FLC日記 2018年10月26日(金) くもりのち雨
「熊本イチゴ『熊紅』の花が咲き始めました。ミツバチたちも元気に飛び回って受粉をしてくれています。この時期なら、順調にいけば開花後、40日ほどで収穫を迎えるので、11月下旬には出荷できるかもしれませんよ!」
いちごの匠「杉本農園」さんの杉本一博さんがそう言いながら、定植を終えたハウスを見せてくれました。
熊本県山鹿市の「杉本農園」さんのイチゴの栽培ハウスに伺いました。
栽培ハウスに定植を終えた熊本イチゴ『熊紅』の苗たちが、とても元気に成長していました。
「杉本農園」さんは、イチゴ一筋、今年で19年目を迎える、まさに匠と呼べる農家さんです。
「杉本農園」さんが生産しているのは、熊本限定栽培品種のイチゴ『熊紅(ゆうべに)』です。
『熊紅』は、2015年にデビューしたばかりの新しい品種です。
鮮やかな“紅色”と熊本県の“熊”から、『熊紅(ゆうべに)』と名付けられました。
円錐形の割と整った形をしているのも特徴の一つです。
果肉に空洞がが見られるものもありますが、柔らかすぎないしっかりとした食感も人気で、糖度は13度前後と、イチゴとしてはトップクラスです。
昨年12月中旬の様子です。
熊本の旬を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
もちろん「杉本農園」さんのイチゴの栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
写真は7月下旬の苗床での苗を育てている様子です。
3日前の朝早く、定植後の様子を取材に伺うと、杉本一博さんは、まだハウスでの作業を始める前でした。
「おはようございます。どうしたんですか?」と尋ねると、
「あえてまだ作業を始めずにいたんですよ。マルチ張りを始めたとこなので、朝早くから今日の作業もスタートしようと来てたんですが、昨日の雨で苗がまだ濡れていて、今触ると折れちゃう可能性があるんですよ。」
確かに、咲き始めたイチゴの花のつぼみも、周りの葉っぱにも水滴が残っています。
大事な枝葉や、咲き始めた花やつぼみを、作業をすることでダメにするわけにはいかないのです。
私は、絶対に苗に触れないという条件付きで、ハウスの中に入れていただきました。
すると、しっかりと開花している花もありました。
「いつ頃から咲き始めたんですか?」と尋ねると、
「定植を終えた9月下旬には早いのが咲き始めていましたよ。でも、10月13日までの花は、全て摘花しました!」と杉本さん。
「え?それはどうしてですか?」と尋ねると、
「その時期の花に実をつけると、そちらに栄養が行って、本来しっかりと成長させないといけない新芽が育たないんです。だから、それまでは全て摘花し、そのご咲いた花たちだけを果実まで実らせます。」
「それに合わせて、契約している養蜂農家さんからミツバチたちもつれてきました。今日は天気も良いので、しっかりと飛び廻って交配(受粉)をしてくれるとおもいますよ。」と杉本さん。
イチゴの栽培において、多くの農家さんは受粉をミツバチで行います。
この日、早朝にもかかわらず、早起きのミツバチはすでに後ろ足に花粉をたくさんつけて巣箱に戻ってきていました。
「ミツバチたちも頑張ってくれていますので、そろそろマルチ張りをスタートしましょうかね!」と杉本さん。
「マルチを先に張って、その後ハウスのビニールなんですよね?」と言うと、
「そうですね!いずれもそのタイミングが大事なんで、これから忙しくなりますよぉ~!」とのこと。
それらのタイミングの話もまだまだ紹介したいところですが、本日は少々長くなりましたので、この続きは明日のブログで紹介することとします。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「杉本農園」さんの熊本産高級イチゴ『熊紅』をネット独占販売いたします。
11月下旬より出荷予定です。
「杉本農園」さんの『熊紅』にご期待下さい!
明日のブログもお見逃しなく!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
ホームページはこちら
『FLC日記』は「にほんブログ村」の
ランキングサイトに参加してます。
下のバナーをクリックして、
ランキングアップにぜひご協力下さい。
よろしくお願いします。
スーパー・青果店情報をチェック!
にほんブログ村