FLC日記 2018年2月14日(水) くもり時々晴れ
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、平成30年度もぶどうの匠「社方園」さんが育て上げた、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』をネット独占販売いたします。
こちらは、昨年もダントツの1番人気だった、5房の3色(黒ぶどう、赤ぶどう、白ぶどう)詰め合わせです。
1粒1粒の大きさもさることながら、その美味さ!その輝き!
口にほおばると、ぶどうの甘味が口の中で爆発する!と言う表現がぴったりの、まさに“本物”と呼べる最高級のぶどうなんです。
「社方園」さんでは、毎年7月7日にその年のぶどうを初出荷します。
本日のブログでは、昨日に続き、ぶどうの匠「社方園」さんの、移植作業と定植作業を、昨日現地取材した様子を紹介いたします。
「社方園」園主の社方武路さんと共に、移植したぶどうの苗木に土を寄せているのは、農業実習に来ている熊本農業高校の福永陽介くん(左)と、井上嵩太くん(右)です。
「社方園」さんのご自宅に、2月7日から泊まり込みで農業実習に来ています。
昨日のブログで、2人が苗木を掘り上げる様子を紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください!
こちらでは、武路さんのお父さんで「社方園」初代園主の社方義武さんが、移植を終えた苗を誘引しています。
「社方園」さんは、親子2代の匠が中心となり、“本物”と呼べる至高のぶどうを育てる匠の農家さんです。
「この子たち(この苗たち)は、H型に仕立てるとたい。今年はまだ実らせんばってん、来年以降のために、ピシャッと誘引しとかにゃんたいね。」
義武さんはそう言いながら手際よく誘引作業を行っていました。
移植や定植の手順を紹介します。
あらかじめ誘引用の支柱を立てておき、その周りを約30cmほど掘り返します。
深さは、根っこの様子や、台木との継ぎ目の具合に応じて変えています。
こちらは、1年目の苗木を定植した後の様子です。
根っこから10cmほどまでは、台木です。
根を張る力の強い台木のぶどうに、栽培するぶどうの苗を接木してあるので、栽培するぶどうが直接根を張らないように、しっかりと土より上に出しておかねばなりません。
掘り返したくぼみに、ピートモスを敷き詰めています。
「社方園」さんでは、ココヤシ粉砕してできたココピート(ヤシガラピート)を使用しているようです。
「ピートモスを敷き詰めておくことで、根の張りが良いんです。それと、根っこは、満遍なく広げて配置することが重要ですね。もちろん根っこが乾かないように、水を与えてから上土をかけんといかんですよ。」
武路さんがそう教えてくれました。
定植を予定していた場所には、あらかじめ堆肥(有機肥料)をたくさん配置してありました。
掘り返した土と堆肥を混ぜながら、しっかりと土をかぶせていきます。
最後に、盛り土をするかのようにして、土を寄せていきます。
ぶどうは、地中の30cmほどまでのところを、水平に根っこが伸びるので、先ほどの根っこより広めに土を寄せておくことも重要です。
1年目の苗木を定植する際も、その手順は同じですが、まだ根っこが細いため、特に慎重に広げてあげなければいけません。
作業をしている福永くんと井上くんに会うのは、この実習期間中で2回目です。
「いよいよ明日までたい!俺はちょっとしか見てないけど、ホントよく頑張りよったたい!実習はどうだった?」と尋ねると、
「正直、きつかったですねぇ~。でも、いろんな体験をさせていただいたので、今思えばあっという間だったような気がします。」とのこと。
実習終了日の明日は、バレンタインデーだけん、彼女に会うとだろ?」と言う私に、福永くんはこの笑顔で答えてくれました。
あまり余計なことを書かずに、このくだりはこれくらいにしておきましょう!(笑)
井上くんは自前のカメラで写真を撮っています。
いい仕事ができたようで、満足げな笑顔です。
「2人が頑張って移植や定植をしたぶどうが実る頃は、またおれのブログで「こうやって移植しました!」って紹介するよ!」と言うと、
「ぜひよろしくお願いします。」とのこと。
二人とも、とても好感の持てる好青年でした。
将来は農業をやるとのこと。
ぜひ、良いものを育て、弊社のホームページで販売させていただきたいと思いました。
移植と定植作業が無事に完了しました。
隣接しているハウスを今年の冬に増設して、このぶどうの苗たちもハウス栽培で育てます。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、「社方園」さんの『山鹿のぶどう』の栽培の様子を、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
ハウスの中のぶどうの苗たちは、水が動き出しいよいよ冬眠から目覚め始めていました。
「社方園」さんでは、これから徹底管理と惜しまぬ手間ひま、そしてたくさんの匠の技で、今年も“本物”と呼べるぶどうを育て上げることだと思います。
私も楽しみでなりませんが、収穫まであと5ヶ月ほどありますので、もうしばらくお待ちください。
これからも、「社方園」さんの匠の技、惜しまぬ手間ひま、果樹の変化や成長の様子など、“本物”と呼べる『山鹿のぶどう』ができるまでを、現地取材しご紹介いたします。
お楽しみに!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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