FLC日記 2018年1月23日(火) くもりのち雨時々雪
自然派農業で育てる「小春農園」さんの『山あいの南高梅』の冬の剪定作業の様子の取材に伺いました。
今年も、大きな『南高梅』を実らせるための、匠の技を見せて頂きました。
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(平成30年)も匠の農家さん「小春農園」さんの、『山あいの南高梅(青梅、完熟梅)』をネット独占販売いたします。
有機肥料をふんだんに与え、惜しみない手間ひまをかけ育てられた『山あいの南高梅』は、弊社の大人気商品です。
『山あいの南高梅(青梅)』は、6月上旬からの出荷予定です。
『山あいの南高梅(完熟梅)』完熟梅は、6月中旬からの出荷予定です。青梅も完熟梅も、朝採り手選別の『南高梅』をお届けするため、数量限定の完全予約制での販売です。
今年も、すでに多くのピート購入のお客様から、たくさんのご予約を頂戴しています。
本日は、昨日に続き匠の剪定作業の様子をご紹介いたします。
ここは、熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんの『山あいの南高梅』の梅林のほんの一部です。
自然豊かな山あいの、日の当たる山の斜面を利用して、『南高梅』を栽培しています。
「小春農園」専務の小原将輝さんに、冬の剪定作業の様子を見せて頂きました。
足元を見ると、すでに選定された枝がたくさん落ちていました。
「今朝もそんなに早くから始めたのですか?」と尋ねると、
「それは今日のではなくて昨日のです。昨日(1/18)から選定を始めたんですよ。」と将輝さん。
小原将輝さんは、大学で専門的に果樹栽培を学んだ、いわばスペシャリストです。
「まずは果樹全体を見て、理想の樹形をイメージすることから始めます。満遍なく日を当てることがとても大事なんです。」と将輝さん。
「このあたりは、昨日すでに選定を終えたとこですね!この細い枝に『南高梅』の果実は実るんですよ。」
「毎年しっかりと手をかけて、かなり樹勢も良く、1本1本が大きくなったから大変ですね!」と言うと、
「そうなんですよ!間伐をして1本1本を充実させたので、剪定は1日4本が限界ですね!一度ハサミを入れるともう取り返しは付かないので、きちんと判断しながら、不要な枝のみを剪定していかないといけないからですね!」
こちらは平成27年10月2日に現地取材して際の様子です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
もちろん、「小春農園」さんの『山あいの南高梅』の栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
より高品質の『山あいの南高梅』を育てるために、果樹がそれぞれしっかりと枝を伸ばせるように、間の果樹を間伐したのです。
そんな様子も全て現地取材をしてきました。
剪定作業が始まりました。
「まずはこの様に上向きに伸びている強い枝(徒長枝)を切ります。この枝には今年絶対に果実は実らないし、残しておくとこれにばかり栄養を取られちゃうんです。」
「このような、空間をふさぐ枝もしっかりと根元から切ります。」
「それも徒長枝ですか?」と尋ねると、
「ん~、徒長枝とは言えないかもしれませんね。」
「ここを空けてあげたんです。あのまま残していたら、しっかりと葉も茂り、ここに陽が射すのを遮るんです。全体的なバランスを考えれば、先ほどの枝は不要ってことになります。」
「そこまで終えたら先端を剪定していきます。基本的に先端には強い枝を1本残せばいいんです。この場合、低めに伸ばしたいので、右の枝を残します。」
「残した枝は、今年どの方向に、どれくらい伸ばしたいかを考えて切ります。剪定の基本ですが、上向きに伸ばしたかっらた上の芽を残して切り、下向きだったら下の芽を残して切ります。もちろん左右も同じです。」
「この場合だと、低めに伸ばしたいけど、これ以上は隣の果樹と重なってしまうので、ここからは上に伸びるようにと、上の芽を残して切りました。」
「どれくらい伸ばすかはどうやって決めるんですか?」と尋ねると、
「残した長さに反比例するんです。短く切ることを「強く切る」と言いますが、こうして残したところが短いと、逆に強い芽が芽吹き長く伸びるんです。あまり伸ばしたくなければ、弱く(長く)切ると良いんですよ。」
「これがわかりやすいですね!太い方はこの主となる枝なので、短く切って強い芽を芽吹かせます。細い方はそう長く伸ばしたくないので、長めに切って弱い芽を芽吹かせるんです。」
「なるほど!よくわかりました。」
「最後に、剪定を終えた枝あたりの全体をしっかりと見て、果実が実った時をイメージしながら、重なっている枝を切って果実がぶつからないようにしていきます。基本的にはこの繰り返しです。」
将輝さんは、私に解説をしながら、匠の判断で剪定作業を行っていました。
「今年も花芽には良い蕾がたくさんできていますから、きっと元気な花が咲き誇りますよ!」と将輝さん。
ここでは、毎年2月中旬ごろから咲き始め、3月上旬に満開を迎えます。
もちろんその様子は、今年も現地取材でご紹介いたします。
「今年も「小春農園」さんの『山あいの南高梅』に期待して良いですか?」と尋ねると、
「もちろんお任せください!しっかりと手をかけ、自信をもって出荷できるものを育て上げます!!」
将輝さんは、この日一番の自信に満ちたベストスマイルでそう答えてくれました。
「FLCパートナーズストア」では、今年(平成30年)も「小春農園」さんの『山あいの南高梅(青梅・完熟梅)』をネット独占販売いたします。
「青梅」は、6月上旬から、「完熟梅」は6月中旬からの出荷予定です。
選定作業が終わると、梅の花が開花します。
梅の花咲く姿や、着果後の成長の様子、惜しまぬ手間ひま、匠の技などなど、もちろん現地取材して、このブログで全てご紹介していきます。
「小春農園」さんの『山あいの南高梅』は、今年も売り切れ必至の大人気商品です。
今年の『山あいの南高梅(青梅・完熟梅)』に、ぜひご期待下さい!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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