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デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)

FLC日記 2018年11月22日(木) 雨のちくもり
「この時期は、温度管理と水管理が大事です。徹底して行うことで、デコポンの中に甘さと美味さを閉じ込めるんです。収穫までの最後の仕上げをきちんやっていくことで、毎年変わらぬあの味に仕上げるんです!」
「小春農園」専務の小原将輝さんが、デコポンの栽培ハウスの中でそうお話しいただきました。
デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_16521691.jpg


デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_16545955.jpg熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(平成30年度)も匠の農家さん「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』をネット独占いたします。
写真は、3月下中旬からの出荷予定の『蔵出し完熟デコポン(肥後ポン)』の「不知火」です。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_16574624.jpgこちらは、平成30年度は早ければ12月末から出荷予定の、樹上完熟デコポン(肥後ポン)の『ひのゆたか』です。
正直、見た目による違いわかりませんが、収穫から出荷までは大きく異なります。
一般的に『デコポン』と呼ばれるのは、「不知火」と言う品種です。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17005089.jpgこちらは、今年の1月中旬に撮影した、『不知火』の収穫時の写真です。
もぎたてを食べるとさぞかし美味しいだろうと思うとこですが、『不知火』はそれができません。
この時点ではまだ酸がきついため、収穫後の追熟が必要なのです。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17040675.jpgこちらは熊本限定栽培品種のデコポン『ひのゆたか』の収穫の様子です。
「小春農園」代表の小原正弘さんが、1つ1つ丁寧に収穫を行っています。
『ひのゆたか』は、追熟を待つことなく、こうして樹上で完熟しすぐに美味しく食べることができます。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17064501.jpg毎年恒例となっている、『ひのゆたか』の収穫初日のもぎたての試食の様子です。
小原さんの息子さんで「小春農園」専務の小原将輝さんがもぎたてのデコポンをくれました。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17081363.jpg『不知火』だと、こんなことは絶対にできませんが、『ひのゆたか』は、収穫の時には、糖度と酸味のベストバランスがこれぞ“柑橘王!”の美味さです!!
匠の農家さん「小春農園」さんでは、『ひのゆたか』と『不知火』と言う、2品種のデコポンを栽培しています。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17144868.jpg今年も、至高のデコポンを育てるべく、「小春農園」さんでは、この最後の1ヶ月を徹底した温度管理で最高の味に仕上げていきます。
流通果実としての「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標です。
※「デコポン」は熊本果実連の商標登録のため「FLCパートナーズストア」では、『肥後ポン』での販売となります。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17285630.jpgここは、熊本県山鹿市鹿北町にある、「小春農園」さんのデコポンの栽培ハウスです。
「小春農園」さんでは、大自然に囲まれた山の南側の斜面を利用して、様々な農作物を栽培しています。
デコポンは、ハウスと言えどもボイラーを焚き加温して育てているのではありません。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17321799.jpgハウスはあくまで雨風や冷え込み、そして害虫、病気からデコポンたちを守るための設備です。
また「小春農園」さんでは、あえて雑草をは生やしながら育てる“草生栽培”で作物を育てています。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17340538.jpgこちらは、デコポンの花が咲く5月上旬の写真です。
下草を伸ばすことで、ハウス内に仮に病気や害虫が侵入しても、この草にとどまることが多く、果樹への影響を極力減らすことができます。
また、害虫を退治してくれる良い虫を育てることもできるのです。
伸びた下草は時期を見て刈り、そのまま有機肥料とします。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17350701.jpgさて、現在の様子に話を戻しましょう!
小原将輝さんが、順調に育つデコポンを示しながらお話しいただきました。
「ここまでは、今年もかなり順調に来ています。玉太りも良いですし、この時期の色付きとしては完璧ですね!」

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17361200.jpg「小春農園」さんでは、『デコポン』をこうして1玉1玉吊るしながら育てます。
果実の成長に伴い、枝が折れるのを防ぐためと、デコポンが枝や葉、果実同士でぶつかることを防ぐためです。
収穫までは約1ヶ月なので、本日のブログの最初の方で紹介した商品写真の『デコポン』ほどは、色付いていないのがわかりますか?

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17381808.jpg「将輝さん!先ほどのお話で、「ここまでは」とおっしゃいましたが、これから収穫までに問題が生じることもあるんですか?」と尋ねると、
「この時期から収穫までは、徹底した温度管理です。」と将輝さん。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17385931.jpg「小春農園」専務の小原将輝さんは、大学で果樹栽培を学んだ、言わば果樹栽培のスペシャリストです。
特に『デコポン』に関しては、熊本限定栽培品種の『ひのゆたか』を開発した先生から直接指導を受けた愛弟子です。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17400776.jpg「これからどんどん寒くなるので、温めるってことですか?」とさらに尋ねると、
「逆です!しっかりと寒さを感じさせないとダメなんです。寒さを感じることで、果実の糖度が上がるんですよ。」

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17363383.jpg「寒いからと言って、ハウスを閉めきったりすると、結露して収穫前の『デコポン』が、果実の根元から、次々にボトボト落ちていくんですよ!」と将輝さん。
「え?そんなことがあるんですか?」と言う私に

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_173720100.jpg「笠さん!ここを見て下さい。結露すると、このくぼみに水がたまり、その水分で腐ったようになり収穫前の『デコポン』が落ちてしまうんです。だから、この時期はけっして過保護することなく、しっかりと寒に充てることが大切なんです。」

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17431145.jpg「大切と言えば、来年の花芽が着くこの夏芽もすごく大事です。今年もしっかりと果実を実らせていますが、こうして夏芽がきちんと芽吹くほど、樹勢を保っています。こうして毎年コンスタントに良いものを育てていくことが何より大切ですね!」
将輝さんはそう説明してくれました。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_18120384.jpg「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
「小春農園」さんの『デコポン』の栽培の様子も、もう何年もこうして現地取材を重ねてきました。
写真は、4月上旬の匠の花芽剪定の様子です。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17464916.jpg昨年の同時期に撮影した、親子の匠のツーショットです。「小春農園」さんでは、代表の小原正宏さんの『デコポン』栽培の長年の経験と卓越した技術に加え、息子さんで専務の小原将輝さんが大学で学んだ専門知識によって、毎年変わらぬ美味さの至高の『デコポン』を育てています。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_17564044.jpg本日ご紹介している『デコポン(肥後ポン)』の他にも、今、最旬を迎えている清流の里の『原木(げんぼく)しいたけ』(写真)、『ザ・みかん』、そして、2月には究極の柑橘『せとか』、幻の柑橘『麗紅』、春からは、『幻の白い長生たけのこ』、『山あいの南高梅』、『甘熟いちじく』なども栽培していて、いずれも“本物”と呼べる食材で、全て「FLCパートナーズストア」でネット独占販売しています。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_1813752.jpgその中でも、ダントツの人気を誇るのが、この『デコポン(肥後ポン)』です。
黄金比と呼ばれるベストバランスの、糖度13度以上、酸味1.0~1.2に仕上げられた「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』は、老若男女を問わず、誰もが「美味い!」と思える“本物”の味わいです。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_18011216.jpg「将輝さん!この時期は、潅水(作物に水を与えること)はどうしてるんですか?」と尋ねると、
「この時期になると、果実の肥大(成長)は止まっているので、ほとんど水は与えません。草生栽培で、地面の保湿もできてるし、あまり必要ないですね。デコポンは、果実の成長時に果実が大きくなるにつれ酸が下がります。そのころの水を管理して大きさを整えていくのですが、これから収穫までの温度管理で糖を上げることも重要なんです。」

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_18021013.jpg「今年も全国のお客様が楽しみにされてると思いますが、誰よりも楽しみにしているのは私なんです!ですから、最後の仕上げよろしくお願いします!」と言うと、
「お任せください!」と、自信あふれるこの笑顔で答えてくれました。
「小春農園」さんでは、2種類の『デコポン』を育てています。

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_18273238.jpg樹上完熟デコポン『ひのゆたか』と、蔵出し完熟デコポン『不知火』です。
『ひのゆたか』は、収穫後追熟を待たずに、樹上であのベストバランスの糖度と酸味になる特別なデコポンで、熊本限定栽培品種です。(出荷は早ければ12月末~3月下旬まで)

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_18252083.jpgまた、『不知火』は、「小春農園」さんの昔ながらの土壁の蔵で、じっくりと完熟させベストバランスになったものだけを出荷します。
(出荷は3月下旬~6月中旬まで)

デコポン(肥後ポン) 色がつき始めました!匠の水と温度管理で美味しく甘く仕上げていきます!(後編)_a0254656_18302118.jpg「FLCパートナーズストア」では、平成30年度も「小春農園」さんの柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』をネット独占販売いたします。
ただし、完全予約制での数量限定販売です。
まもなく、先行予約の受付をスタートいたします。
これからも、このブログ及び「FLCパートナーズストア」のホームページをお見逃しなく!!

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2018-11-22 18:18 | デコポン(肥後ポン) | Trackback | Comments(0)
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