FLC日記 2018年1月25日(木) 雪のちくもり時々雪

熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、平成30年度もぶどうの匠「社方園」さんが育て上げた、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』をネット独占販売いたします。

こちらは、昨年もダントツの1番人気だった、5房の3色詰め合わせです。
1粒1粒の大きさもさることながら、その美味さ!その輝き!

口にほおばると、ぶどうの甘味が口の中で爆発する!と言う表現がぴったりの、まさに“本物”と呼べる最高級のぶどうなんです。
「社方園」さんでは、毎年7月7日にその年のぶどうを初出荷します。
本日のブログでは、昨日に続き、ぶどうの匠「社方園」さんの、冬の剪定作業の様子をご紹介いたします。

ここは、熊本県山鹿市にある「社方園」さんの、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』の栽培ハウス(ブドウ畑)です。

この辺りはこれから冬の選定作業を行う果樹たちです。
冬の剪定は、昨年果実を実らせた結果枝を切り落とす作業です。
「社方園」園主の社方武路さんが、剪定作業を行っています。

「社方園」さんは、親子2代のぶどうの匠により、“本物”と呼べるぶどうを生産しています。
息子さんで「社方園」園主の社方武路さんが、1本1本丁寧にぶどうの枝の剪定作業をしていました。

剪定作業を施すこの冬の時期は、なんだかとても殺風景なハウスも、収穫前の6月中旬ころには、この様に葉が青々と茂り、ぶどうの果実がずらりと並ぶとてもワクワクする空間になるのです。
「社方園」さんでは、こうしてぶどうがしっかりと色付いたのを確認して、収穫前の最後の作業の袋かけをします。

そして、なんと夏が始まる7月7日に毎年決まって初出荷を迎えるのです。
数ヵ所の連棟建ての栽培ハウスで、収穫のタイミングをずらしながら育て、7月7日から9月下旬までの長期にわたり、最高給のぶどうを出荷しているのです。
写真は昨年も大人気だった赤ぶどうの『クイーンニーナ』です。
毎年7月7日に、黒、白、赤の3色のぶどうをきちんとそろえ出荷できる農家さんは、全国的にみてもそうそうないと思います。

剪定作業の様子に話を戻しましょう!
社方さんがパチン!と言った、とてもいい音を立てながら1本1本剪定を施しています。
この乾いたパチン!と言う音で、きちんと樹勢が保たれていることがわかります。

こちらは、昨年の剪定作業の様子です。
「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、もう何年も「社方園」さんの『山鹿のぶどう』の栽培の様子を、収穫時期のみならず、年間を通して現地取材してきました。

その中で、剪定においては、切る時のパチン!と言った良い音がすると、きちんと樹勢が保たれている証拠だということを聞きました。
切っている枝は、けっして枯れているのではなく、冬眠しているだけです。

ここからは、昨日のブログの続きです。
「笠さんが毎年聞いている剪定のパチン!と言う音に加え、今年はさらに樹勢が保たれていることが私にははっきりわかるんです。」と、社方さん。

「どんなことなんですか?」と尋ねると、
「剪定としている枝は、冬眠しているんですよ。要は生きているってことです。この剪定した枝がずっしりと重いんです。だから、樹勢がしっかり保たれているってことになります。」

「まぁ、それは毎年こうして選定をしている私にしかわからないことですけどね!はっきりと見てわかることもお教えしましょうか!切り落とした枝の色に注目してください。」

「ぶどうの品種によって多少異なりますが、枝の色がイキイキとした茶色をしているでしょ?これもきちんと樹勢が保たれてい証拠になりますね。」
「となると、逆にあまりよくない色はどんなのですか?」と尋ねると、

「ちょうどこれなんかは、あまり樹勢が保たれていない枝ですね。切った時の音が違ったし、他のに比べやはり軽いです。それと色の違いが分かりますか?」

「ほら、イキイキとした茶色ではなく、黒っぽいでしょ?切り口を見ればはっきりとわかると思いますが、おそらくこれは、何らかの要因で傷がついたか、病気の一歩手前ってとこですかねぇ~。」

これは元気な枝の切り口です。
刈れているのではないので、中央に芯があり、薄いグリーンの部分が丸く満遍なく覆っています。
「笠さん!今切った枝の切り口を見てみましょう!」

「やはり手前の方が茶色く変色していますね!」と社方さん。
ぶどうの匠、社方武路さんは、剪定する時の音、切った枝の重さ、それに色を判断し、その枝の健康状態までをも見抜いているのです。

「今となっては、想像でしかありませんが、おそらくこの枝にはぶどうの果実を実らせてないと思います。実らせたとしても、摘房して落としているはずです。」と、社方さん

その様子がこちら!
これは6月中旬の写真で、同じ果樹では同じように色づくはずが、この様に遅れていたので、そのブドウの房ごと落としてしまうんです。

社方さんはいつもこう話します。
「数(量)じゃないんですよ!高品質のものをしっかりと作り上げることが大事です。どのお客様が、いつ食べても同じような美味しさのものだけを作り上げないといけないんです。」
社方さんのその話は、弊社ではきちんと実証されていて、もうすでに今年の『山鹿のぶどう』の予約を多数頂戴しています。

「社方さん!この若い果樹は何ですか?」と尋ねると、
「植え替えるんですよ!人気のシャインマスカットとクイーンニーナを増やす予定なんです。」

「新しいハウスにも植えてますが、このハウスの種類のバランスを変えようと思ってます。今年はまだ実らせませんが、来年からはシャインマスカットとクイーンニーナをもっと出せるようになりますよ!」と社方さん。

「シャインマスカット」とは、皮ごと食べられる夢のような白ブドウです。
『シャインマスカット』は、数ある果物をおさえて、なんと今年も売れ筋ランキングで1位(5年連続)となった、大人気フルーツなんです!!
(日本農業新聞トレンド調査より)

「社方園」さんでは、こうして大人気になるずいぶん前から、その栽培に取り組んできました。
もちろん「FLCパートナーズストア」でも大人気の商品で、「社方園」さんでは苗を植えたり、接木で増やしたりして、さらに栽培数を増やしていこうとしています。

社方さんは、今日もあのパチン!と言う音を響かせながら、剪定作業を行っていると思います。
今年も、7月7日の初出荷に向け、「社方園」さんの惜しまぬ手間ひまでをかける、けっして妥協を許さない、熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』の栽培が本格スタートしました。

ぶどうの匠、社方さんの頭の中には、すでに7月のぶどうが美しく実る姿を、強くイメージできていることでしょう!
これからも、現地取材にてその成長の様子から収穫までご紹介していきます。
平成30年度の「社方園」さんの熊本産高級種なしぶどう『山鹿のぶどう』にも大いにご期待ください!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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