FLC日記 2017年11月17日(金) くもりのち雨
「今年は、花の時期が遅かったこともあって、例年に比べ色づきがやはり遅くなってるね。収穫も年明けからしようと思いよるとたい。俺たちも、絶対に本当に納得いくものしか出荷したくないけん、今期の初出荷は1月中旬位になると思っとってほしいとたい。」
「小春農園」代表の小原正宏さんが、色づき始めた『デコポン』を見ながら、私にそう話しました。
本日、熊本県山鹿市鹿北町にある「小春農園」さんの、柑橘王こと『デコポン(肥後ポン)』の栽培ハウスに、現在の成長の様子を取材に行ってきました。
熊本の旬の食材を販売する、ネットショップ「FLCパートナーズストア」では、今年(平成29年度)も匠の農家さん「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』をネット独占いたします。
「小春農園」さんの『デコポン(肥後ポン)』は、「FLCパートナーズストア」の数ある商品の中で、リピート率ナンバーワンを誇る大人気商品です。
人気の秘密は、「納得できないものは絶対に出さん!」と口癖のように話す、美味しさへのこだわりにこそあります。
一切の妥協を許さず、とことん手をかけ育てられた『デコポン(肥後ポン)』は、糖度と酸味のバランスが良く、圧倒的な美味しさなんです!
流通果実としての「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会が所有する登録商標です。
※「デコポン」は熊本果実連の商標登録のため「FLCパートナーズストア」では、『肥後ポン』での販売となります。
「小春農園」さんの本日取材してきた現在の成長の様子を、今日と明日のブログにて詳しく紹介したいと思います。
「小春農園」代表の小原正弘さんです。
「笠さんは、毎年見よるけんよくわかるど?やっぱり今年は色づきのおそかばい。」と小原さん。
こちらは5月中旬のデコポンの花の様子です。
熊本の“旬”を販売するネットショップ「FLCパートナーズストア」を運営する株式会社旬援隊の代表取締役の私(笠泰紀)は、弊社で販売するすべての作物の、その栽培の様子農家さんの惜しまぬ手間ひまや匠の技を、年間を通して現地取材しこのブログで紹介しています。
もちろん「小春農園」さんのデコポンの栽培の様子も、もう何年も年間を通して現地取材してきました。
毎年4月下旬から5月上旬にかけて咲くデコポンの花ですが、今年は5月中旬にもまだ蕾のものもありました。
サクラの開花が例年より10日以上遅れたのと同様に、デコポンの花もかなり遅れて咲いたのです。
ハウスの中を案内していただいている時、小原さんの息子さんで「小春農園」専務の小原将輝さんが振り返りこう話しました。
「先日、父とも話したのですが、今年は年内の出荷を見送ろうと思うんです。花が遅かった分しっかりと育て、先に出荷する『ひのゆたか』もベストな時期で出したいんです。」
「小春農園」さんでは、自然豊かなこの地の陽の当たる山の斜面を利用した木造の栽培ハウスで、2種類のデコポンを栽培しています。
一般的にデコポンと称される『不知火』と言う品種と、熊本限定栽培品種の『ひのゆたか』です。
「不知火」は収穫後の追熟が必要です。
収穫してすぐは酸味がきつく、その酸が糖に変わるのを待ち出荷します。
3月下旬か4月上旬ごろからの出荷で、弊社では『蔵出し完熟デコポン(肥後ポン)』の商品名で販売しています。
一方、熊本限定栽培品種の『ひのゆたか』は、『不知火』の様に追熟を待たずして、樹上完熟で糖度と酸味のベストバランスを迎え、収穫後すぐにあの美味さを味わうことができる、特別なデコポンなのです。
こちらは以前収穫の際に撮影した親子の匠の3ショットです。
「小春農園」さんでは、代表の小原正宏さんの長年デコポンを育ててきた豊富な経験と、卓越した技術、奥さまの美子さんの惜しまぬ手間ひま、さらには大学で専門的にデコポン栽培を学んだ、専務の将輝さんの新たな知識が重なり、最高級のデコポンを毎年育てています。
将輝さんは、先ほど紹介した、熊本限定栽培品種のデコポン『ひのゆたか』を開発した先生から、直接指導を受けた愛弟子です。
さて、現在の様子に話を戻しましょう!
「これらは、割としっかり色づいていますね。この子は、毎年早いんです。」と将輝さん。
同じように育てても、それぞれの果樹の特性もあり、早く色づいたり、色づきが遅かったりと様々です。
このように同じように育って見えるデコポンですが、このお2人は、それぞれの果樹の特性を全て把握しています。
それは、惜しまぬ手間ひまの徹底管理によるものです。
「小春農園」さんでは、デコポンの果樹それぞれに、通し番号をつけています。収穫は、複数の方々で行うので、お2人だけでなく、全員が同じ認識で作業が行えるようにするためです。
収穫前に、必ずそれぞれの果樹からサンプルをとり、糖度と酸味のバランスを調べます。
毎年ほぼそのデータは変わらないとのことですが、万が一と言うこともあるので、毎年必ず行い、そのデータに基づいて収穫順を決めているのです。
小春農園」さんの徹底管理や惜しまぬ手間ひま、そして匠の技はそれだけにとどまりません。
こうして、実るデコポンを1玉1玉ひもで吊るしながら育てることも、その1つです。
「これが年明けに色すいたら、絶景になるばい!」
小原さんが写真を撮る私にそう話しました。
以前の収穫の取材時に撮影した、朝焼けに輝くデコポンたちです。
まだまだ本日の取材の様子は紹介したいことだらけですが、本日は少々長くなりましたので、この続きは明日のブログで紹介いたします。
「FLCパートナーズストア」では、今年も「小春農園」さんの“柑橘王”ことデコポン(肥後ポン)をネット独占販売いたします。
今年度は、年明け1月中旬からの出荷予定です。
お電話でのみ先行予約の受付を行っておりますが、ホームページからの受注はもう少々お待ちください。
ホームページでの受注開始予定日は、明日のブログで紹介予定です。
明日のブログもお見逃しなく!!
FLCパートナーズストア 笠 泰紀
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