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菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)

FLC日記 2017年5月11日(木) 晴れ
熊本県菊池市、菊池水源は、その名の通り水の源(みなもと)にある地区です。
1級河川の「菊池川」の支流に位置し、標高が高く霧深い場所にあり、朝夕や年間を通した寒暖の差で、美味しいお茶が育つ日本有数の茶どころです。
菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_18453146.jpg
本日は、昨日に続き平成29年度の茶摘みの様子の紹介と、生茶から荒茶に加工するお話を中心にご紹介いたします。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_19004338.jpgここは、熊本県菊池市、菊池水源の伊牟田地区にある、川口荘一さんの茶畑です。
私が取材に伺ったのは、5月8日のことです。
今年は熊本県の桜の開花も例年に比べ10日ほど遅かったように、茶摘みのスタートも同じく10日ほど遅くなりました。
とはいえ、そこは匠の農家さんの川口さんです。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_19065765.jpg今年も、鮮やかなグリーンの香り高いお茶を育て上げ、収穫(茶摘み)を迎えました。
茶摘み用の専用機材で摘まれた生茶は、その日のうちに荒茶へと加工されます。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_19094351.jpgお茶の加工は、時間との戦いです。
いかに新鮮なまま加工するかで、お茶の品質も変わってくるのです。
収穫された生茶は、川口さんが所有する茶工場へとすぐに運ばれていきます。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_19210747.jpgこちらが、同じく伊牟田地区にある茶工場です(11月下旬撮影)。
茶畑から茶工場までは、車でほんの3分ほどです。
摘みたての新鮮さそのままで、すぐに加工していくのです。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_19244565.jpg伊牟田地区は、ブランド茶の『菊池水源茶』発祥の地です。
先ほど紹介した茶工場のすぐ近くには、こうして記念碑も建てられています。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_19273412.jpg収穫した生茶は、このプール状の中に集められます。
下の部分はベルトコンベアになっていて、奥へと生茶を送り込む仕組みになっていて、加工が始まるまでは、下からファン(扇風機)で風を送りながら新鮮さを保っています。
最初に行う「蒸す」工程から、「荒茶」に仕上がるまで、全て自動的に移動していく仕組みになっています。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_19382567.jpgそれにしても、摘み取られた生茶の美しく香り高いこと!
ホント惚れ惚れします。
これから、蒸す→葉打ち→粗揉→揉捻→中揉→精揉→乾燥の工程を経て、「荒茶」へと仕上げていきます。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_19461637.jpg最初に行う「蒸す」の工程の器械です。
この「蒸す」の工程で、お茶の味や香りが大きく左右すると言われています。
蒸す時間、温度は、生茶の状態やその日の気温や湿度を匠の判断で決定しするのです。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_19583163.jpg蒸し終えると、この写真の左手前にある葉打ちの器械へとお茶は移動していきます。
その後、それぞれの工程へは自動的に移動していきますが、その間、川口さんはそれぞれの工程の仕上がり具合をチェックしながら、機材のメンテナンスや微調整をひと時も休まず行います。
全工程で、4時間半から5時間を要します。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_20043372.jpg精揉の工程をチェックする川口さんです。
この機会で、最終的に揉み上げ、最後に乾燥させて、生茶が出荷状態の「荒茶」へと加工されるのです。
様々な工程の様子は、以前のブログで詳しく紹介していますので、ぜひそちらをご覧ください!



菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_08091797.jpg今回荒茶へと加工する一連のラインとは別の中揉機があります。
今回は、一般的な『煎茶』を作るための生茶の加工です。
この中揉機は、この地域独特の製茶法で作られた『玉緑茶』や『菊池水源紅茶』を作る際に使用します。

菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_08164636.jpg『玉緑茶』は、お茶の葉がよれておらず、丸いぐりっとした形状の独特なお茶です。
その形状から『玉緑茶』のことを『ぐり茶』と呼ばれることもあります。
清涼感がありさっぱりとした味わいに加え、ほどよい渋みもあり人気の高いお茶です。

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菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_08244976.jpgまた、こちらは無農薬・無化学肥料で育てた、“有機栽培”茶葉使用の『菊池水源紅茶』製造工程の一部です。
有機栽培の紅茶は、かなり厳しい規定があります。
この製造工程の一部は、あくまで生産者ではなくて、委託を受けた加工者として行っています。
製造工程の取材のブログはコチラ!


菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_08341509.jpg菊池水源産、有機栽培茶葉使用の『菊池水源紅茶』は、“有機JAS”のマークがしっかりと入った、無農薬・無化学肥料で育てられたお茶を厳しい基準で商品化した紅茶です。

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菊池水源茶 茶摘みのスタート(平成29年)と生茶から荒茶への加工(後編)_a0254656_08391467.jpg昨日、今日と2日間で、『菊池水源茶』『菊池水源紅茶』の茶摘みと製造過程の様子をご紹介いたしました。
平成29年度の茶摘みは始まったばかりです。
今年もこれから様々な高手を経て、最高級のお茶に仕上げていきます。
「FLCパートナーズストア」では、幻の一品、菊池水源有機抹茶『雲上の白』、人気ナンバーワンの菊池水源『玉緑茶』も含めた、『菊池水源茶』及び有機栽培茶葉使用の『菊池水源紅茶』を大好評販売中です。
下記ホームページよりよろしくお願いいたします。

FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2017-05-11 17:39 | 菊池水源茶 | Trackback | Comments(0)
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