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太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)

FLC日記 2018年2月23日(土) 晴れ
「残す枝は、丸か良か芽のとこば残して先端は詰めてやる(切ってあげる)とたい。こうして何方向かの枝ば残す時は、その後の新芽の展開もしっかり考えて残さにゃんけん、たくさんの判断ば瞬時にしながら剪定作業ば進めよったとこたい。」
太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_17485997.jpg

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_17551289.jpg匠の農家さん「古川果樹園」の古川孝人さんがそう言いながら、『太秋柿』の剪定作業を行っています。
ここは、熊本県山鹿市鹿北町岩野の柏ノ木にある「古川果樹園」さんの『太秋柿』の柿園です。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_17564132.jpg熊本の旬の食材を販売する、「FLCパートナーズストア」では、今年(平成30年度)も「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』をネット独占販売いたします。
今年も10月10日前後からの発送予定です!

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_17592211.jpg『太秋柿』は、梨のようなサクサクっとした食感!ぶどうのような糖度18度をも超える甘さ!で、秋のフルーツの王様と呼ばれています。
その中でも、「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』は、甘さがずば抜けています。
毎年、決まって完売する、「FLCパートナーズストア」の大人気商品です。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18030356.jpg「古川果樹園」さんの柿園は、いつ伺っても、とてもきれいに整備されています。
きちんと手をかけて育てているのが、一目でわかるきれいな柿園です。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18133353.jpg10月上旬の様子です。
柿園全体をネットで覆ってあります。
ここは、自然豊かな里山で、野生の動物や野鳥がたくさん生息しています。
それらは、「古川果樹園」さんの『太秋柿』の美味さを知っていて、まだ青いうちから放っておかないのです。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18085251.jpgまた、このネットは台風などの強風対策としても効果的です。
写真は本日の柿園ですが、お気づきですか?
落葉樹の柿なのに、園内に葉っぱが1枚もありません。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18215291.jpg冬の剪定作業を始める前の1月上旬に、こうしてすべての落ち葉を集め処分しているのです。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18253232.jpgもちろん「古川果樹園」さんの『太秋柿プレミアム』の栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
「落ち葉や枯れ枝のあると、病気になる恐れのあるとたい。良か作物ば育てようと思ったら、やっぱり手間ひまば惜しんだらいかんとたい。」
古川さんがそう話されたことを思い出しました。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18384318.jpgさて、本日取材に伺った冬の剪定の様子に話を戻しましょう!
「下には良か芽のしっかり出る枝のあるけん、この上の古か幹は切ろうと思いよるとたい。」
古川さんはそう言いながら、のこを用い幹を切り始めました。
「良か芽とはどういうものですか?」と尋ねると、

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18422821.jpg「これなんかは、春には良か芽の出て、ピシャット管理していくと、太くて美味か『太秋柿』のできると思うばい。」
古川さんは、そう言いながら私にわかるようにその枝を見せてくれました。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18480613.jpg近づいてのぞきこもうとする私に、
「下りてきてわかりやすく説明するけんちょっと待ちなっせ。」
そう言いながら見せて頂いた枝がこちらです。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18504353.jpg「向こうに伸ばしたけん、むこうに向いとる良か芽ば残して先は摘んでおくとたいね。すると、そこから春には新芽が芽吹いて花が咲いて『太秋柿』のできるとたい。」

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18555217.jpg古川さんの作業はすぐに次の枝に移り、パチン、パチン、パチンと3本の枝にそれぞれハサミを入れました。「芽の向きはわかりますが、“良か芽”とはどういうものですか?」と尋ねると、

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_18592621.jpg「丸くて太なからんといかんとたい。枝の下の方は芽の小さかでしょ?そぎゃんとば残したところで、良か芽は出らんとたい。」
これは私の手で、芽を傷つけないようにそうっと触れながら写真を撮りましたが、確かに丸くて太い芽がありました。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_19030547.jpg「こっちゃん来て残した芽ば見てごらん!」と古川さん。
匠の判断で残した芽は、今にも芽吹きそうな元気な芽でした。
「先ほど、3回ハサミを入れてましたが、枝自体の要不要の判断、残す芽の向き、そして良い芽かどうかを瞬時に判断していたということですか?」と尋ねると、

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_19075534.jpg「あらためて言われると、なんか変な感じばってん、そういうことになるかねぇ~。25年こうして『太秋柿』の剪定ばしてきて、やっと判断を誤ることなく良か剪定のできるごつなったと思うばい。」
匠は、少し照れながらそう話してくれました。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_19152191.jpg11月の収穫の際に撮影したツーショットです。
「古川果樹園」さんは、古川孝人さん、アツ子さんの笑顔の絶えない仲良しご夫婦の二人三脚で、毎年最高級の『太秋柿』を育てています。
それは、お2人による徹底管理と惜しまぬ手間ひま、匠の技によるものなんです。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_19171464.jpg「FLCパートナーズストア」では、今年も「古川果樹園」さんの『太秋柿』を、ネット独占販売いたします。
今年もすでにたくさんのご予約を頂戴している大人気商品です。

太秋柿 剪定作業2018 その1(良い芽を残す匠の判断)_a0254656_19205724.jpg収穫した中から、匠の目で選び抜いた『太秋柿プレミアム』です。
今年も『太秋柿プレミアム』、『太秋柿プレミアム“極”』、『太秋柿プレミアム化粧箱入り』(写真)の3商品の販売予定です。
本日、冬の選定作業で見て、聞いてきたことは、まだまだ紹介したいことがたくさんありますが、本日は少々長くなりましたので、この続きは明日のブログで紹介します。お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀

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by flcps | 2018-02-23 19:25 | 太秋柿 | Trackback | Comments(0)
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