FLC日記 2019年1月19日(土) 晴れ
熊本県菊池市は、『水田ごぼう』栽培の発祥の地で、現在もその生産量は日本一です!!
『水田ごぼう』とは、その名の通り、水田(田んぼ)で育てるごぼうです。
田んぼの深くまでやわらかい土で栽培された『水田ごぼう』は、ストレスなく育ちこんなにもまっすぐで大きな見事なゴボウになるのです。
「FLCパートナーズストア」では、「牛島農園」さんが無農薬・無化学肥料の“有機栽培”で育立てた『水田ごぼう』を今年(平成31年度)もネット独占販売いたします。
5月中旬よりの発送予定です!!
こちらは、「牛島農園」さんの『水田ごぼう』の現在の様子です。
トンネル式のビニールハウスで栽培している、早く収穫を迎える『水田ごぼう』たちですが、まだ発芽間もないと言った感じです。
本日のブログでは、水田(田んぼ)でゴボウを作るメリットと、その惜しまぬ手間ひまなどを紹介いたします。
『水田ごぼう』とは田んぼで作るゴボウのことです。
もちろん、お米のように水をはって育てるのではなく、畑ではない水田(田んぼ)で育てるという意味で、この稲の収穫を終えた後、田植えの時期までを使って育てます。
「牛島農園」さんでは、稲刈り時にその稲ワラを細かく裁断し田んぼにまきます。
時期を見て鋤き込みその稲ワラを有機肥料とするのです。
「牛島農園」さんは、40年ほど前から、安全な食を追い求めて、こだわりの有機栽培、減農薬栽培で様々な作物を育てています。
『水田ごぼう』は、農薬や消毒、除草剤も使用しない有機栽培で育てています。
種まき前に田んぼは整地し、さらに畝(うね)を立てます。
「牛島農園」の牛島武文さんが、ごぼうの畝立て専用の機材で畝を立てています。
ちなみに、白い粉のようなものは、貝殻を細かく砕いた自然界から作ったもので、化学肥料ではありません。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
「牛島農園」さんの『水田ごぼう』の栽培の様子も、種まき前の準備から収穫までその全てをもう何年も現地取材してきました。
『水田ごぼう』用の耕運と畝立ては、通常の耕運機とは全く異なる仕組みの機材で深く深く掘り返し行います。
三角になっているベルトの部分が回転し、深く柔らかく掘り返すのです。
畝立ての最前線です。
田んぼの土をこの機材を用い、深く掘り返すと同時に畝(うね)を立てていきます。
掘り返した部分が、下に50cmほどあり、畝が約20cmあるので、70cmくらいの深く柔らかい土の中で、ストレスなく育つので『水田ごぼう』はまっすぐで太く、柔らかくて香りも高い美味しいごぼうになるのです。
11月20日前後に行われる、種まきの様子です。
種まきもまた、専用の機材を用い行われます。
始めて見た時は、私も種がどこにあり、どうやって蒔いているのか不思議でした。
ゴボウの種は、この水溶性のひもの中にあらかじめ巻き込んであります。
それを機材にセットして、押し進むと種が蒔かれるという仕組みになっていました。
種を撒いた後は、このローラーを使って、“鎮圧作業”を行います。
種を蒔いて少し土をかけただけでは、上手く発芽しません。
こうして少し押さえることで種が水を含みやすくなり、土の乾燥も防ぐと言う効果もあります。
種まき、鎮圧作業を終えると、小さなトンネル状のビニールハウスを作り、発芽やその後の成長に適した環境を整えます。
温度と湿度を十分に保つのです。
昨日のブログでも紹介したように「牛島農園」さんでは、収穫時期をずらすため、2パターンの栽培を行っています。
トンネルのビニールハウスと、手前の霜よけの布のみで育てる方法です。
そしてこちらが現在の様子。
専用の畝立て機で立てた畝に、ごぼうの苗が元気に成長していました。
もちろん、除草剤や消毒は一切しないので、雑草も生えています。
現地取材を終え、ご自宅に牛島さんをたずねました。
「ゴボウば見てきたとだろ?まだ寒かけんビニールば開けられんたいね。もう少ししたら、草取りばせにゃんとたい。」と牛島さん。
「水田でゴボウば作ると、夏の間は水ばはるけん、病原菌や害虫がおらんとたい。だけん、農薬ば使わんで育てることができるとばってん、草取りは大変たいね。まぁ、その分しっかり手ばかけて育てるよ。」
「私が大好きなあの味を今年も期待して良いですか?」と言うと、
「ハハハッ!そうね!笠くんも期待しとろうばってん、お客さんも安全で美味しいごぼうを持っとらすだろうけん、一切妥協せず育てるけん期待しとって良かばい!」
牛島さんはいつもの笑顔でそう話しました。
「FLCパートナーズストア」では、「牛島農園」さんの、完全無農薬・完全無化学肥料の有機栽培で育てた『水田ごぼう』を、平成31年度もネット独占販売いたします。
朝採りの新鮮なごぼうを、あえて土つきのままで、美味しさを閉じ込めての発送です。
長いままの300g(写真)と、カットしたタイプの300g、さらには、箱入り2kg、5kgでの販売定です。
現在は、発芽して間もなく、まだまだこんなにも小さな『水田ごぼう』たちですが、「牛島農園」さんの惜しまぬ手間ひまとたくさんの愛情をかけ、有機肥料をふんだんに与えた元気な田んぼでどんどん成長していきます。
成長の様子もまた、現地取材してこのブログでご紹介いたします。
5月中旬より出荷いたします。
水田ならではの、まっすぐで太く、香り高いやわらかい『水田ごぼう』をぜひ一度ご賞味ください!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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