくりをしてきました。

野中さんの土つくりは、稲刈りと同時にスタートしています。
稲刈り時に稲ワラを細かく切り田んぼにまいているのです。
時期を見て鋤き込み、そのまま有機肥料とするためです。
野中さんは、稲ワラとれんげの肥料のみを肥料とし、それら以外には何も足さず、何も引かずこだわりぬいてお米を育ててきました。

そんな野中さんのこだわりの米作りを、「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、もう何年も年間を通して現地取材してきました。

冬の土つくりの様子も、お米の種まきから苗床作り(上記写真)、田植え、稲の成長、花が咲き頭が垂れる様、もちろん稲刈りも!
今年の苗床作りも、生産農家の野中逸雄さんと奥様のゆいさん、奥様のお兄さんの吉広満男さん、そして二人の息子さん(賢吾さんと剛さん)で行われました。

一昨年(2017年)の稲刈り時の野中さんです。
今年の稲刈りは、野中さんの姿がありませんでした。
昨年7月に病で倒れ、闘病生活を送っていましたが、今年1月30日に永遠の眠りについたのです。

今年の稲刈り時に撮影した野中さんの息子さんのツーショットです。
野中さんのお米作りを最もまじかで見て、ともに行ってきた二人が野中さんのこだわりの米作りを伝承しています。
ずっとこだわり続けてきた稲ワラとれんげの有機肥料での米作りを今年も行っているのです。

稲ワラの鋤き込み作業は、次男の野中剛さんが行いました。

れんげの種まき作業は、長男の野中賢吾さんが行いました。

野中さんの頑固なまでのこだわりの米作りは、今年も二人の息子さんによって同じように行われています。
現在、野中さんの田んぼでは、今年もれんげが成長しています。

野中逸雄さんが頑固なまでにこだわりぬき、育て続けてきた『砂田のこだわりれんげ米』です。野中逸雄と言う偉大な匠の米作りは、2人の息子さんたちがそのまま受け継ぎ、これからも『砂田のこだわりれんげ米』育てていきます。
もちろんその様子はこれからも現地取材を行い紹介していきます。

野中さん!
私は野中さんの笑顔が大好きでした。
私は野中さんが作り上げるお米が大好きでした。
一切の妥協を許さないこだわりの米作りの様子をずっと見せて頂き、本当にありがとうございました。
これからは、野中さんの米作りへの頑固な遺志を引き継いだ2人の息子さんが『砂田のこだわりれんげ米』生産していきますので、安心して見ていてください。
もちろん「FLCパートナーズストア」では、これからも『砂田のこだわりれんげ米』販売し続けていきます。
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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