FLC日記 2018年12月24日(月)
晴れ熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年も自社オリジナルブランド商品の、自然栽培で育てた『利平栗』を、毎年ネット独占販売しています。
熊本県菊池市、菊池水源で栽培するこの『利平栗』は、農薬や化学肥料を一切使用せずに育てる安全性と、もちろんその美味しさで、多くのリピート購入のお客様を持つ、大人気商品です。
農薬や化学肥料を使用しない分、しっかり手をかけ育てています。
自然栽培で育てた『利平栗』は、「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)が栽培し、販売する弊社のオリジナルブランド商品です。
これが株式会社旬援隊の本社社屋です。
私(笠泰紀)は、この地に株式会社旬援隊を立ち上げ、自然の中で自ら農業を営みながら、ネットショップ「FLCパートナーズストア」で、熊本産の最旬の“本物”と呼べる食材を販売しています。
「FLCパートナーズストア」で販売している商品は、そのほとんどがここでしか買えないものばかりです。私が育てたものと、契約している匠の農家さんたちが育てた、こだわりの農産物です。
現在は、弊社のリピート率ナンバー1商品の「小春農園」さんの柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』(写真)や、究極の柑橘『せとか』、熊本産『朝採りいちご』、熊本産新鮮野菜、タマゴ、熊本の安全で美味しいお米、お茶などなどを全国のお客様にお届けしています。
↓ ホームページはこちら ↓これは、上の段の畑と利平栗の栗林の一部の現在の様子です。
ここは、1500坪の敷地があり、さらに近隣農家さんに畑を借りて作物を育てています。
私は、自然と共に生き、自ら畑を耕し、さまざまな果樹や原木しいたけを育て、烏骨鶏たちを飼育しながら、自給自足の生活を目指しています。
ただ、この冬の時期はなかなか作物が育ちません。
これは、先ほどの写真とほぼ同じアングルの雪の日の朝の様子です。
この山奥では、冬の間に何度もこうして積雪に見舞われるのです。
さて、『利平栗』に話を戻しましょう!
現在、大きくなりすぎた『利平栗』を、数年かけて切り返しを行い低く仕立て直しています。
その為の研修会が行われるということで、私も参加してきました。
こちらがその様子です。
農協の菊池市の栗部長さん、指導員の皆さんにご指導いただくことになっています。
まずは、栗剪定のポイントをお話しいただきました。
<栗剪定のポイント>
①必ず全園地を剪定する。
※全園地を粗剪定後に細密剪定を行う。
②高くなりすぎた枝は、良い結果母子があっても切る。
※日当たりと風通しの確保。
※した枝から出た新梢の確保。こちらが今回研修で使用される栗の果樹です。
昨年の剪定で、南側の高くなりすぎた枝を切り、新梢を出しています。
今年の剪定で北川の高くなりすぎた枝を切り、全体を低く仕立て直すのです。
まずは、昨年主幹を切った南側の剪定の仕方を教えていただきました。
内向きに伸びている新梢は基本的に切っていきます。
弱い枝は間引きながら、外向きに出た枝に光が当たるよう剪定します。
精密剪定の仕方もご指導いただきました。
その目安として、1m四方の中に、結果枝をいくつ残すかが大事だと言うことでした。
栗の品種によっても異なりますが、7本前後と考えればよいとのことでした。
参加者の中には「収量の減るとば心配して、なかなか思い切って切りきらんたいね。」と話される方もいました。
「選んで残した枝からは、3本の枝が出てきて栗が実ります。すべてではないにしても、そうすることで粒が大きくなり、結果的には今年すぐとは言いませんが収量も確実に増えると思います。」
「精密剪定はできればでもかまいません。やはり大事なのは粗剪定を園全体に施し、樹形を整えることです。そのためには、このように真上に伸びた強い枝は不要と言うことになります。」と話されていました。
こちらは、私が栽培している利平栗たちの園の1つです。私も、全体的に低木にするよう、3~5か年計画でカットバックを行っています。
全ての果樹を一気に切る方法もあるのですが、すでに来年の『利平栗』をご予約頂いているお客様もあり、収量を確保しながらカットバックを進めています。
剪定後の枝の撤去作業について面白い話を聞きました。
この画像にある枝のこぶみたいなもののことなのですが、本日のブログは少々長くなりましたので、その話や北側の剪定などについては明日のブログで紹介することにします。
私が主に栽培している『利平栗』は、管理が難しく、生産量も年々減少している“幻の栗”とも言われる大変貴重な栗です。
とても大きなイガにも関わらず、中に入っているのは、このように大きな栗の実が1つだけ!と言うことが多く、その生産効率の悪さも、栽培農家さんの減少の要因のようです。
ここでも、なかなかたくさんの量は収穫できません。
しかし、しっかり手をかけ栽培することによって、毎年収量も増えてきています。
もちろんこの冬も的確な剪定を施し、来年の秋の大収穫を目指したいと思います。
では、本日のブログはこのあたりで!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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